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  ~懲りない傾向~

一番近くて宇都宮

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テキサス機動戦士ガンダムtheORIGINの上映が、東北には無い。というのは予想通りのおっかなびっくり配給システムですが、それ以前に仙台なんて全国区的に見ればそんなもんなんだろうなあと再認識してます。

予想通りと言えば、初弾で描かれるいわゆる「過去編」の主役であるキャスバル・レム・ダイクンの声が田中真弓さんだということで、少し前に巨神ゴーグ(主人公・田神悠宇役)を全話観ちゃったものだから、あんな感じとアリオンのセネカ役が、声色の方でだぶっちまいます。いやもう少し上品な雰囲気でしゃべるんでしょうけど、だいたい合ってるはず。

「過去編」はtheORIGINのなかでもほんとにオリジナルエピソードで描かれている読みごたえある展開の反面、キャスバルが成長してジオン本国に潜入するテキサスコロニーでのプロットが、後の赤い彗星となる方のシャア・アズナブルって野郎、つまりキャスバル本人を嫌いになったエピソードでもあります。漫画を読めばわかりますが、ああいう方法しか物語を組み立てる知恵がなかったのかと、がっかりしたものです。

しかしそこからプログラムを始めなくてはならないところが、theORIGINの背負った宿命なのでしょう。ガンダム大地に立つ、は、ある意味今さら感が漂うし、それでこけたら「過去編」にたどり着けない。今回ソフトの方は4話構成とのことですが、逆に言うとこれ以外のエピソードをどこまで本気でやるのかなという心配が無いでもありません。

安彦良和さんがこの漫画を描き始めたとき、けっこう面白かった記紀神話ものの作品が中断され、ガンダムなんかにかかりきりになって大丈夫か?と、氏の高齢化を懸念したことが、今度はガンダム自身に降りかかっているわけです。

一般受けしないだろうけれど、個人的には「韃靼タイフーン」をね、長編で読みたかった。

さて仙台から一番近い上映館が宇都宮ですよ。だけどそれなら新幹線で東京に行っちゃっても同じか。2週間限定上映というのは「14日ある」のではなくて、日曜が2回しか無い。ってのが現実なんですよねえ。仙台でやってくれれば、仕事が終わってからでもなんとかなるんだけど・・・

というわけで、パトレイバーtheNEXTGENERATIONの第6章は仙台でもかかっているので、まずこっちを観てこよう。2199封切り? あれはまあ、あとでいいです。