Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

Team WESTWIN Warriors#137

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写真はTDAのイメージ

いよいよ終盤を迎える今シーズンのTDAが10日に開催されます。ヨコハマタイヤのスポンサード演出の一環でか、当日、塙郁夫さんが恋の浦にやってくるとか。塙さんといえば、2020年のダカールラリーに日野レンジャーからカミオンドライバーとして参戦するニュースが話題となっていますが、もとはバハを走ったオフロードレーサー。ヨコハマの計らいだけでなく、島雄司ウエストウイン社長との交友という間柄もあってのことです。

塙さんのことはさておき、ヨコハマタイヤがスポンサーとして久しぶりにそのような前向き行動に出ていくことは注目です。

それというのも、ここしばらく消極的だったジオランダーに対して、トーヨータイヤが積極的なタイヤ開発・投入をしており、少なくともダートトライアルにおいては性能差を埋め、シェアを奪っていたらしい。島さん曰く、

「現場に熱心に通ってきて情報収集していましたから」

実際、ジオランダーが値上げされたことで、ジムニーユーザーの多くがトーヨーのオープンカントリーに鞍替えする傾向もあるようですが、単に「重い」、という評価のトーヨーが、使ってみると意外にもロードノイズが低く、加速性は落ちてもオフロード走行では「なかなか良い」という声を聞きます。

考えてみれば、ベースがクロカン四駆のスプリントダートトライアル競技なんて、九州でしかやっていない(ような気がする)。しかし九州です。北米やら豪州やらまで出かけていくより、ずっとローコストで情報が得られる。

「確かに我々が求めているのは時速150キロレンジで使えるオフロードタイヤですし、そういうレースになっています。トーヨータイヤさんはそこに熱心だったと思います。だからそれに気づいたヨコハマ勢だって、巻き返してくるでしょう」

九州アウトドアオフロードフェス会場より

こう言っては失礼ながら、福岡の草レースに発したTDAが、現場レベルでタイヤメーカーの開発戦略の一翼を担っているという構図は、ちょっと驚きです。実をいうとウエストウインのエスクードをもう一段どうにかするポイントに、「いつまでもジオランダー使ってていいのか?」という疑問を感じていたのです。そこは諸々の事情があるので「使うのやめれ」とは、僕の立ち位置からは言えないのですが。

これ以上のことを書けませんが、今期は低迷せざるを得なかったウエストウインのクルマづくりには、来期はタイヤ側のアプローチが出てくるのかもしれません。

 

気張りや CONCEPT

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ザク・モビルスーツに対して「爪ロボもこんなふうに変わるんか」(わからなかった人にはごめん)と思ったその昔。そのザクが「グフ」という新型機の登場を見たとき、いやそうじゃないと感じていたら、ザクはあくまでザクシリーズの派生世界が出来上がっていきました。でも「ザクⅢ」なんて、誰だこんなのデザインしたバカヤローは。になってしまったという・・・ いきなり何を書いてるんだお前の方がばかじゃねーか(笑)

コンセプトとは言いながらも、これはもう初代デビューの時と同様ほぼ量産モデル。寸でのところで「グフ化」はしなかったようです。うちの娘らはまあ、霰が初代乗りなので「オジロのようなやわいラインの方がいい」と、霙の方が擁護してます。「それにしてもスズキってクラムシェル好きだよねー」とは霰の談。しかしなんだね、室内設計は別として、これなら車体切り張りやれば、JB64のロングもできちゃいそうです。

そんなことを考えていたら、ジオニックに対してソルティックも黙っていないというか、ライバル社の出方はもっと踏み込んでます。これはMOVE系がこうなるのか、名前が復活するというテリオスなのか知りませんが、パネルを閉じたらSなのかDなのかわかんねーというくらい、寄せてきています。リアハッチなんか「跳ね上げ式がいい」という世論をけ飛ばすような構造だし、跳ね上げが好きなら付けといたぜと言わんばかりのルーフコンテナハッチ。

これでDだけでなくTからもリリースということになれば、シェアの奪い合いにハスラーが巻き込まれるのは必至でしょう。それよりも、だんだん訳が分からなくなっているクロスオーバーSUVの在り方に、次第に風穴が開いてきたような雰囲気が感じられます。問題は、これらの市場の購買層がどこにあるのか。若い人が車を欲さないという壁はもはや相手にされていなくて、高齢社会向けマルチパーパスの需要が台頭しているのかも。

しかし「なんでかっこいいセダン(クーペ含む)出ないのよ」とか、「コンセプトを異にした同じ車を用途に応じて使い分けるのだ」とか言ってる我が家に挑戦してくるこれ(笑 かっこわるいそうです) デザインは好みの問題として、1台でなんでもやってくれと言われちゃうと、どうやって切り返したものか。とりあえず仕事が山積してこの期に及んで東北やら東海やらへ行ったり来たりで、近場でやってるモーターショーですが観に行く余裕がありません。

 

ぼーっと生きてんじゃねーよ!

