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  ~懲りない傾向~

すごもりむしとをひらく

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二十四節気の三番目となる啓蟄です。これを「すごもりむしとをひらく」(蟄虫啓戸)と呼ぶのですが、啓蟄自体は天体の運行と暦の関係から何年周期かでずれが生じ、ここ数年は3月5日(一昨年と再来年は6日)に巡ってきます。誰がどう定義したか知りませんが、古代中国あたりで「春分の日の太陽の角度である黄経度を0度とした場合に345度となる瞬間」をそのように決めたらしい。ことしはその瞬間が本日3月5日 17:07だそうです。

ただし暦の上では、瞬間ではなくここから二週間ほどを啓蟄としており、土の中で越冬していた虫・・・だけではなく小動物たちが覚醒して地上に現れる時期と言われています。だから蟄虫啓戸。この時期、寒冷前線が通過すると春雷もとどろきます。「虫出しの雷」とも言われ、それを合図に虫や小動物たちが冬眠から覚めて活動を始めるということです。土のコースを踏みつけて霜柱にタイヤをとられることも無くなった分、ミミズだオケラだを踏み潰さないようにしないといけませんね。

とか思ってるそばから書いたとおりに南岸低気圧と寒気が待ち合わせしやがって、寒の戻りで何が啓蟄だこのやろー、という雪天です。裏山あたりは日本海側や北の方に比べたら笑われる程度の積雪にしかなっていませんが、寒いものは寒い。この冬の山道は乾燥しきった木の枝に雪の荷重がかかってか、ぽきぽき折れて路上に散乱しています。めんどくさいけどいちいち降りてどかしてきました。うっかり踏み抜くとパンクしかねないのでご注意を。

なんですかその程度の雪降りで!

霙さんから送られてきました。おぉ、幌車活躍しとるなあ。

新潟ほどじゃないけど5日の朝の通勤がどうなことやら・・・

 

幌エスクやフィガロよりも、の結婚34年目

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結婚34年はオパール婚式です。
結婚記念日には、周年ごとに名前が付けられており、結婚34年はオパール(Opal)にちなんでオパール婚式と呼ばれています。と、生成AIが勝手に言うわけです。

へ?・・・〇〇婚というのは15年目以降は5年単位でしか出てこないものじゃなかったのか?

案の定、たいていの結婚式場サイトや宝飾関係サイトを見ても見当たりません「オパール婚」。しかしAIが文言生成したらしい根拠は見つかりました。記念日プロデュースの家とやらが一覧としている「結婚記念日」

・・・確かに34年目にオパールがありますが、解説が何もないではないか!(生成AIのあほんだらーっ)

オパールと言えば僕の誕生石ではあります。でもって子供の頃、ニューギニアの奥地の洞窟内に巨大なやつが眠っていて、悪党の日本人が持って帰ってきちゃうんですが水虫治療の赤外線が誤射され・・・というこわーい記憶があります。

そんな物騒なもの(いやそもそもそれはオパールじゃない)、結婚記念日の周年石にされてもなあ。って笑い話をしたんですが、雫さんには通じませんでした。

祓い清めて一年の切り替え

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日本では2月の初旬に節分と立春が巡って1年の橋渡しになりますが、主にヨーロッパでは2月の終わりにこれが行われ、3月が1年の始まりとなるようです。もともと向こうの暦は古代において1月と2月が無かった。ユリウス暦が出来上がるまでの経緯を書き出すとめんどくさいので、国立天文台の解説が参考文献となります。後に加わる1月は、過去と未来を見つめるそれぞれの顔を持った門の守護神Janusに由来し、2月は災厄を清め払う祭事februareから持ってきたということです。

あちらでは28日ないし29日をかけて、前年に蓄積された悪いものを浄化し、3月から心機一転のもと農耕にいそしんできたのでしょう。我々の住むところとこの時代にあっては年度末が攻めてくるのである意味師走よりも慌ただしいんですが、啓蟄のある3月を控えて農家の方々もゆるゆると動き始めたみたいです。

上の写真、朝起き出したら凄い霧で「あー、少しは暖かくなったのか」と思ったけどなんだか焦げ臭い。縁側からの眺めに違和感を覚えて庭に出たら、近所でやっている野焼きの煙でした。これも土の祓い清めかもしれません。

そろそろ警報

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寒さがいくらか緩んで、裏山のスギ花粉も基地を襲い始めました。僕以外の家族は対策の薬を処方してもらわねばなりません。

僕自身もそろそろ発症するのかなあと思いながら、思い始めてもう10年になります。生まれ育って耐性がついてるなんてことはないよね?

