Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

それから

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それからというか、その後のというか。

ジムニー歴史館がまだ公にされていなかった頃、建物自体、敷地の埋蔵文化財調査なんかやってたくらいでしたか、尾上茂さんにレストアされたTA01Rを見せていただいたのです(この写真じゃありませんが)

その当時は、01Rも歴史館内の隅っこに展示される構想だったのです。

が、もうその後あれやこれやのオールドジムニーがレストアされちゃったものだから、置き場が無くなってしまった。あえなくこのエスクードは歴史館の倉庫入りという憂き目に。

そそそ、そんなんでいいんですかーっ

と懇願したら

いま違うところに置いてるんだよ

という話で、半ば強引に「見にいっちっゃていいですか、いいですよねっ」てな展開になりました。それこそ、それからの件はそのうちに(なんだそのオチは)

 

 

観察眼の実験

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参考までに「ぷらすBLUE」というのは雷蔵所有のエスクードコンバーチブルの通り名です。いろいろとこだわりがあって、規格に従う15インチのホイールを踏襲しています。

さて、この写真で違和感を覚えた人は「通」です。なにか違う。お判りの方はコメントをどうぞ。

と、振ってはみたものの、わかりやすすぎだなこれは。

Survival rate

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乗り鉄と鳥撮りと廃墟探訪で台湾に出かけたマミポコさんから

「日本の古いクルマがいっぱいいるのに、エスクードいないなあと思ってたらいきなり01Rが・・・」

というメールが入ってきて、うーん・・・31年もしてるから向こうでも乗り換えは避けられない時代か。と思っている矢先に、次々と遭遇したようです。

あちらはまだまだ生存確率が高い。マミポコさんが要した概ね3時間、知らない街をそぞろ歩いて、歴代のエスクードを何台見かけることができるか。日本ではきわめてハードルの高い課題になったと感じます。

しかし実際に乗っている身としては、「めっきり見なくなった」などと言われるのも心外。上が2005年、下が2018年と世代交代はみられますけど、少なくともこれだけ現役(少ないか)。世の中にはもっと沢山の歴代が居るはずです。

 

 

 

 

オーバーハング

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河森メカだが「ブチ穴」もある

その昔、「テクノポリス21C」と呼ばれる科学捜査機動警察・・・というよりもはや対テロリスト鎮圧部署と言った方が早い近未来アニメーションがあって、この分署に配備された特殊車両、ロードレンジャーが要所要所で活躍しました。

前席ドライバーズシートをセンターに、助手席2座を後方に配置し、そのキャビンブロックに連結したカーゴユニット内に、捜査・格闘型テクロイド・ブレーダーと、捜査・分析型テクロイド・スキャニーを搭載。レスキュー・重機型テクロイド・ビゴラスを牽引するキャリアを最後部に格納しています。

 

動力はジェットヘリ用ガスタービンエンジン。全長7300mm、全幅3408mm、全高1752mmものビッグサイズながら最高速度は320km/h。主要装備は小型ロケットランチャー、各種小火器、大型投光器、追尾装置、大型拡声器など。キャビンユニットとカーゴユニットはスライド分離し、ステップによる連結状態をとることが可能。このステップ部分には、起動時のブレーダー、スキャニーを載せることになります。

思いっきり長いホイールベースのようでいて、後部座席直後のカーゴブロックは分離できるため、「ここ曲がれないかも」という路地内でもどうにか運用できそうだし、曲がれなかったら格納しているテクロイドを起動し先行させればいいわけです。テクロイドはブレーダーが身長210cm、体重105kg、スキャニーが身長170cm、体重70kg。ビゴラス は身長255cm、体重450kgでさすがに載せきれないので専用キャリアがあるのです。

このため、ロードレンジャー全体のタイヤホイール配置はリア側のオーバーウエートに気を使い、オーバーハングの極力少ない設計。テクロイド2体を積載しても後部四輪が支えるため、前輪側の果汁が抜けることは無いのですが、逆にガスタービンエンジンの重量を前部二輪だけで受け持てるのかなあという心配事もあります。

