と、こんなことやっても誰も興味を示さんだろうなあってことはわかりきってるんですが、問題です。
ここに挙げられたそれぞれの宇宙船を、物語の設定上で古いものから年代順に並べよ。
1個だけ判り易すぎなのが混じってますが、そこはまあサービスということで。 尚、ここでは船体(船体と呼ばないのもあるし)の大小に関わらず、便宜的にすべて宇宙船とみなしております。
と、こんなことやっても誰も興味を示さんだろうなあってことはわかりきってるんですが、問題です。
ここに挙げられたそれぞれの宇宙船を、物語の設定上で古いものから年代順に並べよ。
1個だけ判り易すぎなのが混じってますが、そこはまあサービスということで。 尚、ここでは船体(船体と呼ばないのもあるし)の大小に関わらず、便宜的にすべて宇宙船とみなしております。
これは先日の「魔女の聖域」に綴られている和邇さんの手記を、まさに和邇さんが仕事中にこっそりメール打ちしている最中に起きた出来事だそうです。
物語は、ヤマトがイスカンダルを離れてから一ヶ月後。バランからトンズラしていたゼーリック派の艦隊が、ガトランティスの小規模な部隊にケチョンケチョンにされるところから始まります。
って、ネタバレの本筋に入ろうとすると電話が鳴ります。まー忘れ物の問い合わせの多いこと多いこと。今日だけで朝からスマートフォンだけで8台ですよ。その他にピアスの片っ方とかワインとか、あげくの果てはハムスターの餌ですからね。ガラケーも1台ありました。
お客さま:『携帯忘れたんですけど』
わたくし:『どのような携帯でしょうか?』
お客さま:『普通のマダガスカルです』
わたくし:『マダガスカルですか?』
お客さま:『マダガスカルです。二つ折りの。スマートフォンではありません』
わたくし:『マダガスカルですか?』
お客さま:『マダガスカルです。黒の』
わたくし:『マダガスカルですね?』
お客さま:『マダガスカルです』
というやり取りをしているうちに、送信しかけていたメールを半分以上消してしまったりしております。ネタバレしちゃいかんという、宇宙的存在のご意志でしょうかしら?
それよりも、忘れ物をさせない巧い手はないものでしょうか。スタッフには注意喚起と声かけは徹底するよう指示してはいるのですが、いっこうに減る様子はありません。つい先日には遠く台湾までお土産の詰まったネズミーランドの紙袋を21600円もかけて発送したばかりです。国内だと経費を使ったり使えなかったりしながら直に手渡すために届けに行く場合もあります。いつ、どこへ行かされるかわかったもんじゃありません。
閑話休題
ネタバレに戻ります(戻るのか)
こ、こえー・・・ 和邇さんの仕事ってほんとに休みが無いんだなあ。たぶん今でも和邇さんの業務は続いていて、職場で年越ししかねない多忙さなのでしょう。ひとまず良いお年を!
でも「3度目のヤマトです」などとメールは来るんですけどね。
しかし結局、マダガスカルってのがどんな端末なのかさっぱりわからなかった・・・
ここ暫く、サボって申し訳ございません。
なのに年末のご挨拶です(爆)
集まり事に、ちょこちょこ顔をだしては
皆さんに色々とお世話になりました。
来年もまた、気まぐれに顔を出しますので
遊んで下さいませ。
それではみなさん良いお年を!