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30年乗ってて初めてだわ

ちょっと病院まで、起き抜けに診察券を出しに出かけてきたのです。

BLUEらすかるもいつものように、いや多少、外気温が下がってきたからアイドリング高いなあと暖気しながら動かしたのです。

補足までに、BLUEらすかるは革巻きステアリング(写真右端)を使っているので、それをご存じの方にもそうでない方にも前置きして・・・

しかしV6‐2500というか、屋根付きのエスクードにはパーキングブレーキ用ロックは付いていないのです。

 

・・・・絶句

ぷらすBLUEのキーじゃねーかよこれ!

 

蛇足までに、ぷらすBLUEは1600コンバーチブルなので、車両盗難防止策としてパーキングブレーキにはロック機構とそれを施錠解錠する鍵が付いております。

なんで普通に走っちゃうかねえ。人車ともにぼーっと生きておりましたよ・・・

Team WESTWIN Warriors#136

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がっで〇

惨憺たる結果となった大観峰耐久レースでしたが、チームウエストウインの面々が「新谷かおるがレース漫画で描く、いかにもな馬鹿集団」だったわけではありません。

その片鱗が乗車車両の選択。レギュレーションとして大差がつかないよう、レンタル制とされたパジェロジュニア(このレースは同車両のワンメーク)は予選順位やくじ引き、ゲームなどで選択権が決まり、逆を言えばそれらをかいくぐって権利を獲得するチャンスが誰にでもあります。

 

くじ引きゲームは、けん玉と知恵の輪だったそうですが、なぜ知恵の輪かというと、これは後藤君の大の苦手ジャンルなのだとか。一方けん玉はだれでも難しいトップに球を載せるルールですが、川添君はあきれるほどの執着心・・・いや集中力で練習を繰り返し・・・

うーん、なんだかやっぱり「新谷風」だなあ。

それはさておきまあまあの選択権を獲得した彼らが第一ヒートで選んだ車両は、ほぼ良好なコンディションだったものの、唯一の見落としが、見た目以上にタイヤが終わっていたらしく、そのせいもあって後藤君は得意の振り回し、島さんはやむなく振り回し(笑)。しかしそれを悟られないようギャラリーの前では涼しい顔で駆け抜け、コースの見えないところで飛ぶわ跳ねるわ全開にするわの勢いで、結果としてばかっ速いクルマに見えてしまうのです。

こうなると、当然このクルマが第二ヒートの車両争奪で一番人気になるわけですが・・・

「島さん、あれタイヤがダメだって言わなくていいんですか?」(川)

「今更あの人気で言えないですよねー」(後)

「まあなー、俺たちが他人に乗られたくないなんて思われるのも癪だしなあ」(島)

第二ヒートで、そのパジェロジュニアがとんでもないことになったのは言うまでもありません。ちなみに島さんたちはジャンプさせて距離を稼ぐ走法についても「他車が怖がるから禁止」をくらったようです。

これだけでもギャラリー受けとしては面白いレースだったはずですが、彼らの側では10何年ぶりに子弟3人そろい踏みとなるので、ウエストウインのユニフォームでもあるそろいのレーシングスーツで威風を見せようとしていたのも事実。

ところが後藤君がそのユニフォームを着てこなかったのです。

じぇんとる✕

「あのですね、ずーっとあれ着て戦ってきたんですよ。尻のところが擦り切れてしまって、パンツが見えちゃうんです」

「そんなの車に乗ってりゃ見えないんだし、外にいる時ゃジャンパーか何かを腰に巻いてりゃわかんないじゃんかよー」

「まさか・・・それでここ数戦のTDA不参戦だったんじゃないだろうな?」

 

いかん。かなりのレベルで新谷かおる漫画に思えてきた・・・

バズってますよねー

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やー、これはステキ!

 

四国の風景がまた素晴らしい。路面電車から撮るとか路面電車と併走するとか、街を走るシーンもあれば完ぺきだったと思います。

そこは負け惜しみでも突っ込むぜ。

コメント欄にだけリンクさせておくのはもったいないので紹介。

Team WESTWIN Warriors#135

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20日の日曜日、チーム・ウエストウインは熊本で開かれた大観峰耐久レースに出走しました。

今回、チーム編成が後藤・川添・島という、思わず「それいったい何年ぶり?」と聞いてしまったドリームキャスト。あちこちから「後藤君走るの!」「川添君何番手?」「最強コンビで来るのか!」などなどの問い合わせが殺到したそうです。

