Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

さてこれは後継車になるのか

さてこれは後継車になるのか はコメントを受け付けていません

スズキが本格的に「e VITARA」の世界戦略を表明しました。新型車のアピールだけでなく、BEVを世の中で走らせるための充電施設といったインフラ整備にも及び、インドにおいてはその市場環境を多角的に整えていこうとする考えのようです。同社はおそらく、小型車の生産拠点を海外に設け、本国さえもそれを仕入れて販売するシフトへとかじ取りするのかもしれません。国内での軽自動車トップクラスメーカーという看板との両立でしょう。

その流れは今後を注目するとして「e VITARA」。バッテリー型電気自動車という冠をつけた「ビターラ」。なぜわざわざビターラを呼称するのかと言えば、世界的に知名度を持つ商品であるからですが、ハンガリーのビターラとの区別もなされる。一度はハンガリー版を四代目エスクードとして国内投入した経緯があるとはいえ、この発動機の区別が、果たして新しい世代のエスクードとしてどちらに転ずるのか興味が尽きません。

バブル経済末期に、四輪駆動車のニッチな市場を切り拓いた初代エスクードの時代から、ヨーロッパではビターラのネーミングを使用してきたけれど、ニッチな領域から昨今のSUV市場を出現させたことで、エスクードの役目は果たされたのかもしれません。僕は初代エスクードの二年目から「ウルトラスーパーな」エスクード馬鹿になっていますが、その馬鹿さ加減が感じることは、「e VITARA」はその名をもって世界戦略に臨むのだろうと。新しい株が生まれ育って行くのではないかと思っています。

僕ならそうする。

型式の歪曲は看過できぬ

型式の歪曲は看過できぬ はコメントを受け付けていません

モーターファン定番の「~のすべて」がスズキフロンクスを取り上げました。まだ記事はほとんど読んでいません。ですがスズキの今で言うSUVを概略だけ紹介するページが随分と割かれていて、といっても大半はジムニー、エスクード、グランドエスクード等などですけど、エスクードの型式表示が雑。初代から三代目までを「T0〇」として一絡げにしてしまうのは無茶もいいところです。初代だけでも01は1600のことで11、31、51、61(海外には21もあった)の区分けがあります。

二代目も同様で、02だけでなく52も62もある。「0」では片付けようかないうえ、三代目に至っては「0」系は存在しないわけです。車雑誌が、スズキの車種に絞って作っているムック本でこのような煩雑な書き方をするのは看過できません。この誤解を招く型式表記が独り歩きしないと誰が言えるでしょう。特に三代目のユーザーさんは怒るべきです。そこに目が行ってしまって、フロンクスの記事なんか読んでいる場合じゃないのよ腹立たしいのよ。

「ほぼ」週刊エスクードを作る 01

「ほぼ」週刊エスクードを作る 01 はコメントを受け付けていません

年末年始の騒ぎで着手の遅れた下手の横付きを始めました。「作る」などと生意気なことを書いていますが手先は元来不器用ですし眼もついて行かなくなっているので、まともなものは完成しないと思います。そのうえラジアントレッドマイカの車体色をマイアミブルーメタリックⅡ「に、できるだけ近い色で塗り替える」程度のことを「作る」なんて言っちゃっていいのか、な話でもあります。でも素体はTD11W、ここも可能な限りTD61Wに仕上げるのは不器用には辛い作業です。

早速サーフェイサーを吹いたのですが、まずこのマスキングの雑なこと。ヘッドライトやテールランプ部分はもう指先が動かせず霙がやってくれました。そこだけは完璧な防護になっていますが、あとの自分でやった部分はなんだこれな体たらく仕上がりです。

しかもですよ、僕はこの石膏っぽい状態が結構好きで、早くも「これでいいじゃん」な気分。ずーっと昔、「DX‐Xボンバー」を購入したらば赤だったんですよ。赤いのは母艦に搭載されている合体ロボ・ビッグダイエックスの方で、母艦であるXボンバーはつや消しの白なのです。そこで白基調のサーフェイサーを吹いたらなかなか良い仕上がりになってしまって・・・という過去がありました。蛇足的に言うと「レンズマンの宇宙船ブリタニア」には、グレー系のサフを使ったらこれまたうまくプラスチック感が消えて、塗装に至らない経験を多く過ごしています。

