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  ~懲りない傾向~

雪辱とREVENGEは真価が違うのよ

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「もう一度、今度こそ」的な言葉に簡単に「REVENGE」を当てはめることは好きではありません。「(負けた)恥を払い去る」のが「雪辱」。「(負けた)恨みを晴らす」のが「REVENGE(復讐、報復)」。今回の場合、9月に食えなかったスペアリブを目当てに走ったのは雪辱です。いいんですよ、美味いんだから。しかも秋の終わりの海なのにひねもすのたりなぽかぽか陽気ですよ。でも恥を濯ぐために和邇さんに今回は連絡しました。

朝イチで内陸の街にて仕事を片付け、ちょっと通勤時間帯に紛れ込んだけれどほとんど混雑も無く横浜横須賀道路を駆け抜けまして、今回は「月の道」という非炭酸の飲み物とともに、スペアリブプレートを注文したら、なぜかスペアリブが2本出てきました。通常は1本です。家内が頼んだセットと間違えて作ってしまったようです。そのままどうぞとありがたいお言葉。前回の雪辱は果たせました。が、あの新帝国WANIから

「浜の雰囲気を愉しんだら山に上がるのぢゃ、みかん10kg担いで帰れぃ」

という挑戦が。まさかの独り買い出しトライアルです。しかしあの小林さんちのみかんです。間違いなく甘酸っぱさは特急品、50kgだって持って帰るぜ! と受けて立ちましたよ。ただここで胃袋が白旗。三崎のマグロは無念の敗退でした。次も雪辱戦となります。

変化球。

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写真だとぱっと見はカレーに見えない。

つくばーどに持って行ったカレーが少し残ったので
そのまま日曜日の夕飯に。
出汁でのばしてカレーうどんにでもしようかと
思ったけど、どう考えてもスパイスの感じが
和の出汁と合わなそうな気がしたので
カレーパスタになりました。

 

めぐりあい 壬生

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せっかく奥日光まで仕事に出たんだからヒメマスの塩焼き定食とか食いたかったにもかかわらず、午後には次の仕事で桜川市まで移動せねばならず、無念の第一いろは坂を駈け下りて・・・そういえば第一いろは坂が国道120号線に指定されて今年で70年・・・などということは毛ほども知らず、午後の予定までの時間を計算し、壬生で取り残していたRX‐78‐2のマンホールの蓋を見つけ出すくらいの余裕はありそうだと寄り道しておもちゃのまちへ向かいました。

前回来た時、なんでこんな簡単な場所に気がつかなかったのかというところにそれは設置されているのですが、ことのついでに移動しながら昼飯をと、ナビに「ベーカリー」を入力して、2軒の店舗を発見していました。どっちにするかと考えはせずに適当に設定したのが、マンホールの近所ではなく街道沿いの「ベーカリー・ボン」。店舗前に駐車できるとスマホの検索でも確認できたからですが、食欲の勘はこういうときに当たりを引き当てるのです。

聞けば創業35年だとか。知らなかったよ35年前なら駅前にあった玩具屋にちょくちょくデッドストックものを買い付けに来ていたよ。当時よりは値上がりしたというけれど、コロッケパンやらメンチカツパンが税込み200円を切る売値。野菜や玉子系のサンドイッチは客が開け閉めできる冷蔵庫で保管。生地作りからやるので単価を抑えられるそうで、自宅用に多めに買っても2000円しません。昼飯に食ってみたコロッケパン、メンチパンがとてもうまかった。大当たりです。

 

今シーズン最大。

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並べてあるのは500ml缶。

採れた採れた巨大な米ナス(笑)
ここまで大きくなったら、さぞや種だらけだろうと
思いながら切ってみたら意外にもそんなに種が
育ってなかったの。
(これより小さくても硬い種だらけだった事がある)
この後こんがり焼かれて食卓に。
甘くてトロトロで美味しかったわ♪

 