案外自分の都合な前向き駐車

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出かけた先の駐車場で前進してクルマを停めるか後退で駐車ブースに入れるかで、日本と欧米では典型的に違いがあるという「それはこういうことらしい」の、一年くらい前の記事が「なるほどそういうことでしたか」と面白かったのですが、巷の話を耳にすると「欧米の駐車方法は安全面でも古臭い」といった声も聞かれます。言われてみるとサービスエリアではほとんどが前向き駐車となるよう誘導されています。

ですが、なぜか近所のスーパーマーケットやファミレスに行くとそうでもない。駐車場所の配置のせいとも思えないのですが、来客は8割が後退でブースに停めている。昨今ハッチバックのクルマが多いし荷室に買い物袋を入れるのに便利かなと考えるも、そういうお客はあまりいない。つまるところ「そこから出庫させるときに合理的で安全」という考えが浸透しているみたいです。僕は頭から入れてしまうのですがこれは欧州かぶれしていた親父の教えでした。

曰く「安全確認なんか当然の話で、バックで出す方がハンドルの切れ角を大きく使える」という、狭いブースから出るときの親父の「俺様理論」によるものです。

「なんで頭から入れるの、出るとき危ないじゃない」と、親父に対して一世代下がった家族からは言われるわけです。が、何でと言われてもなあと説明する術がありません。そうか俺の駐車方法は古臭いのか・・・と思っていたら

近所のコンビニだと来客全部が前向きに車入れてるじゃねーかよ!

諦めの悪いやつ

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「スーパーマーケットまでは走れたんだけど、買い物終わって帰ろうとしたらエンジンがかからないっ」

雫さんから救援要請電話がかかってきて、帰宅途中の僕は現地に急行。セルは回るけれど始動しない。エンジン警告灯は点灯しているけれどバッテリー警告灯は光っていない。念のためにブースターをつないでエンジンを蹴飛ばし再始動させて主治医のところへ持って行きました。

「これってひょっとしてバッテリーあがりじゃなくて、クランク角センサーか何かの故障でしょうか?」

「おそらくそれだと思います。アクセル踏んでも加速が悪いとかありました?」

「ありましたありました。何かすねてるなーって・・・」

見当どおりでクランク角センサーが壊れていましたが、さらにクーラント漏れが起きていてラジエターコアがもう寿命だとの診断。さて日産車の部品は潤沢に出るのか? だめだったら・・・水戸にいい感じに蓮田さんの向こうを張れる四駆の白い初代ハスラーが出ていたり、古河ではいまどきそんな上質のと言える濃緑色の二駆の初代ハスラーか出ていたり・・・したのですが、部品が出たので修理依頼となりました。そのほうが最安値だったよちくしょー(笑)

干支供養の日

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干支を供養するという行事が愛知県瀬戸市で毎年2月11日に開かれているそうです。前年に家運を護ってくれた干支の置物を供養し土に還すという趣旨で、同市に所在する陶磁器メーカー中外陶園が主催するもので、「土」の字を分解すれば「十」「一」になるので正月が過ぎてからのこの日に供養祭を行うのだとか。あっ、そういうこと(主催者が陶磁器メーカー)ですから、干支の置物といっても陶磁器製品以外は受け付けていないようです。

干支の置物といえば、うちにも鋳物の製品が12体あるんだけれど、昔は床の間にその年の干支として一年間飾っておりましたね。今は家族の干支の分しか出さないので十二年に一度きりの飾りつけになってしまいました(めんどくさがるなよ)。あれで殴られたらほんとに痛いじゃすまないずっしりしたもので、1体ずつ桐箱に入っているので収納片付けはしやすいけど嵩張ります。だけど鋳物じゃこの供養祭では受け付けてくれない(笑)

干支の小物といえばあいつらが揃っています。これも樹脂と磁石の製品だから供養祭には出せないのですが、処分するつもりもないから末永く愛でてあげることにします。

 

それでも泣けてくる支払い額

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1月末の給油のときのものです。BLUEらすかるΩの給油が25日で、こちらが29日。単価は上がっているかと思ったら1円安くなっていてくれました。レギュラーガソリンの小売価格は1ℓ174円。ENEOSアプリとスタンドのクーポン併用で4円引きになっています。この当日ごろ、茨城県内はセルフで177円の全国平均単価で、46都道府県(沖縄県が統計に含まれていない)第14位でした。トリップメーターの写真を撮り忘れてしまいましたが、512キロ走っての給油です。

