新月サンの部屋で冬越しさせたデンドロビウム。 気が付いたら花咲かせていたので連れてきました。 (誰にも見てもらえないんじゃ可哀想すぎる) 適当に育ててるから、よたってますけど・・・ これだけ咲けば上出来!
事務所に帰りました。
怒りを込めてぶち当たれ
「シン・仮面ライダー」の製作発表がなんとなく大きな話題になっている中で、この企画自体を知らされていなかった(とは思えないんだけれど)という島本和彦さんの、「仮面ライダー50周年お祝いイラスト」(のツイート)がなんとなくささやかに同情されているようです。曰く、「まるでアオイホノオな展開」。ということで、かつて「シン・ゴジラ」が封切られたときに、島本さんが叫んだ「やめろぉ庵野!!」の再現になってしまったと。しかも、ゴジラはともかく今回は仮面ライダーですから、そこに原作者とのパイプを築いていた島本さんにとっては青天の霹靂なのです(真実はそうでも無いと思うんだけれど)
だけど思い返しちゃいますよ。島本さんは昔、生前の石ノ森章太郎さんから「君に委ねるから描け」と言われて、仮面ライダーの原点とも言える「スカルマン」を漫画化して、ここに石ノ森キャラクターを総動員させていました。当然、仮面ライダーをモチーフとする人/バッタ融合型改造人間も繰り出しており、スカルマンとの激闘が描かれているのですが、今これを見ていると、「庵野ライダーに蹴りつけられている島本スカルマン」にしか見えない。
こうなったらコミカライズの権利をなんとしても獲得してもらって、コミケでは無く書店で発売できる単行本を描いていただきたいところです。
・・・それか? 映画の公開がコロナ禍で遅れて2023年3月っていう半端な段取りなのは、実はコミカライズの契約も動いていて、執筆時間を割いての予定調和???(それはそれで監督の手のひらの上で踊らされちゃうという)
王蟲よ!・・・
先日、不謹慎なことを書いたばっかりに、アボカドのメニューがすべて変態してしまいました。
ええっ? セラミック刀ですら刃こぼれしてしまう王蟲の外殻は脱皮してそのまま硬い抜け殻になるんじゃなかったのか!(だからそうじゃないって)
へるぷみーっ!
謎の地球防衛軍 の真実
4K版の「ウルトラセブン」が放送開始されており、しばらくぶりに第1話を観ていて、なんでこんなことを見落とし(正しくは聞き落とし)していたのかと愕然としました。
実は第1話において地球防衛軍とウルトラ警備隊を紹介する最初のシーンですが
静岡県とも富士山麓とも、ひとことも言っていない!
第2話以降をまだ確認していませんが、我々は完璧に児童誌やその他ムックなどの文献で、極東基地の所在をインプリントされていたのかもしれません。そうだとすると、多少の無茶ぶりをかましながらも二子山サイロから芦ノ湖側へ向けてウルトラホークを射出する風景の方に真実味が出てきて、極東基地の中枢部は神奈川県にあるという仮説が再浮上します。
何と言っても、出撃するホーク1号の遥か彼方に富士山が見えているわけですから、その距離感から見ても二子山サイロの位置関係は箱根っぽいのです。ただし、思いっきり湖畔の至近距離にサイロがあるという風景により、国道1号線付近にある二子山と、このサイロが同じ山とも思えません。
同時にホーク眼下の湖が芦ノ湖であるとも断言できないほど、市街地が見当たりません。富士山についても、元箱根からの風景だと、ホーク1号の図のようにフレーム内には収まらないという困ったことがわかります。山容もけっこう異なり、地球防衛軍はかなりの規模で静岡乃至神奈川のどこかの山を削り、人造湖まで作って基地を建設しているとしか言えなくなります。
かくして極東基地問題は面白楽しくも振り出しに戻るのですが、誰なんだよ「静岡県の富士山麓に」なんて断言するような表記で、当時最初の解説入れた奴はっ
出られないでち・・・
スタッドレスタイヤを外してオールテレーンに戻す作業の最中、フレームについた擦過傷を確認して愕然です。右に据え切りするときだけ、いやーな音がすることがあるのは、先日入れ替えたDМ‐V3のときから始まっていたのですがこれほどとは。
夏冬ともタイヤ規格は一緒。外径も幅も変わらないので、アライメントが狂ったかストラットの取り付け角度が歪んだかパワステベルトに故障が出てきたか。
最近、入手できにくくなったはずのオールドマンエミューがなぜか楽に注文できたので、リア用のランチョとともに取り寄せ中です。据え切りをしなければ当たらないけれど、早いとこ直したい。
この機にブレーキパッドも交換しましたが、通常だと7万キロくらいが限度の純正パッドが、今回は10万キロ耐えました。ブレーキ踏まないもんなー。
週末の雨で、土曜日まで満開だった近所のソメイヨシノも見納めです。ことしは桜と菜の花の見ごろに梨の花が八重桜を追い越し追い付いてしまう暖かさです。
天狗の森はいよいよ腐海の様相になってきました。いやそうじゃない、花々と新芽の入り乱れで賑わい出しています。
熱血だった時代
三期12年にわたって千葉県政を舵取りしてきた森田健作さんが、本日付で退任となります。知事就任の折、仕事柄インタビューを申し込んだら千葉県はお高く留まって「5分で」とかぬかしやがって、「それだけの対話で公の場に原稿が活字になって表れて、知事の品位を逆に下げてもいいならそれでやりますが」と応酬したのが一昔前のことです。前知事の堂本さんだって30分は割いたというのに、結局15分で軟着陸して5分オーバーさせてやりました。