十三夜

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中秋の名月、十五夜に月見をしたなら翌月の十三夜でも月見をしないと「片月見」と言って縁起が悪いのだそうです。ここまではどこのブログや記事を読んでもほぼ異口同音。でも、チコちゃんばりに「なんで?」という疑問に答えてくれるところは無いようです。二度やるんだったら次の十五夜だっていいじゃんかと思うわけですが、ちょっとだけ満月に足りない十三夜の月が、満月に続いて美しいのだという理屈だとか。まあほんとに屁理屈です。

はたまた日本語は便利というか、先月、「十六夜は十五夜よりも満月」的なことを書いていますが、「十三夜は十五夜より欠けているところが十五夜に次いで美しい」など、十五夜をダシにして言いたい放題ですし、「剣のような三日月」なんて表現もあるので、みんなしてお月様大好きなんですきっと。

さて中秋の名月に続く十三夜は、ことしは10月27日。馬鹿言ってんじゃねーよ、そんな時期まで月見系ハンバーガー売ってるとこなんか無いって。でも片月見はいかんよというわけで、ケンタッキー・フライド・チキンがやっていた「とろ~り月見チーズフィレ」を食っておきました。ベーコンエッグバーガーではなく、チキンフィレサンド系に半熟卵。わずかに満月ではない雰囲気は、玉子よりもチキンなところに醸し出されている気がします。あー、今はもう販売してませんです。

これにかじりつきながら思い出したのは、十三夜の次の月の「十日夜(とおかんや)」にも月見をすれば、大変縁起がよろしいとか。こうした風習は、中国から渡ってきた十五夜=中秋をもとに、日本で生まれたオリジナルなんだそうですがいい加減にしろよ、旧暦の10月10日って、ことしは11月22日だよ。いよいよ月見系献立やってるとこなんかなくなってるよ。

邪道の注文で残念

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やはり・・・もう当たり前の話ですがカップ麺がどれほど善戦してくれようとも本家には敵わない。でも今のところ喜多方に出かける用事もない。←行けばいいじゃん

という逡巡の末、最寄店ではやっていない半チャーハンセットが食いたくなって、60キロほど離れた店舗に久しぶりに行くわけですよ。

この時点で二重に邪道です。喜多方に行くのをめんどくさがるうえ、チャーハンってなんだよ。いやいや、ここじゃカツ丼セットなんてのさえあるんだよ。でも半チャーハンセットは三十代の頃の定番(それはまた別の街の店舗)だったんだよ。火力控えめな、ぱらっとしていない坂内のチャーハンは好みなんだよ・・・

と、久しぶりに出かけた店でこれにありついたのですが、いつからこうなったの?というほどしょっぱい味付けになっていました。なんでだ、猛暑続きの夏だったからか?

間違いではないけど

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ご近所さんから栗の中手(なかて)をいただきました。温暖化で害虫が増え、年々品質が落ちているといわれながらも立派なものです。珍しくも郷土自慢ができるようになってしまった、茨城なかんずく笠間の栗。全国一の作付面積と収穫量を誇るまでになりました。けどね、言葉のあやというか、市町合併していなかったらこれは無かった。旧笠間に限定したら、栗の収穫なんて微々たるもので、岩間、友部の旧町エリアが八割を支えています。

特に旧岩間エリアが昭和からの栗生産地で、最盛期は所在する農家の四割以上が栗畑をやっていたほど。合併して町名が無くなってしまったがために、冠は笠間になっているわけです。今や(今年に限って?)吉永小百合さんまで笠間の栗や陶芸探訪にやって来ちゃう(JR東日本のCМですが、笠間駅や友部駅周辺には徒歩圏の景勝地は無いぜ)けど「笠間の栗」は揺るぎません。

僕も笠間市民なんだから素直に喜んでりゃいいんですけど、農村の原風景を維持継承していくという地域整備方針の裏側で、向こうン十年、公共下水道できないよ。などという扱いのエリアってところに、笠間市はSDGsをなんだと思ってんだと毒づきたくなるのです。たぶん、旧一市二町の中で高齢化も最も進んでいるような気がします。栗農家の継承なんかはどうなるんだろう?