19時間後に始まる、今年を締めくくる夜会もすっかり恒例となりました。晩飯を食ったり飲み会しながら時間を気にせず談義する遊びを、10年以上前に照れ隠しで「夜会」と呼びならわしたのは僕ですが、もちろんそれは、あの姉御のコンサートイベントから引用したもので、オリジナリティはありません。いつ誰が何処で使おうとも、責任取りませんが全くかまわないことだと思っております。
10年くらい前だと毎週末がそれだったような気がします。みんな若かったのよ。今だと企画会議か悪巧みの打ち合わせでたまに開いている程度です(ま、気は若いんだよ)
かわねこさんが毎年の暮れに北海道からやって来て、この夜会の仕組みを積極的に利用してくれるのは嬉しいことです。本当ならこれを歓迎するつくばーどのひとつもやらねばならないところですが、そこまで肩ひじを張らず気軽に集まれるのが夜会の良いところ。ことしはどんな話題で盛況となったかというと、こんな感じ。
上の昨年の写真と見比べてみて、意外にもかわねこさんに雨男の可能性が示唆されました。そういえば一昨年も雨だったのよ。これはあやしい、実にあやしい(おいおい、なにがしたいんだよ)
で、ホワイトアウト状態の一夜が明けてみれば、つくばーど基地はことし最強の寒気団が押し寄せる直前のぽかぽか陽気。これはもう、無理やりかわねこさんにかけた疑惑を解放するしかないじゃないですか。
と、これまた無理やりかわねこさんの出発を遅らせ、再び天狗の森と基地に招いて、逆転層の中を迷走してまいりました。
実に3年と10ヶ月ぶりの、浜通経由での帰省です。この先14キロほどがまだ道路工事の最終段階で、浪江ICから常磐富岡ICまでは国道6号線を使って移動しなくてはなりません。これまでの仙台、基地間距離がほぼ300キロだったのに対して、現段階では25キロの短縮でしかありませんが、来年3月1日以降は40キロほどの短縮が実現します。
思えば転勤するとき、富岡から山元までの常磐道未開通区間約70キロを「まあ来年には常磐道も40キロくらい伸びるらしいし」と期待していたのが、延びる方に展開してしまったのですが、結果的には1年早く全線開通になるわけです。しかしこの3年とちょっとの消された時間を、浜通という地域はまだ取り戻すことができません。
浪江ICを降りて街なかを経由し国道6号に出ると、辻という辻にバリケードが張られ、交差点ごとに警備員が不法侵入や迷い込みを防ぐために立哨しています。そこかしこにで見えてくるのは帰還困難区域を示す看板。警備員や除染の作業員は、そのような中でここにとどまっています。そして双葉町から大熊町にさしかかったところで、F1の建屋が少しだけ垣間見えます。
この大胆な政策は、見る方向によっては理解できないのです。30キロ圏という警戒エリアの広がりどころか、10キロ未満の今なお危険なゾーンを、一般車両でも通過は認める。時間距離の便利さとは裏腹に、どのくらい安全なのかというアナウンスのないことが不思議に感じられるのです。それでも仕事納めし、ここを経由して帰省するのですが・・・
もっとも、この3年間、仕事では何度か来ていた場所でもあり、当時に比べたら除染の進んだところも増えてはいます。
夏前に取り替えたレースのカーテン、捨てずに取って置いて良かった♪
寝る時とか日中は猫が出入りするからと、開けっ放しのリビングの入口に突っ張り棒で止めただけの冷気除け。
夜帰った時とか朝起きてきた時とか、リビングの空気が冷たくない!
試験的に何の手も加えてないカーテンを170cmくらいの高さで固定して様子見てみたら、上が開いてても意外と冷気が遮断出来ていたので、それならばとミシン引っ張り出してお裁縫しました。
「一々屈まないで通れる」と新月サンがほっとしてましたよ。
・・・だってぇ、床に付くところで固定したら高さが170cmだったんだもん。
出入りする度に捲らないといけないのは面倒だけど、開けた瞬間に寒っ!ってのがなくなりました。(冷気が直撃する位置に新月サンの座る場所がある)
雑誌連載がどのくらいのペースで動いていたのか知りませんが、先日、「MASTERキートン REマスター」の第1集が刊行されました。あれ?背表紙にもどこにも巻ナンバー振っていないけれど、「全1巻」じゃなくて「第1集」となっている。まだ不定期掲載しているのか?
