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  ~懲りない傾向~

こちらは「夕鶴」

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来年秋には半世紀前の、と言われるであろう「乙女チックマンガ」の代表作(の、ひとつ)に『つらいぜ!ボクちゃん』という作品があります。ボーイッシュで三枚目ともとれる高校生・田島望、実はナイーブで瞳キラキラの女の子(左図の下の娘)。そんなギャップと飽きもせず次々と降りかかってくる恋のさや当てが面白かった。少女コミックの連載を初めて読んだのは途中の巻頭カラーの回からで、それ以降毎週少女漫画雑誌を買う羽目に陥りました。

もっともそれが続いたおかげで、後に同誌に移籍してくる「サイボーグ009」とも巡り会いますがそれはまた別の話。田島望は演劇部に所属し裏方活躍の娘でしたが、文化祭で主役が怪我をして代役の「ロミオ」をアドリブで演じ、役者の才能を垣間見せます。その後、「夕鶴」を主演することになるのですが直前に恋人が大けがをして輸血が必要とされ、彼女から採血が行われ、貧血状態のまま舞台に上がったものの・・・

数日前に書いた「つる‐鶴‐」の吉永小百合よりも早く、ただし「つるの恩返し」よりは遅く、彼女「おつう」を見ることとなった貴重な出会いなのですが、作者の高橋亮子さんの作画は乙女チックで本を買うのもこっぱずかしい、ただ田島望の伏目の表情と唇の描き方がとてもかわいらしく、引っ張られてしまったのです。そこを差し引いても、「竹取物語」や「雪女」以上に、「つるの恩返し」や「夕鶴」は琴線を揺るがす作品でした。

管理職でウルトラマン

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7月放送開始の新しいウルトラマン「ブレーザー」は、シリーズで初めて防衛チームの隊長がウルトラマンとして戦う(МACの隊長とか、メビウスでゾフィーと邂逅融合した隊長とか、副隊長だけどネクサスになったとかいう部分は忘れろと)管理職ヒーローだそうで、主監督が田口清隆さんだというのでカメラワークなどにはわくわくさせられます。М78とは別の宇宙から来るウルトラマンなので、意匠も造形もかなり実験的です。

この非対称の顔立ちは、へーそう来たかと感心しますが、パワーアップして左に赤いのが出てくるとか、シンメトリックなことはやらないでほしい気もします。しかし問題は体表のめんどくさいほどごちゃごちゃした複雑さ。前作のウルトラマンデッカーが、プロテクターを纏いながらもなかなかすっきりしたデザインだっただけに、ブレーザーはこれだけで鈍重そうに見えてしまいます。

それでも、ウルトラというフォーマットの中で似て非なる造形を続けていることは、別にライダー名乗らなくてもいいじゃねーかという仮面ライダーのシリーズよりも好感が持てます。

 

流れ星の民の姫が3人

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4月に入ってからNHKの夜ドラ、民放のアニメと立て続けに放送が始まった「おとなりに銀河」を双方観ていて、原作漫画に絵柄の近いアニメ版と、夜ドラで演じる女優の雰囲気の大違いが面白い。

どっぢどうとかは言わないですが、雰囲気の異なるヒロインを創ろうとしている夜ドラは応援したくなります。

ドラマ版のヒロインはつい先日まで朝ドラのちょっとエキセントリックな脇役をこなしていましたが、今度はそこに輪をかけていて、それが意外とはまっているので、このテンションのまま行ってくれるかどうか楽しみです。アニメ版のヒロインは割と品行方正ながら、この先どう転じていくかが注目です。そして連載読んでませんが原作漫画のヒロインも、どんな風に話が進んでいくのか興味が尽きません。そのうち昨今流行のミュージカルにもなりそうな・・・

節目の日

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「ゲッターロボ」が特撮版で制作されると発表されたのが先月4日のこと。この日はゲッターの放送開始日でしたが、新作は2025年のゲッター50周年に向けてスタートしたというニュースでした。

