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  ~懲りない傾向~

妄想的英断決断

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m16VITARAに搭載される1600ccのM16A型エンジンは、現在のスズキの経営方針においては排気量上限をオーバーしており、いずれ、2020年までに整理され消えていく運命にあります。

このことはスイフトスポーツの行方にも影を落とすのですが、それはここでは棚上げして、VITARAにはそれが短命であると仮定しても、テンロクのガソリンエンジンと海外向けディーゼルエンジン以外に、主力となるはずの小型エンジンが見え隠れしており、これは今後の上限排気量と言われる1400ccということが想像されます。

するとそれは、ジムニーシエラのM13A型をボアアップするのか・・・という開発設計は、まずやらない方向に3000点(なんだそれは)

エンジン整理をするにあたって、小型用のパワーユニットは、そのコアになるブロックを新たに興し、それを自在に汎用化させるのではないか。環境基準や燃費基準に適合させていく意味でも、エンジンの新規開発は有益です。ましてやあれだけはったりを食らわせ登場させたVITARAに、既成のエンジンをいつまでも使いまわすとは思えません。

M16AのVITARAは、どこかのタイミングで新エンジンへの載せ替えが行われ、それこそが将来にわたるVITARAのユニットとなるのでしょう。いやしかし、もしも妄想のようなことであれば、思いきったダウンサイズです。1400のユニットに直噴ターボでもくっつけるんだろうか? いやいや、今からそれを作るとなると、どれくらいの期間を要するのだろう? その間のリリーフがテンロクだとして、これに最後の花道を与えるためにまさかのWRC復帰とか(妄想しすぎ)

WRCは置いとくとしても、エスクードやグランドビターラの次期モデルではなく、それらが抜けたあとの主力新製品という線が濃厚。その流れでスプラッシュがカタログ落ちし、SX4がいなくなっている中、エスクードがまだラインナップされているという現象はある意味不思議です。

基準となる排気量のブロックを作り、必要な排気量まで拡張したりシリンダー数を合わせたりしていくには、1年や2年というタームで行うのは難しいでしょうから、ダウンサイズエンジンの載せ替え(こういうのもビッグマイナーチェンジというのだろうか)は、2020年までのぎりぎりで行われるとすれば、案外、エスクードは細々と延命させて8型あたりまでマイナーチェンジさせ、ヨーロッパのVITARAと一時的な併売をする・・・?

いやな話ですが、コンパクトビークルをアピールしてきたエスクード/グランドビターラを、よりコンパクトなVITARAのための当て馬として長らえさせる方法はありかもしれません。それで2018年上期くらいまで保たせてくれれば、誕生30年を本当に最後の花道にできるといえば、できるのですが、まあそれも期待薄か。