まあ、この記事が「ほぼ」週刊ですから、第二回目以降があるかどうかわかりません。それくらい雑でいい加減な作業をしているということをご了承ください。

乙巳(きのと・み) 成長と結実へ

乙巳(きのと・み) 成長と結実へ はコメントを受け付けていません

干支で云うところの巳年の2025年は、暦と方位学的に「乙巳(きのと・み)」に当てはまるそうです。発展途上を示す「乙」と、植物が成長しきった様を意味する「巳」の組み合わせは、辛抱し続けてきたものがそれぞれの人々の歩み具合に応じて成果を見出せる年回りになるのだとか。それぞれの歩みというところで、僕の場合の極めて情けなくも「それしかないじゃん」な事象は、スズキエスクードとの出逢いと長い道のりの始まりに遡れる気がします。

なぜというに、僕がエスクードを手に入れ最初の1台に乗り始めたのが1989年。この年は己巳(つちのと・み)で、巳年だったのです。「己」は田畑のような自然界を喩えており、このときの「巳」には、夏の始まりがあてがわれていました。振り返ってみたら象徴的で、乗り換え乗り継ぎはあったにせよ、36年にわたって初代エスクードにしか乗ってこなかったことには、このような迷信じみた裏があったようなのです。36と言えば、「約数を9個もつ最小の数」で、次は100だそうです。。

20年目の斗折蛇行

6 Comments »

唐代の文学者であり高級官僚であった柳宗元(りゅう そうげん)が綴った「斗折蛇行」という言葉は、北斗七星のような折れ曲がる星座の配置と、蛇の進むが如くうねりを、道や川の続く様として表しています。この言葉と関わるわけではありませんが、彼もまた優秀な役人であったのに、上層部の政変で左遷の憂き目にあった男でした。

人は大なり小なり紆余曲折な暮らしを続けていますが、そのことはさておきうちのスズキエスクードTD61Wは、乗っている自分が言うのもなんですが、これほどこの言葉が似合うエスクードを他に見ない道のりを走り続けています。海外に持ち出された古い個体には、おそらくうちのエスクード並みの積算走行距離を刻んでいる物があるかもしれませんが、少なくとも日本という国内において、あと約50000キロでオドメータがリセットされるような(リセットされるかどうかスズキもわからないと言っているという)個体は無いと思います。

この個体は90000キロ直前で下取りに出された1台でしたが、二人目のユーザーとの出逢いは20年前のことです。これまた自分で言うのかの話ですが「厄介な奴に見つかっちゃったよね」の始まりが、2005年の夏のこと。そこから文字通り「とせつ・だこう」の日々が繰り広げられています。走ったし壊したし壊れたしで、見てくれ以上に満身創痍です。「斗折蛇行」と言いながらも、走らせる意志と走る力が微塵もぶれていないことだけ、この個体の見どころです。

まだまだ行先は各地に折れ曲がって所在し、そこへたどり着く道のりも未踏でうねうねと曲がっているのですが、今年も淡々と走り続けるのみです。

 

遅くなりましたが報告しますと、12月30日夜、急な鳩尾の痛みと嘔吐で倒れまして、県立総合病院に電話をしたら救急外来が混雑しているけれど、来るだけ来てみなさいと。雫さんに運転してもらって駆け込んでみると電話のときのピークは過ぎたのかもともと混雑していなかったのか、すんなり診察に回されました。

ここら辺の経過はほとんど覚えていませんが、あとから情報を加えると、触診とか心電図とかCTスキャンでわかったのが胆石。しかも胆道と胆嚢の接点に確認されステンドを入れて胆道確保の必要アリと。しかし場所が悪く胆嚢を傷つける恐れが出ていてそれやっちゃうと最悪重篤化と脅されたようですが、朦朧としていたのでそのまま内視鏡処置へ。

この頃すでに意識はありません。内視鏡は口から入れられたようで(マウスピース咥えていた)すがあれが体内を蛇行した感覚が無い。←干支的な表現できたよ

この一連のフェイズ進行の最中、胆石は発見場所から砕けて落ちてしまったらしく、ステンド処置も必要なく内視鏡自体も短時間で抜き取られ。朦朧としたまま病室までストレッチャー搬送され点滴の管につながれておりました。

年越しのさ中にお騒がせして申し訳ありません。膵臓も弱ってるってことで診察は続いております。

Gott nytt år 2025

2 Comments »

さわしかのつのおつる

2 Comments »

大鹿の角が落ちて生え変わる頃を「麋角解」と呼びならわします。麋、が大鹿のことなんですが、これはヘラジカのことらしく、そんなもん日本にゃいねーぞと言いたくなる。ずーっと小型化されたニホンカモシカというのは棲息しているけれど、あれはウシの仲間です。二十四節気も七十二候も中国由来だなあと思わされるのはこういうときです。2024年は本日から30日くらいまでが、この「さわしかのつのおつる」の頃に当てはまるのです。