前回、このブログでRe MASTERを書いたのが2012年の3月でしたから、すっかり忘れてましたが、保険の調査員がなし崩しに探偵家業になっていった前作の探偵からは足を洗おうとしているようです。
それでも資金繰りから遺跡発掘は思うようでもなく、おそらく世紀の発見であろう仮説立証のための出土物を保ちながらも、博士号を取得していない彼に対して、考古学会の風当たりは冷たいようです。
しかしちょっと気になったのは、以前にも増して東欧の民族やイデオロギー紛争からくる裏社会のゆがみや犠牲者のことをずいぶんクローズアップする。全体的に殺伐としているこのトーンは好きではないなあと思えば、REマスターはシナリオ担当者が前作とは変わっていたのでした。意図して戦争はあとにろくなものを残してくれないとメッセージしているかのようです。
それでも1エピソードだけ、平賀=太一・キートン氏の学者としてのその後を描く部分があったのが救いです。ここに彼の一人娘の百合子も登場しますが、まさかの母親と同じ境遇。一つだけ母親と違っているのは、父への尊敬ゆえに今の境遇にあるようで、うーん、あの百合子ちゃんだからなあと頷く半分良くないだろそれとはらはら半分。これはあれだな、先日、霰の埋蔵文化財学な話を書いたばかりだから、かもしれません。
キートン氏は「そんなものだ」と独りごちますが、二人いれば「つらさは半分・・・いや楽しさが二倍」と笑うのです。むー、言うじゃねーかお父ちゃん。第2集があるのなら、探偵業と元軍人のしがらみはほどほどにして、ヨーロッパ文明の起源をどう立証していくかに、たくさんページを費やしてほしいです。
かたや幼児雑誌にたった一回登場の3号まで掘り起こして遺産を食いつぶすかと思えば、コンビニ展開雑誌の方では「仮面ライダークウガ」の連載も開始されています。子供向け放送枠では描けないであろうグロな描写を「怪奇性」と勘違いしていないか? と思わせる展開は、どうやらコミカライズでリメイクする企画らしいですが、なんともへたっびな画風で全く馴染めない。
そのうえプロデューサー、脚本家まで連名なので、漫画家にしてみれ二重の枷をはめられての仕事のようです。
クウガは昨年、番組でメインライターを務めた荒川稔久さんによるノベライズが刊行されていて、この小説版で「13年後」を描き、駆け足なストーリーながらもその後の人々と、ほかならぬ五代雄介について一応の決着をつけており、もうそれでいいじゃないかと思うのですが、わざわざ脚色追加しながらリメイクを読みたいというファンがいるのかなあ・・・
かつて霰が通い、現在は霙が通っている学習塾からの月報が僕のところに送られてくるのですが、その内容は履修科目に対する評価と、随筆のような会報の二枚で構成されています。普段は会報の中身に読むべきところを見出すモノが無く一読しておしまいです。が、今回届いた会報の内容はつい深読みしてしまうほど、不謹慎にも面白かった。
唐突に、サリンジャーの「ライ麦畑で捕まえて」(という邦題は1964年の野崎孝訳版)についての原文の一節紹介と解説。こりゃ英語科担当の先生に当番が回ったのか。成績評価も英語についてだったから。
サリンジャーによるあまりにも著名なこの作品の解説は長くなりすぎるので割愛しまして、この会報の論旨は原題である「The Catcher in the Rye」がどのようにして物語に組み込まれているかを説明しています。この原題そのものは、18世紀のスコットランドの詩人、ロバート・バーンズの詩からピックアップされたものです。もともとは「Comin Thro’ The Rye 」。サリンジャーが物語を綴るうえで、聞き違いによる間違いというガジェットを取り入れ、こうなってます。「Comin Thro’ The Rye 」の方は、この秋からマッサンの奥方のエリーちゃんがよく口ずさんでいた「故郷の空」でも知られています。
会報は受験シーズンたけなわ・・・などとは一切言わず、クリスマスにちなんで、クリスマス休暇の時期を舞台とするこの小説の紹介と、みなさんのおじいちゃんもお父さんも読んだことがあると思う。面白いから読んでみて。というメッセージに終始していました。うちの親父はまず間違いなく読んでませんが、僕は確かに、物書きの師匠にすすめられて10代の頃読んでました。
うーむ。まあ面白いっちゃあ面白いけれど、これを高校生の娘に薦めるかどうかを考えると、本人が勝手に見つけ出して読みふけるのはしらんぷりしておけるけれど、「読んでみ」とは言わないだろうなあ。というのが本音でした。会報の書き手もそこまで考えてのことではないとは思ったのですが・・・
いや待て。
「ライ麦畑の捕まえ役、そういったものに僕はなりたいんだよ」
という主人公の言葉は、見知らぬ子供が歌っていた歌の聞き間違えによって生まれている言葉です。主人公はライ麦畑で遊ぶのに夢中になってしまい、畑の縁の崖から落ちそうになる子供を救うような役目を負いたいと言ったものの、そのことを告げた相手、彼の妹に、
「その歌は『誰かさんを誰かさんが捕まえたら』じゃなくて、『誰かさんが誰かさんと出会ったら』って歌ってるのよ」
と指摘されるのです。主人公はまあ社会的には落ちこぼれの部類で、三度目の高校退学を命ぜられ紆余曲折するのがこの物語の展開です。
ここか? 一見、英語の聞き取り間違いに注意してねと告げているようで、実際のところは英語の先生が崖から落ちそうになる教え子を救いたいと暗に示しており、つまり霙は今のところ崖っぷちですよ、と遠回しに言われているのではないか?
げげげっ、大丈夫か霙っ
もっともこの手紙は会報なので、うちだけでなく高校生の塾生全員の親に配信されているものなのですが・・・