なんでもかんでも秘匿隠匿すればいいというものでもありませんが、エスクードで出かけて行ける風景の中には、ちょっとその辺のSUVでは難しいでしょ?という場所もあれば、こんな絶景があったのか!という感動のシーンもあるでしょう。
それを、自車も含めて見せたいという心理はわかりますが、明け透けにどこなのかがわかる紹介の仕方が目に余る時代になっています。しかも便利にも最近のSNSサイトの機能にはマップ表示も可能で、続々と後続車をいざないやすい環境にもなっている。
そこを紹介することが時としてはた迷惑な場合もあることに対して、認識の垣根が下がりすぎています。SNSにいる人々はそのシステムによって自らを保護されているけれど、発信される情報が青天井に等しいことを理解すべきです。
そういう場所には細心の配慮で出かけて極力現地の良さを損ねることなく過ごし安全に帰宅し、それはどこなのかちょっと見にはわからない縛りを以てアップロードする。←しない、の選択もある
小うるさいこと言いやがると思われてもいいよ。だけど最近のエスクードユーザーはそれができていないんだよ。そのことが続いて、とっておきの場所の入り口に綱を張られても文句を言えないんだよ。
と自嘲も含めて綴る一方で、四駆とオフロードバイクではない移動手段で林道で出会う人々にも申し上げたい。交通弱者の法則はそこでも適用されることは常識ですから我々はそれを順守しますが、あなた方よりもずっと以前から、四駆やオフロードバイクの人々はそこを行き来している。ここ数年のブームで山に分け入ってきたあなた方から「四駆なんかで何をしに来た危ないじゃないか」呼ばわりされることは心外です。
蛇足でもう一つ。