ん? ゲッターロボは1974年のテレビ登場なので、50周年というのは放送後半にまたがっている。そういうカウントもありなのかと、まず思ったわけです。

ご存じのように、ゲッターロボは75年5月8日に最終回を迎え、翌週から「ゲッターロボG」に引き継がれました。この2話分がゲッターロボ50周年にふさわしいタイミングなのだと気が付きました。それにしても、常々感じていたことが、日本で生まれたロボットアニメが続々と海外でCG動画化され、ほっといていいのか、さっさとマジンガーZを特撮映画化しないと真骨頂まで持って行かれちゃうぞと。そこへ来てのゲッターロボは、巨大なだけでなく合体変形をギミックとした、斜め上から切り込んでくる意欲作です。

プロジェクトの総括指揮は永井豪さんが関わるわけですが、クラウドファンディングで資金集めを担当しているのが、脚本もやるらしい岡部淳也さん。あ、「BRAVE STORM ブレイブストーム」でシルバー仮面とレッドバロンを同時リブートさせた人です(てことはアイアンキングのリブートはブレイブのラストシーンでおしまいか)。うむむむ・・・クリーチャーに不安が。恐竜帝国の造形に凝りすぎないでゲッターの有機メカニカルに集中してほしい。

スターウォーズの日

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アメリカ人もこういう語呂合わせが好きなんだと思わされましたが、5月4日は「スターウォーズの日」なんだそうです。「フォースと共にあれ」というセリフ、「May the Force be with you」のMay the Forceが5月4日と解釈されている。長いこと「フォース」を「理力」と訳された時代を過ごしてきたから、この語呂合わせは僕の中にはまあ存在しませんわ。でもエピソードⅣの日本公開から今年は45年にあたるので、この話題に今頃触れてもいいか。

日本語に置き換えると、たぶん「ご武運を」なんでしょうけど、スターウォーズと言えば「隠し砦の三悪人」。いろいろ逡巡して、上原美佐さん演ずる雪姫が、仲間を裏切って彼女を助けるに至った敵の大将・田所兵衛に告げた「犬死に無用! 志あらば続け!」が近いのかもしれません。上原さんの寝姿、スターウォーズでキャリー・フィッシャーが牢獄で発見されるときの姿にも用いられてます。隠し砦~は封切りから本年65年めです。

しかしとりあえずスターウォーズはアメリカ映画。「フォースと共にあれ」という言葉は、ローマカトリックで使われている「The Lord be with you」が源流にあるのだろうと感じます。ただ、ジェダイのしきたりと宗教観にどれほどの近接点があるかは不明ですし、少なくとも彼らは「主と共にあらん」という意味では使用していません。フォースに関しては宗教観ゼロとは言えませんが、より自然科学に依っているはずです。

ジェットの轟音響かせて

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昨日届いた「シン・仮面ライダーデザインワークス」に、ほんの少しだけ新サイクロン(サイクロン共々「シン」とはついていない)のCGスケッチや実際に作られたプロップが載っていました。

僕にとっては仮面ライダーや他のオーグメントデザインなんかどうでも良くて、3台設定されたサイクロンの方向性だけが全てなのです。

新サイクロンは映画の最後の最後にのみ姿を現すファンサービスだったので、ひょっとするとフルCG? という心配もしていましたが、数日前からインターネット上でも庵野秀明さん撮影という写真がアップロードされ、現実に存在することが明かされました。基になっているのは常用サイクロンと同じ、ホンダCB250Rのようです。設定上はショッカー謹製でなく、日本政府かその外郭組織製となりますが、案外呉越同舟な出自なのかも。

登場のさせ方もそのデザインもケレン味たっぷりな新サイクロンは、四つ目のサイクロンよりも好感度が高く評価されています(僕とかさほさんとかはまたにさんとか。でも良く見ると「新」も四つ目風です)が、ここまでやるかのフロントカウルを見るだに、ここまでやらせてしまったほど昭和四十年代の新サイクロンが秀逸なものだったのだと感じさせます。はてさてこのモデルはトミカなり食玩なりで買い求めやすい価格帯から出てきてくれましょうか。今度はそれが心配。