 

世界マグロデーよりも古いマグロの日

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はじめに断っておきますと、世界マグロデーは5月2日(2016年制定)です。乱獲を避け、限られた水産資源保護の重要性を訴える、という国連の訴えには賛同こそすれ異を唱えることはこれっぽっちもありません。

が(異を唱えるつもりじゃねーか)、わが国にも「マグロの日」というものがあり、日本鰹鮪漁業協同組合連合会が頑張っているのです。

同連合会が1986年10月10日に制定したマグロの日の由来は、聖武天皇の時代に遡り、今の明石あたりを視察に出た折、随行していた歌人・山部赤人が土地のマグロ漁や塩づくりの様子を讃えて万葉集に歌った「~藤井浦に鮪釣ると 海人舟騒き塩焼くと 人ぞ多にある~」(長いので前後の文脈は割愛)長歌と、これが歌われた10月10日(たぶん旧暦をスライドさせている?)にスポットを当てております。

乱獲を抑えて資源保護に努めるというスタンスは、連合会だって同じ思いでしょう。それを根底に、奈良時代の瀬戸内の文化を伝える形で赤人を引き合いにしているところは、インテリジェンスを感じます。

東京・目黒じゃお祭りですが

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目黒区民でも事前申し込みで抽選という、漁獲量減少や新型コロナウイルス対策などで秋刀魚のお祭りはハードルが上がっているようです。

豊洲あたりでは7月や8月の予想を覆す水揚げらしく、市場単価は初物よりは多少下がっていくと思われますが、かつての100円なんていう時代はさすがに望むべくもないスーパーマーケットのチラシです。

まあね、それでも食いたいものは食えるうちに食いたいじゃないですか。と、あまり説得力の無い説得をしているところです。なんでかって、うちの家内はそれほど秋刀魚を食いたい人じゃないから。むしろ好調だという鰤で説き伏せられそう・・・

いざよい躊躇う十六夜

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十六夜は「いざよい」と読み「ためらう」という意味ですが、なぜ月にそれを被せてきたのかは知りませんでした。「京都人の密かな愉しみ」第一シリーズの夏編で、月待ち人のエピソードの中で「十五夜の夜より躊躇って出てくるのが遅い」と説いていました。我が家では玄関の正面に、昨日より30分遅く出ています。

それとは別によく聞く話だと、十六夜の月は十五夜の満月よりも満月だと。今月なんかは昨日の満月の月齢が14.1、今日30日だと15.1くらいですから。

というわけで、コメダ珈琲にて見つけた「フルムーンバーガー」は、まさしく十六夜にふさわしいと思います。あのコメダのバーガーですからとにかくフルボリュームです。

通常のハンバーガーだと「カットしましょうか?」とオーダー時に聞いてくれるんですが、フルムーンバーガーは半熟なオムレツ?を挟んでいるためカットできないようです。

十六夜でもうひとつ思い出すのは、1990年から三作にわたってリリースされたОVAの「暗黒神伝承 武神(たけがみ)」で、その第一話が「十六夜情話」とサブタイトルされていました。地方都市で繰り広げられる龍とスサノオが戦う、原作がそういう奇譚を得意とする山崎理さん、当時の作画監督としては特定のファン層を獲得していた大貫健一さんと、声優陣も含めてあーもうそういう時代だよねえというアニメーション作品です。

これを語りだすともう月見系バーガーどこかへすっ飛ぶんですが、80年代から90年代、『戦え!!イクサー1』『破邪大星ダンガイオー』『大魔獣激闘 鋼の鬼』『冥王計画ゼオライマー』などの代表的巨大ロボОVA(いずれもAIC作品)が続いてきて、別会社であるJ.C.STAFFはロボではなく巨大化する超人として、モチーフにスサノオを取り入れたところが真新しかったのですが、残念ながらBDやDVDとしての再掘はなされていません。昨今の異世界転生物より面白いんですけどね。