「もうね、私なんか足を引っ張るだけとしか思われてません」

そうは言えども注目株だからこそ、対戦チームの面々も情報が欲しいのです。これで負けちゃったら笑いものだぞと、ウエストウイン内でも緊張感が高まったとか。

で、結果ですが

「聞かないでください」

「そうはいきませんっ」

まずレース展開ですが、文字通り台風の目となったウエストウインの二編成チームのなかでも、後藤・川添・島組の韋駄天ぶりは想像に難くないと思われます。ここで目を見張るのは後藤、島のドライビングスタイルがよく似ていること。二人ともカウンターを当て振り回すことが得意な、ギャラリー受けするパフォーマンスぶり。同時に他車をどんどん周回遅れにして、島さん曰く

「たぶん軽く10周以上引き離してました」

そこへ小言を入れてくるのが、スプリントでも耐久でもクレバーな走りをモットーとする川添君です。

「島さんっ、ごっちゃんもっ、ルール聞いてないんですか! あんたらそろって減周と罰金ですよっ」

「えっ? 俺なんかやった? 社長もっ?」

この耐久レースでは互いの車両やギャラリーへの安全対策として、コースを仕切るロープラインにタッチしたら周回数減、車両同士の接触は接触した側に罰金というペナルティが課せられるのです。

「あの弟子の走りは師匠譲りだった・・・って、自慢げに紹介できねー」

周回数とスピードレンジでは断トツのウエストウインの二編成のうちの片方、

表彰台になど立てないほどのペナルティと罰金です。

もういちいち話題に事欠かない。欠かな過ぎてまとめきれないので、今回はリザルトまで。裏話編は次回に回します。

それにつけても、後藤君と島さんの走りは、傍で見ていた人たちには見分けがつかなかったとか。へー、往年のウォリアーもやるときはやります。

「まーそうなんですけど、もう対応が追い付かなくて、仕方なくサイドブレーキ引いて、結果大振りの派手目なコーナリングでして」

・・・あらー・・・

 

 

 

15年は忘却の彼方

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二度めがあるとはこのとき考えもしませんでしたが、15年前の物差しで言えば、地球から月までの距離を走り切ることは、稀有壮大な話でした。ところがこの頃すでに、エスクードは587000キロという常軌を逸した記録を持っていたのです。

しかも、誰もその個体を見たことがない。唯一、当時その個体を面倒見ていた兵庫県の代理店社長だけがその証人でした。

誰も見たことがないなら、自分で証明するしかないと、月からの折り返しを始めたのが15年前の10月21日。残念ながら先代らすかるでは遂げることができませんでしたが、懲りずにもう一度月まで行って、このバッケンレコードも越えてきたことはご周知のとおりです。

もうね、さっさと大気圏突入したいんですけどね。最近のBLUEらすかるは昨年までと比べてなんとも距離が伸びないもので、年内の帰還はちょっと無理です。

オーラの力

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世間ではいいように言われていますが、こうして出くわした時のなんともな後ろ姿には、正直見とれてしまうのです。

うーん・・・あのとき強硬策で買っちゃえば良かったかなあ。

風味は濃厚?

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インド、マルチスズキによるSuzuki S-Presso

あー、ご本山が「エスクード風味」的なアナウンスをしているから、メディアも丸呑みしてしまうわけです。しかしヨーロッパ方面じゃエスクード・・・ビターラの一言も「語られていません」

全長3,565mm×全幅1,520mm×全高1,549/1,564mm
エンジン:1.0Lガソリン、トランスミッション:5MT/AGS

ジムニーシエラよりちょっと短く(ほぼ一緒)、軽自動車よりわずかに太く、イグニスよりも低い。まさしくハーフサイズというか、エスプレッソの小ぶりな器を表現したディメンション。

だけどこれ、イグニスっぽいというよりも、海外記事が示唆するように、ちょっと前に話題になったルノー・クワッドCLIMBER conceptを意識しすぎた余りの風体。しかもどう見てもルノーの方が洗練されている。

平和なる母の町

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ラパス。とは略称ながら公にも使われているボリビアの首都の名で、平和なる母の町という意味があるそうです。

てなことを現地のおばちゃんたちが解説している紀行番組を見ていたら、いました。路傍のTD01W。日本から出荷された二次三次ユーザーを重ねた余生なのか、北米から販売された現地仕様なのかは、運転席の位置が不明なので確認できません。

ラパスの街をストリートビューで散歩していると、TD11W仕様の左ハンドルなども見ることができます。中身はV6ではなく北米にあった直4の1800かもしれません。二代目もグランドエスクードも見かけます。

この番組では三代目のロング、ショートも走っていました。ラパスは概して標高3600mの街。日本じゃ考えられない薄い空気という環境下でも、エスクード/SIDEKICKは健気に働いています。