職場からの帰宅時、エンジンがかからなくなったらしく、あれこれと操作してどうにかイグニッション出来て戻ってきた霙の話を聞くと、どうやらバッテリーがあがっているようでした。ところが主治医のところに持ち込んだら
「オルタネータも瀕死ですねえ」
まーなんて付き合いの良いクルマたちだこと!
「いつまでかかって降下してるんだ」と思っているのは自分だけだと思いますが、たかが5000キロもされど5000キロで、まだそれだけ、月と地球の往復距離に必要な道のりは残っています。
夢があるのなら。とタイトルしたものの、余計な皮算用をするとろくなことがないので、捨てよう今は辛いから、です。
こんなときに緊急事態宣言が今月末まで延長され、新型コロナウイルスへの対峙もまだまだ続くことになりました。不急不要ではない業務で移動しなければならないものの、他の都県にまたがる仕事なので、なかなか肩身も狭いです。
768800キロを走り切った日に、他者との一切のコンタクトがとれないなんてことだったら、ほんとに辛いだけだけどね。
ジェット機ほどの手間暇はかかりませんからそりゃそうなんですが、それにしても仕事が速いわ主治医とその息子さん。木曜日夜に預け、金曜日に部品発注してもらって、土曜日昼には戻ってきました。実作業には5時間もかかっていないでしょう。ただし・・・どうも今回の故障はセルモーターだけの要因ではなさそうで、あれが絡んでいるらしい。現実にうちのV6‐2500は、1600コンバーチブルのキーでエンジンがかかるのです。
「そうなると、新たに疑っているイグニッションスイッチだけじゃなくて、キーシリンダーそのもののガタつき劣化も怪しいです。シリンダーも交換しないと完治しないかも」
しかし、すると、鍵までもが交換となるから、スペアタイヤのロックナットを解除するのに今の鍵、エンジンかけるのに別の鍵ってことになるのか。
めんどくさいなー。
仕事の立ち寄り先で、1600ノマドの消防指令車を見かけました。これはおそらく、立ち寄った街の位置関係から、2007年に筑西市で出会った2台のうちのどちらかですが、消防のエンブレムは外されていました。車体の所属が消防団に変わっているので、エンブレムは譲渡の際に回収されたのかもしれません。近場で別の街の2000ccの指令車はまだ健在ですので、あと1台のノマド指令車の消息も知りたいところです。このノマドについては、お達者でよかった。
と、いわさきさんからメールが入ってきて、なにやら仕事でスズキの百年史、主にキャリイの変遷を調べているときに、ふとエスクードの項目も目に触れたのだそうです。
「エスクードは単独で開発されたものなんですね。ジムニーは系統図がおもしろくないです」
よーし、うむうむ、よーし。勉強してくれているじゃないのよ。
って思ってる傍からX‐90について
そそそそ・・・その発想はなかった!
それで、一通り参考にしてねとエスクード誕生三十周年企画ウェブのリンクをいくつか送り返したらば、点と点がつながりだしたらしく、
「カプチーノが元々小動物系の顔ですもんね。それに4駆のたくましさを付加した結果ねずみ男感が出てしまった気がします。迷車・珍車扱いされるのはルックスも影響あるかと思いますです。かわいそうに・・・」
という論評に。カプチーノについては、こちらから同時期に出ていたモデルとして引き合いにしてもらっています。
「ついでにエスクードの初代から3代目まで比較して見てますが『整形して顔まるっと変わったから一瞬誰かわからなかったけど、体型は変わってないからそれで君だと判別できたよ』レベルの激変ですね」
あれですね、女性ユーザーでもこういう分析をする人はいなかったので、物書きを目指している彼女らしい、まだスズキについては突っ込んだところにいない人ならではの表現だなあと、ちょっと褒めてあげようと思ったのです。
が・・・
というわけで、彼女のために四世代揃い踏んだ様子をここに上げておきますけど、たぶん見に来ないだろうからまたどこかで、再教育の場を設けなくてはなりません。
四代目ユーザーの皆さん、まずはお怒りの一言をぜひこの場に!
1988年4月10日は「仮面ライダーBLACK」の第27話が・・・27話が
この日、JNN報道特別番組として瀬戸大橋開通のライブ放送のため、ヒーロー番組は休止だったのです。
しかも、スズキエスクードがデビューする約1か月前。僕は逃げも隠れもできないジムニーJA71乗りでした。うわぁ、なんて間の悪い日なんだ(笑)
というわけで、なんか世間では本年4月10日がジムニー50歳の誕生日らしいですが、世の中がそれどころではなくなってしまったのが痛恨事です。あーでも、先月スズキは創立100周年に至ったそうです。勘違いしてました。明治42年という、僕の祖父母と同じ生まれの年に設立されたってことで覚えていた鈴木式織機製作所創業はノーカウントなんだ・・・
BLUEらすかるが4月6日、760000キロを通過しました。月への往復距離、残すところ8800キロを下回りました。地球規模の距離感で言えば、いよいよ対流圏を降下し始めたところで、静止衛星軌道から10か月もかかっているというスローペースですが、バーチャルに宇宙から戻ってきた感が得られています。
「エベレスト山頂だったら地表に届いてるじゃん」という見方もあるけれど、この残る距離を走る楽しみを削りたくないので、淡々と帰還の途に就くことにします。
明日はスーパームーンの満月です。最近流行の英語圏の言葉では、4月の満月はPink Moon(桃色月)、Sprouting Grass Moon(萌芽月)、Egg Moon(卵月)、Fish Moon(魚月)などと呼ばれるそうです。
なんだってこんな浮かれたくなる日に緊急事態宣言なんか出てくるかなあと、正直に言っておいて、世の中の流れに沿わねばならぬと気分を引き戻します。