まあなんであれ積載物とフロント荷重の関係は無視できないトラックやトレーラーの世界観なんですけど、二階堂さん、そのことを「デパーチャーアングルがノーマルよりも悪いので荷台をぶつける」云々としか言わないのは、いささかはしゃぎすぎじゃないですか? 鹿を撃って捕らえた個体を運ぶためだそうですが、ニホンジカの成体だと50~120㎏(概算)。それぞれ一体ずつ捕獲したらば、偶然にもブレーダーとスキャニーを載っけるくらいか。荷台下までフレームは来ているので鹿程度の積載は可能なのかもしれません。いずれにしてもシエラのロングが出るとき、ホイルベースがストレッチされる理屈というのがわかると思います。

 

赤道上空

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かつて月へ送り込まれたジャンボーグ9は、飛行能力を持たないために地球への帰還が不可能となりましたが、地球パトロール隊PATの救援によって事なきを得ました。キカイダー01もまた同様に月面に取り残されたものの,ジローが地球からダブルマシンを送り出したことで帰還に成功しています。

ダブルマシンは、エネルギーが充分に充填されていれば、自力で地球と月を往復できるそうです。すごい、大気圏突破も再突入も可能とは・・・

月に取り残されと言えば、「宇宙兄弟」の南波六太もです。まだ彼らの救助ミッションが本格化していないようで(連載を読んでいないからそろそろなのか?)、月から帰ってくるというのはなかなかオオゴトなのです。

そのような情勢下(か?)、BLUEらすかるは先日、積算走行距離で732800キロを刻みました。月まで行って、地球の赤道上空にある静止軌道まで戻ってきた計算となります。ちょうど10年前、タイロッドがすっぽ抜けるなんて経験してましたが、ようここまで来たものです。

第三者にとってはなんのこっちゃ、な話だと思われますが、やってる側としてはただ事ではないのです。月まで到達した後、余所のエスクードの記録したバッケンレコードを越えるという目標を達成してから、まさに地に足のつかない気分で走行距離を見てきたのですから。しかしイメージの上では、もう目の前に地球がどーんと迫っている距離なのです。

それでも、ここからまだ地表まで36000キロもあります。これねえ、以前だったら7か月もあればどうにかできたんですよ。つまり皮算用してみれば、ひょっとしたらことしの暮れあたりに地球帰還を果たせたはずだったんだよねえ。今のペースだと丸1年はたっぷりかかりそう。来年の暮れまでに帰れるかどうかの鬩ぎあいになります。

再び、このエスクード、何型?

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それを問うならもっと確認しやすい画を出せよと自分でも思うんですが、探したけれど狼駄さんのエスクードときちんと並んでいるBLUEらすかるの写真が、意外にも無いのでした。

で、その解は「実はどちらも3型」です。

盲点だったよ。TD61Wって「2000ccクラスの3型」扱いなのです。

これはその昔、スズキがSSC出版に委託して発行した、エスクード誕生20周年記念誌の年表における、排気量というかエンジン世代での分類のようです。3型に相当するのはTA51W、TD31W後期型、TD51W、TD61W。年式による括りでは1996年式(10月期)からが3型となっています。この頃、1600シリーズは最終モデルの7型に移行し、2000ではV6が廃止されて直4にスイッチ。ディーゼルモデルは2型かなと思っていましたが、ここまでにマイナーチェンジを一度経験していたらしいです。

3型という仕様は、初代ではカタログに現れるマイナーチェンジ以外に、アームの構造などコストダウンが始まる直前の、ある意味最も頑丈でパーツの奢られたバージョンと言われていました。二代目では2型からTDからTLに替わった後、4型への変遷を追跡し直す面白さがありそうです。そして三代目の3型と言えば、中排気量の傑作と言っても良い直4の2400(及びV6では3200)を繰り出しました。それで行くと、現行1400ターボもマイナーチェンジで3型になった?