日本には棲息していないヘラジカですが、かつてジムニー1300に「ELK」という限定モデルがありました。「エルク」というのはヨーロッパにおけるヘラジカのことを意味します。北米のヘラジカは「ムース」。北米ではエルクはヘラジカよりは小さなワピチを示すそうです。

「連峰」とか「山脈」を持ってきたジムニーシエラに対して、もうすぐ出てくるロングには「ジムニーエルク」(ヤマとシカで、シエラより小さいのが難点)と呼んだらしっくりするように思います。

まあそうなのよ、ジムニーノマドなどと呼んでもらいたくないからだよ。

 

駆け込みの師走

2 Comments »

この時点ではメーターの撮影をしていませんが、積算走行距離が949300キロになりました。これでなんとか年内には95万キロに届く(んじゃないかな?な)見通しです。とはいえそのペースで走ると社会悪にもとられそうな燃料消費です。長年通っているセルフスタンドの経営者は変わっていますが、以前の会社の会員情報が引き継がれ、今の経営者の割引クーポンと併せて計4円引きになるのはありがたい。さてあと何日でこれを走りきれるか、予想できた方はコメント欄にどうぞ。

議席総数も減らしなさいよ

議席総数も減らしなさいよ はコメントを受け付けていません

燃料に対する段階的な補助金減額が施行され、うちの近所のガソリンスタンドではリッターあたり6円(灯油だと9円)の値上がりが始まります。「車を持っていない人にはその補助金の恩恵が無い」などと寝ぼけたことを言っている朝番組がありましたが、まず物流に打撃、重油を使う生産農家にも打撃、家庭のストーブにも打撃とすべて消費者に跳ね返っていく値上げのラッシュが連鎖するんじゃないかと思うと、自腹で車を使って仕事をしているのがさすがに厳しい。

四駆なんて大飯喰らいでしょ? などと後ろ指刺されちゃいそうで怖いのですが、この記事に使っている写真は2012年夏のもので、当時住んでいた仙台からイベントの開かれる浜松まで走ったときのものです。カタログ燃費リッター10キロですから、今となっては何一つ自慢できないんだけど、600キロ無給油で走れるのです。これは今やってもできるんですが、つわものはさらに870キロを刻んだという事例もありますから、初代エスクードだって捨てたものではないはずなのです。

これほどガソリン車やディーゼル車に鞭を討つ仕打ちは、ハイブリッドや電気自動車を買って経済を回しやがれという短絡的な政治意図なのでしょうか。クルマもまた嗜好品だと言われればそういう面もあるかもしれませんが、風呂はどうなんだ?(いきなりESCLEVから外れた) うちの風呂は灯油でボイラー使うので、フルタンクで170リットルは買っているのです。一昨日、満タンにしておいてよかった。けれども年内95万キロ目標なんて、遊んでんじゃないよとか罵られそう。

それでも手元に手繰り寄せてしまう

それでも手元に手繰り寄せてしまう はコメントを受け付けていません

「エージェント・アンヌ」というスイスのサンモリッチを舞台にした、元諜報員の女性が主役という低予算映画を取り寄せてしまったのです。スパイもののサスペンスだと理解されればそれでいいのだと言わんばかりにその世界観や設定の説明なしに、盗聴器が出てくるハンドガンが出てくるショットガンも出てくる、だけどこれが少しも面白くない。監督はジェローム・ダッシェルってよく知らない人で、主演はアーシア・アルジェント。

あ、この人のとーちゃんの作品だと、大昔に「サスペリア」なんてホラー映画を観てます。がそれは置いといて・・・

ここは中盤のシーンですが、要するにこれだけのためにソフトを購入したのです。ヨーロッパだからグランドビターラでしょうけど二代目ですよ、二代目! 主人公が山村に隠れ住みながら生活の足にしている、これまた何の説明もなく出てくる小道具です。

それにしてもこの監督、封切った2023年にあっては貴重な二代目エスクード(物語も2008年の設定)、なんてこと知らんでしょうからとにかく後ろ姿しか撮らない。フロントデザインが見られるのはわずか3カットだけです。予算が無いからなのか生活感出したつもりか右のテールランプ切れたままだし。映画評論もとことん低い評価なのですが、二代目が出ているなんて珍しいじゃないですか。ってだけのことで手繰り寄せてしまいました。Amazonprimeみられる人なら吹き替え版があります。