 

まだ20年先の誕生日

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「マクロスF」がいつの間にか15年目を迎えていて、4月29日がヒロインの一人であるランカ・リーの誕生日であることを今頃知りました。まあ僕の場合はマクロスって、どのシリーズにしても可変戦闘機にしか興味を見出さなかったのでそれでいいんですけど。しかも超時空要塞マクロスから50年後のFですから、誕生年が2043年。いやーいくらなんでも俺そこまで生きてないような気がしますよ。

 

何か縁があるとすると、ランカの声の人が水戸市の出身。それを言うとリン・ミンメイの声の人は土浦市の出身。なんか茨城県すごいぞ? と、それを言いたかっただけのような・・・

三者三様に目を離せない

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かわねこさんのコメントに従い、「波よ聞いてくれ」の既刊10冊を買ってこさせきてもらい、臥せって物が食えなくて栄養価も枯渇して脳内物質も空っぽな状態でしたが読み始めました。そんな体調だから、この漫画の描線はもう目が回る回るで意識がすうっと遠のいたりして

読みにくいったらねーよ

いやいやいやいや、内容はなんとか頭に入りました。原作が一番後になって、アニメ版とドラマ版が先に刷り込まれているからそれが役立ったのだと思います。こうしてみるとラジオDJのしゃべりを漫画で綴るというのはとてもハードルの高いトライアルだと感じます。

大昔、テレビドラマでラジオDJを扱った時代があり、それにヒントを得てと思われるラブコメを大和和紀さんが描いたことがありますが、それは登場人物の一人の職業で、大筋はテレビ局の方だった・・・あ、これは体調が戻ったら単行本を発掘に屋根裏に上がろう。

まだ途中までしか読めていません。ほんとに目が回る(笑)けれど、よくもまあ「実況(架空の)ドラマを組み立て作画化」したものです。僕は「ヒグマとの格闘」をアニメ版の第1話で目にしているので、これが単行本の4巻から引っ張ってきた掴みだったと知った瞬間、アニメ版の構成凄いわと思い、同時に動画で「声をあてがう」作りは、三者三様面白い中で群を抜いていると思いましたよ。ドラマ版の小芝演技は相当ハンデを背負ってるなあ。キャラ表現オーバー気味です。

製品のお買い上げ時期によって

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「同一製品の中にも多少異なるものや、パッケージの写真やイラストと異なる場合がございますがご了承ください」

タカラトミーの注意書きは、バンダイのそれよりも親切だと思います。しかしこの仮面ライダー2号ver.は既に、ブースターノズルの色が現車と異なるのです。1号との差異は青緑系の1号ver.に対して、銀色でした。

今後その塗装改修が行われると、パッケージ自体も撮り直してしまうのかもしれませんが、そこまでタカラトミーがやってくれるかどうかは定かでありません。黒いブースター仕様はショッカーライダーver.?と解釈してしまえば良いです。ほっぼり出しておくのも何なので、ひとまず2号ver.に近づけて塗りました。右は改造仕様か常用に改修しようと思ったんですが、フロントカウルは外せそうだけどボディが一体成型合金製で無理ですきっと。1号仕様と並べたのはこちら

JOZV-FM 82.6MHz

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原作漫画は未だに読んだことがありません。3年前に放送されたアニメ版を偶然観ていて、巷にあふれだしていた異世界あるいは転生ものに辟易していた頃だったこともあり、これは何だろう? と首を突っ込んだら面白かったわけです。

そうは言っても第1話のAパートはほとんどが山中でのヒグマとの格闘が描かれるんだから、ほんとに何だこれは?だったのよ。

これがドラマ化されると。主演は小芝風花さん←はーなるほどねー、だと。予告編ではBパートにあたる福岡の詐欺男にふられた話が語られていますが、ヒグマと格闘はするのか?小芝!(笑)

やっぱり原作漫画も読んでおいた方がいいのかなあ・・・