唐突ですがここ2日のエスクードなお話に乗っかって、さらに10年進めた2008年の4×4マガジン。すべての、とは言えませんがエスクードファンにとっては記念すべき号でしたがその件ではありません。
先週開かれたTDAの写真が送られてこないので苦肉の策です。結果については・・・
後藤誠司クン、其処へナオレ!
と手を振り上げたくなる二の舞の結果で、前回フォレスターに打ち負かされたときと同じようなミスをやらかし、心理戦に臨んだとみられる川添哲郎選手の罠にはまってエスクードを壊しやがりました。優勝の川添選手は当日結婚記念日。優勝杯を受け取り足早に、颯爽と引き揚げて行ったそうです。
「どうしてですかねー。彼と当ると冷静でいられなくなっちゃって」
だからー、それが術中に陥ってるんだってばー。どうもスタート時に川添選手がストットルの空ぶかしを意図して行い、それでコンセントレーションが一気に崩れたようです。TDA開闢以来の大雨という、クロカンベースの車両に有利で、なおのことドリフトの後藤選手を祝福するようなレースコンディションが文字通り水泡に帰しました。まあ一番悔しい思いをしているのが他ならぬ後藤選手でしょうから、この話はここまでとして、再び当時の4×4誌。これは熊本で行われた初心者向けトライアル大会の記事です。中段4枚組の小さな写真左下のパジェロミニ、誰あろう後藤選手の初トライアルシーンです。
この頃後藤、川添両名とも、クロカンというよりもダートトライアルで頭角を現し始めていましたから、このシーンの話題はオープンデフの車で果敢にコースを攻める彼らのテクニックと心意気と言えるでしょう。
それにしてもNLクラスのリザルトにウエストウインが燦然と輝いている。島雄司監督は前年から現役を退いていますが、チームの層の厚さを感じさせます。
よくよく見ると、NSクラスの結果では川添選手が12位で後藤選手が18位と、なんともほほえましい記録が残っているのですが。