あーいや、県政とその後の話はどうでもいいんだ。なんで森田さんなのに水戸市の挿絵を出しているかというと、これが50年前にさかのぼるのです。
放送は71年の秋になりますが、当時森田さんが主演していた「俺は男だ!」で、剣道の全国大会が水戸で開かれ、青葉高校剣道部の面々が神奈川県から遠征してくるのです。ところがいろいろあって、試合当日、森田さん演じる小林弘二は肩を脱臼していて、結果的に負けるという展開。竹刀一本で同好会を打ち立て、共学化していたけれどウーマンリブ風潮で女子優位だった学校に新風を巻き起こしながらの、挫折の瞬間が水戸の街に待ち受けていたのです。
ここでなんだってLJ10が挿絵に出てくるかというと、弘二の肩を脱臼させた級友にして強敵の、西条を演じた志垣太郎さんが、これと同型のジムニーに乗って、仙波湖の辺りを走るシーンが出てきて、おそらく僕が初めて見るジムニーの姿がこれだったと思われます。えっ、高校生でクルマ乗ってるの? しかもデビューして1年程度のジムニー!というところは、西条くん不良で1年留年経験の転校生という役(なんと銀座でスナック経緯している)。水戸市から大洗町だったか那珂湊市(現ひたちなか市)だったかにある(設定)実母の営む喫茶店に赴いた帰路、ジムニーが故障して弘二が迎えに来てその場で行きがかり上決着をつける決闘になり、蹴りを入れられ肩を痛めてしまうのでした。
「俺は男だ!」は、80年代に映画化され森田さん主演での「完結編」を描き、船乗りになっていた弘二が青葉高校に呼び戻され、荒れた校内を鍛え直してほしいと依頼される。教員免許関係がどうなっていたか忘れましたが、あの学校は私立だったはずだから、講師扱いか。弘二は持ち前の熱血で挑みますがしらけられて相手にされないながらも、一部の学生には興味を持たれて、彼等に接するために自動2輪の免許を取りに行きます。
この教習所が、後に霰や霙の通った笠間市内の学校です。しかし突っ込みどころがあって、まったく適性が無く原付の免許しか取れなかったオチがあるんだけれど(ちなみに教官は笑福亭鶴瓶さん)、高校時代の水戸遠征の折、学校に内緒で水戸市内の宿泊先から大洗(那珂湊?)決闘の場所まではオートバイで来てたじゃねーかと。
そういえば西条編と水戸遠征は、津雲むつみさんの原作には無い脚本でした。熱血の時代と、地元がほんのわずかに出会う回。ついでにジムニーを初見していた半世紀前のお話です。
世界の平和を守るため
「仮面ライダー」の第1話を、実は僕はリアルタイムで見ていません。なぜかというと当時、茶の間のテレビのチャンネル権は大人にあり、その中でも金曜日に放送されていた、しかも「仮面ライダー」放送開始の前日から始まった「帰ってきたウルトラマン」の権利を獲得できたため、土曜日の枠は得られなかったからでした。そんなわけで祖父母とともに、太平洋戦争を描いたアニメーションの「決断」を見せられたのです。「帰ってきた~」の前にあった権利は「謎の円盤UFО」でした。
しかし祖父母は様々な手段を駆使して、やれ風呂に入れとか布団を敷いてこいとか僕の背中をたたき、「8時だよ全員集合!」にチャンネルを変えるという暴挙に出るのですが、それに抗えない子供の悲哀。要するに翌年、「ウルトラマン見ていいんだから仮面何とかはだめ」と宣告されてしまったのでした。
偶然にも、その祖父母が旅行で不在の時、テレビを占有できて初めて見たらば、画面では一文字隼人が「お見せしよう、仮面ライダー!」などとしゃべっているではありませんか。ですから本郷猛を見たことのないまま、「仮面ライダー」と邂逅するというかなり間抜けな展開であるばかりか、それを補完するために読んでしまったのが漫画版の「13人の仮面ライダー」ですよ。本郷猛、ショッカーライダーに射殺されちゃってるじゃありませんか!
自分の中では大混乱です。見かねたお袋が自分の洋・和裁作業部屋にモノクロのテレビを設置してくれて、一文字編をなんとか見始めました。それはそれで、茶の間に孫がいないと不機嫌になる祖父母のプレッシャーも受けることとなるのですが。
ところがこの年の年末、祖父母はありがたくも温泉に出かけて年越し。つまり72年の元旦に放送された「死斗! 怪人スノーマン対二人のライダー」をカラーテレビで(笑)、リアルタイムで見ることができ、ここで初めてテレビシリーズの本郷猛と巡り合うのです。後に後楽園(まだドームじゃなかった)で、アトラクション会場に置いてあった本物のサイクロンを目にした時の感動ときたらもう、書き出したらパニックでしょう。そんな紆余曲折から、とうとう50年ですよ。
だからってこうくるとは!
仮面ライダーシン(真=真・仮面ライダー 序章)の立場がないじゃん。というより、もはや「シン・」ブランドは歯止めのかけようがないモンスター化の道を這い出しているような雰囲気です。「シン・」つけちゃえば埋もれた遺産をどんどん発掘できるかもしれない。って一瞬、「シン・さよならジュピター」って不謹慎にも思っちゃったよ。
と思っていればこんなことに!
なんだかこう、ここまで乱発が続くと原作者が怒って化けて出てくるんじゃないかって気がしなくもないです。「シン・」ブランドと同様、この路線が使えるのなら「人造人間キカイダー・02」「ロボット刑事・K」「雷神・イナズマン」「見参!変身忍者嵐」なんて論法も可能だよなあ。