道は多岐に分かれ、真理に到達するのは楽ではない。
むかし、中国のある家から1匹の羊が逃げ、大勢の者が追いかけたものの、羊の逃げた先で道がいくつも分かれていたために、取り逃がしてしまいました。隣人であった思想家の楊朱は、それを目の当たりにして「学問の道もいくつもに分かれており真の道がわからなくなる」と嘆いたそうです。
それが「亡羊の嘆」
しかしそれは、逃げてしまった羊を惜しむのか、分岐した道を恨むのかで、異なるものが見えるような気がします。真の道ははたしてひとつだけか? 道に迷っては引き返してみたり、袋小路の壁を力押しでぶち壊してみたり、なにかしら面白おかしくやってきました。
ま、羊は多少もったいなかったかもしれませんが。
実は、逃げた羊は1999年というキーワードで、エスクードを素材としたつくばーどの始まりの年から、昨年が15年めだったのです。これは大失態! ところがです。ウェブサイトという形のつくばーどは、2000年に立ち上げておりました。ほら、まだなんとかなるものなんです。
いつでも紆余曲折してきました。でも嘆くほどのことでもない。これまでがそうであったように、2015年も、行き当たりばったりでのんびり進みましょう。6月下旬まで喪中につき、新年のご挨拶に換えまして。
あっ、でも15周年。それくらいは何かやらせて・・・