V6の2500は、二代目で2700のグランドエスクードが登場した時点で「まだ進化の途上にすぎなかったか」と思っていたのですが、3型相当とか言われると、いやいや案外ベストバランスだったんじゃなかろうか? と考え直したくなります。実際初代モデルとしては進化の到達点でもありましたから。それをもってしても、狼駄さんの世代のTDA4Wが有する総合性能の高さにはとても及ばないんですけど。

 

それはもはや達人の域をも凌駕するつぶやき

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これは広報車両です

いち早く四代目エスクード(NA1600)に乗ったふたみさんが、こんなつぶやきをされています。

ラダーフレームを捨て、身軽に進化したにもかかわらず、なんだかんだで初代ベースはすごいと思う今日この頃でした。

どういうことかというと、こういうお話です。

まー、もう良い意味で絶句するしかない。

 

秘訣は法定速度厳守

ふたみさんは乗り換え以前は二代目の1600に乗っていた古参のユーザーさんですが、彼の凄いところはコンスタントにリッター20キロで走っていたことです。

二代目は最も初期型を引き合いに出すとこんなスペック。5ドアモデル5MTで、四代目の初期型と比較してみたら重量で50キロ重いだけでした。そりゃまあパートタイム四駆で日頃はFRだろうし、と言いたいんだけれど、実際、10年ほど前に林道に出かけた折、リッター22キロ出ていたというのだから驚きなのです。

もちろん走らせ方のコツや好みは人それぞれではありますが、エスクードの燃費が悪いのどうのと言う人は、四代目でどこまで燃費を伸ばせるかというチャレンジもするべきですねえ。たぶんふたみさんも記録を更新していくものと思われます。

 

Team WESTWIN Warriors#133

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本日いよいよ、今シーズン第二戦が開かれるTDA。前回はスケジュールの都合で出走できなかった川添哲朗選手も、地道な軽量化を施したTA52Wで参戦です。はてさて車体の補強材を削り落としてどれくらい軽くできたのかが謎ですが、あのハードランニングで影響ないのかも心配です。

一方、エンジンの圧縮が一部得られなくなった後藤誠司選手のTA51Wも、その後の動向が不明です。まさかの展開があるのかないのか、情報待ちです。

そして経過と結果。後藤選手は出走せず(彼もまた会社員だし、子育て真っ最中のおとーちゃんですから)

M16に過給機付きというJB43など遠征車両もにぎわう中、川添選手はいつにも増してノレていたらしく、島監督曰く「横綱相撲でしたね」の優勝。2位、3位にはHANGARSPORTSが繰り出してきたRAV4、CRVの金子選手兄弟が肉薄しました。

「タイトコーナーの入り口で、川添君のエスクードが妙なギア鳴りを上げたんですが、まさかあいつ、神岡ターンでもやらかしたのかな?」(監督)

む? それは検証の必要ありだなあ。

ほんとに悪い冗談か?

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昨年の6月末、BLUEらすかるはエアコンが故障し、その頃東北を覆った悪夢のような真夏日の連日を冷房無しで走らねばなりませんでした。

当然これはその後修理を行いましたが、ことしになって、春の彼岸の頃に異様に暑い日があってスイッチを入れたらば冷えない。なんだとーっと入庫させたら配管の劣化でエアコンガスが漏れていたと。これも即時修理ができたので一安心していたのですが。

先日の雨降りの折、フロントグラスが曇るので室内の除湿をしようとスイッチを入れたら、まあ曇りはとれていくけど、冷えていない。コンプレッサーは動作・停止をできているようだし電圧から見てバッテリーへの負荷もかかっていない。しかし案の定で電動ファンが偏芯したか歪んだかで、回っていない様子。これでガス圧に異常をきたしているようです。

と、ここまでしか自己診断できないので主治医に委ね、電動ファン・モーター類を発注かけてもらったら在庫なんかとっくに無い。

「バックオーダーになってしまいました。メーカーの話だと、こっちに届くのは6月下旬だって」

ろろろ・・・6月下旬っ?

去年の東北であれだぜ。関東は間違いなく梅雨に入っちゃうぜ。暑いばかりか湿度も高いぜ・・・

 

間もなく静止軌道へ

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多少の誤差はありますが、2005年9月(車両の方は1996年のいつの頃か)に走らせ始めたBLUEらすかるは、月まで行って、赤道上空の静止衛星軌道まであと少しのところへ戻ってきました。

こんなふうに、地球は見えるらしいです。

初代のはやぶさは、そこから2時間足らずで大気圏に再突入していきましたが、さてこのあとBLUEらすかるはどのくらいの日数を費やすものやら。