20日の日曜日、チーム・ウエストウインは熊本で開かれた大観峰耐久レースに出走しました。
今回、チーム編成が後藤・川添・島という、思わず「それいったい何年ぶり?」と聞いてしまったドリームキャスト。あちこちから「後藤君走るの!」「川添君何番手?」「最強コンビで来るのか!」などなどの問い合わせが殺到したそうです。
「もうね、私なんか足を引っ張るだけとしか思われてません」
そうは言えども注目株だからこそ、対戦チームの面々も情報が欲しいのです。これで負けちゃったら笑いものだぞと、ウエストウイン内でも緊張感が高まったとか。
で、結果ですが
「聞かないでください」
「そうはいきませんっ」
まずレース展開ですが、文字通り台風の目となったウエストウインの二編成チームのなかでも、後藤・川添・島組の韋駄天ぶりは想像に難くないと思われます。ここで目を見張るのは後藤、島のドライビングスタイルがよく似ていること。二人ともカウンターを当て振り回すことが得意な、ギャラリー受けするパフォーマンスぶり。同時に他車をどんどん周回遅れにして、島さん曰く
「たぶん軽く10周以上引き離してました」
そこへ小言を入れてくるのが、スプリントでも耐久でもクレバーな走りをモットーとする川添君です。
「島さんっ、ごっちゃんもっ、ルール聞いてないんですか! あんたらそろって減周と罰金ですよっ」
「えっ? 俺なんかやった? 社長もっ?」
この耐久レースでは互いの車両やギャラリーへの安全対策として、コースを仕切るロープラインにタッチしたら周回数減、車両同士の接触は接触した側に罰金というペナルティが課せられるのです。
「あの弟子の走りは師匠譲りだった・・・って、自慢げに紹介できねー」
周回数とスピードレンジでは断トツのウエストウインの二編成のうちの片方、
表彰台になど立てないほどのペナルティと罰金です。
もういちいち話題に事欠かない。欠かな過ぎてまとめきれないので、今回はリザルトまで。裏話編は次回に回します。
それにつけても、後藤君と島さんの走りは、傍で見ていた人たちには見分けがつかなかったとか。へー、往年のウォリアーもやるときはやります。
「まーそうなんですけど、もう対応が追い付かなくて、仕方なくサイドブレーキ引いて、結果大振りの派手目なコーナリングでして」
・・・あらー・・・