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  ~懲りない傾向~

毎日がお上りさん

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実際に上り列車で通勤しているから、あながち間違いではありません。それでも十代の終わりごろから二十代はずっと、渋谷だろうが原宿だろうが板橋だろうがどこだって知らない街ではなかったんですよ。

だけど今になって、仙台でニュース映像としてしか見ていなかった絵空事のような東京の景色を目の当たりにすると、こんなんでいいのかなあと思わされるのです。

八十年代に一極集中の是正とかぶち上げて、多くの公的機関を郊外に転出させて、土地の有効活用をどうやるのかと思えば、結局集中を加速させただけという。そこへきてオリンピックですから、すべてがもう免罪符でこの機にやっちまえと言わんばかりです。

そのような変貌都市のなか、丸の内の駅前だけ空々しいほどモノをどかしちっゃて、これが僕の眼にはかえって、国力の衰退にしか映らなかった。迷子になりそうなバスロータリーだとかひしめき合うタクシープールの風景は、あれはあれで東京の活力を表していたのじゃないかなあ。

帆場暎一や柘植行人の気持ちが、わからんでもないです。でも建設現場にも警備される場所にもレイバーはいません。