蒸し暑くても焦げるほどの暑さでも、暦の上では夏にひと区切りがついて立秋なのです。
そんなわけねーだろうと昔の人に苦言を呈すれば「暑さ寒さも彼岸まで」と切り返されるのがオチです。要するに夏真っ盛りなんですが、風情を愉しむ心持ちも無くてはならないということなのでしょう。
もうちょっと頑張れば盆休み。熱中症にお気をつけてお過ごしください。
かんむり座に位置する「かんむり座T星」で新星爆発が生じ、平時は10等星程度の明るさが2等星レベルまで強まり、短い期間ながら肉眼でも視認できる・・・
というニュース記事なり天文愛好家のブログなり天文台のお知らせが、この春から不定期に同じテーマとして取り上げられています。さながら真夏の夜のロシアンルーレット饗宴のよう。
そんなわけで7月末から遡ってあっさり飽きたので、2024/04/05と2024/03/21まででやめときました。こう見ると遡った限りでは(取りこぼしだらけなのは認める)CNNの記事が最も最初(の方)のようです。笑っちゃいますがその次の4月5日は・・・僕の書いたブログです。これらはきつと「9月までに随分間があるけれど、記事化する前に新星爆発しちゃったら負けだ」と、皆同じようなつもりだったんでしょうね。
一方で「こういうのは早い者勝ちだっ」という、実は気の小さいやつがうちの記事だったんですが、もろにロシアンルーレット不発の第一号です。それもくやしいので「爆発したら書けばいいじゃん」と思って用意していたのが、ウルトラマンダイナの「君を想う力」という物語の一幕。これは小川村の天文台で超新星爆発を発見しようと観測を続ける天文家と、その幼馴染であるスーパーGUSTのユミムラ・リョウ隊員のエピソードで、ダイナ傑作選のひとつでした。
何をどう書いていくかも考えていたんですが、今回リンクが多すぎでそこまでダイナを書き込める余地が無くなっちまいました。
土潤溽暑。夕立を超えた夕立が続き、この雨降りまではまあもう蒸し暑いどころではない大暑の日々です。これでほんとに立秋来るのか? な陽射しで、夏休みも盛りと感じながら常磐道でよく見かける路肩の故障車。たいていパンクしたかバッテリー上がりのようですが、あらゆるEVやハイブリッド以外のクルマに水温計だけでなく電圧計も標準装備すべきだと思います。それ1個つけたからって、売値に大きく跳ね返ることもないでしょうに(跳ね返らないとディーラーが泣くのか)
BLUEらすかるの電圧計が、さすがに古くなってきてセンサーあたりが正常な電圧を拾えなくなり、主治医のところでテスターにかけるとバッテリー側の数値よりも1.2vほど低い値になっていました(写真は日中エアコンなしの数値)。夜間、ライトオンで走っていると妙に低い電圧になり、エアコンなんか入れたらさらに下がるので気になっての点検でした。計器の方が低いならしばらくは大丈夫だろうと判断したところです。→ところが・・・
給油に行った行きつけのスタンドで出てきたテスター結果が左の伝票。劣化がかなり進んでいるとか書かれている。「これ入れたの3年以上前ですよ」とも。
健康診断としては状態がモニターできたので良いのですが、なんかこう、バッテリー買ってくれと言わんばかりのコメントじゃないかなあ。
天然ウナギの産地のひとつに、昔は霞ケ浦もあげられていました。とはいっても昭和30年代がそのピークで、漁獲高はその頃で年間330tくらい。くらい・・・なんて言っちゃったけれど、現在の全国とれ高は60t強だというから、案外たいしたものだったのかもしれません。当然、全国的に天然物は減少しているので、霞ケ浦産なんてものはもう1tもありません。獲れていることはとれている。だけどそれらがどこへ行けば食えるのかはわかりません。
霞ヶ浦と太平洋が繋がっていた江戸時代とは、あまりにも地形や河川の環境が変わりすぎました。常陸利根川(河川法においては霞ヶ浦はその一部)に海水遡上・塩害対策などの水門ができたことが原因とも云われるし、生活排水や釣り餌による富栄養化で水質が汚濁したからとも云われていますが、今その話を議論しても始まらないので、一の丑なら鰻は食いたいのだと無責任に丸め込みます。養殖物だってうまけりゃそれでいいのです程度の自分だし。
大暑です。桐始結花はその初候で26日くらいまでを示します。でもたぶん、今の気候じゃ「猛暑酷暑は大暑過ぎ」ってな気もします。
桐と言えば東北産のものが箪笥でも下駄でも良質と言われていますが、これはやはり寒冷地方ならではの成長速度で年輪が詰まっているからでしょう。これに湿潤な夏が巡って温度差のある気候風土で育つ桐には、緻密で軽いばかりか粘りや光沢も宿ります。
湿度変化によって湿気を吸放出する能力があり、湿度を一定に保つ特徴が箪笥で重宝されています。桐下駄にも肌触りの良さとして現れます。一方、冬場に桐下駄を履いても体温を奪われることがない程度に熱伝導率が低い。
うーむ。成原博士はそこまで考えてあーる28号の足元に下駄を用意したのでしょう。湿度管理と保温性はアンドロイドの正常な稼働にも大事な要素なのです。
というわけで本日は大暑の入り口であると同時に、下駄の日。
伊豆から千葉まで約80キロを漂流し救助された人のニュースが先日流れていましたが、海水浴中に黒潮に流されながらも36時間、身に着けていた浮き輪が命綱となったという話は、様々な幸運が重なった、奇跡に等しいことだったと感じます。仮に遠泳で見てみると、2013年に60代の女性がフロリダ海峡177キロを53時間かけて横断していますが、50キロを越えた遠泳記録はこのフロリダ海峡を含めて過去に三回くらいしか無いのです。
子供の頃、MATの南猛と郷秀樹がマットアローのトラブルで伊豆沖に墜落し、真冬の海を泳ぎ浜辺に着いたら千葉だったという第47話の展開には子供のボキャブラリィで「そんなんありえねー」と文句を言いかけ、「あー、それこそがМAT隊員の資質なんだ?」とも思ったものですが、現実にそんなことが起きてしまったんだなあとびっくりです。不謹慎で無責任なことを書いてしまいましたが、なんであれ無事に救助されてよかった。
まさかね。こんな凸凹コンビネーションで旅に出る日がこようとはってなうれし泣きです。「sometimes a fantasy 」を直訳すると「ときどき妄想」とでも言うんでしょうけど、歌っているビリージョエルのPVがまあ今だったらストーカー(笑)なんでアレなんですが「時々俺たちに必要なのはファンタジーだけなんだって思う」という歌詞がなんで「真夜中のラブ・コール」と訳されタイトルになるのかは昔から腑に落ちながらも違うようにも感じてきました。
だけどイントロダクションの電話の音はほっといて、楽曲が始まる瞬間の高揚感は、若いころからクルマに乗り込んだりヘルメット被って単車に跨ったりというシチュエーションにぴったりだと思ってまして、ことしの妙高高原へは「つくばーど®行事の復帰」「よもや娘がフィガロで参加」と、妄想でも幻想でもなく目の当たりにする風景だってことが、ウルトラスーパー親ばか丸出しのにやにやものなのです。それでは行ってまいります。