リッター11キロにわずかに及ばず苦笑いしてます。TD61Wは4ATしかない車種で、BLUEらすかるについて言えばガード類による重量増やタイヤの大径化などで燃費を出すには条件が良くないけれども、カタログ燃費(リッター10キロ)を上回れているのでそこが免罪符。それでもこの支払額はとほほです。とほほ・・・とはいえ46位の高知県が199円に及んでいたのを知ると、しょーがないかとレシートを握りしめております。同日1位の和歌山県より1円安いとかも慰めです。

そろそろお役御免・・・と言えない愛着

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一番太っていた(今でも太いですよ)頃に買ったエドウィンもこの有様です。当時に比べれば程度問題程度にウエストの数字は小さくなっているので、こいつはベルトをさしてもずり落ちてしまうし、厚着をしてそれらを詰め物にしないと履けないくらいでかいサイズ。夏になったらひざ下を切り飛ばして半ズボンに・・・しようがないのです。新しいのを買えば済むことなんですが、これはこれで、寒いけど捨てられないから僕は断捨離下手な男なのです。

この膝、二年前にも扱っているんですが、だいぶ裂けましたねー。

どうせ呼ばれるだろう「ジムノマ」って

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乗ってもいない車のことなんか書ける材料ありませんが、巷の声は「遂に」よりも「エスクードノマドを思い出す」方が多い感じがして、ジムニーノマドのサブネーム効果は抜群です。スズキは長年これを作り出したかった。ここまでTD01Wに寄せてくるとは、スズキとしも理想のパッケージのはず。ジムニーから生まれたものはジムニーに還るということに、僕なんかは悲喜こもごもなのです。いやまあ「喜」の部分はあんまりないんですけどね。

NOMADEという言葉は、スズキでは1990年に商標登録していて、エスクードのロングモデル登場時に初めて世に出ているわけですが、登録時の表音は「ノメード」で、ひょっとすると「ノマド」表音の別な登録商標と被ったのかもしれません。そのあたりは邪推に過ぎませんが、エスクードにノマドのサブネームが付いていたのは案外短く、TD51Wや61Wが出てきた96年には廃止されています(この記事は間違い)。しかし商標自体は更新されてきたことで、ジムニーに活用されることになった。まー昨今の言葉略し文化的には、あっという間に「ジムノマ」なんて呼び方をされるんでしょう。ついでだからその際シエラは「ジムシー」←あのキャラが浮かんでしまう。

茶化すのはここまでとして、珍しくも二階堂裕さんがジムノマよりもエスクードノマドを褒めています。命名者は鈴木俊宏社長だそうな。エスクードのフレーム車体廃止を止められなかったことへの後悔がジムニーノマドの原点ということだそうで、そこはリップサービスだと感じるんですが、ほんとに書くの?エスクードを絡めたJCJ本(少なくとも一年半後に出すプランらしい)。エスクード本については一回ウソつかれているし、この路外軌道帖記事に使っているエスクードもノマドじゃないしで、先行きあてにはなりません。

ところで各車の室内長×室内幅×室内高(mm)

ジムノマ
1910×1275×1200
シエラ
1795×1300×1200

ハスラー
初代
2160×1295×1250mm
二代目
2215×1330×1270mm

エスクード(初代1600)
TA01W 1595×1275×1240mm
TD01W 1680×1310×1280mm

この数字をどう見るかは手にする人それぞれの印象と実感になると思いますが、エスクードのノマドの室内幅でも、二代目エスクに乗ると初代は「狭さ」を体感しました。ハスラーの二代目は数字だけならグランドエスクード並みです。室内高は210mmの最低地上高を確保しての相殺と思われます。世間では「4人乗ることはあまりない」という論評なので、そんなに窮屈さは感じないのかもしれません。しかしジムニーもいよいよ「都市型四駆」におさまっちゃうことを誰も言わない。

と思ったら注文受付停止とはみっともない・・・5万台のバックオーダーを読み違いするというのは、嬉しい悲鳴どころか能天気過ぎの経営です。しかしうがった見方をすると、こういうのって例のウイルス攻撃と似たり寄ったりで、スズキにとってはいい迷惑なんだろうなあ。口が裂けても迷惑とは言えないでしょうけど。