先日、隣町へ買い物に出た折、通りに佇むこいつを見かけました。通り過ぎ様に撮ったこのアングルではなんだかわからないでしょうが、狸です。狸なんですが、鰻と鰌鍋の老舗の軒先番人でした。鰻と鰌ですけど、お店の名前は「弁天屋」。ついぞ、狸との関連性は不明のままで、震災被害を機に昭和初期からそこにあった古い店舗は取り壊され、今尚敷地は更地のまま。駅前の一等地だから、いずれ何かしら立地するのでしょうけど、町の老舗は次第に少なくなっているようです。こういうときは車をどこかに置いて訪ね歩きをしなくちゃいけないなあと思ったのだけれど、この町は親父の若いころからのテリトリー。僕が訪ねていかねばならない町も似たようなことらしいから、そちらの方が優先順位が高いのか。