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  ~懲りない傾向~

世界の平和を守るため

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「仮面ライダー」の第1話を、実は僕はリアルタイムで見ていません。なぜかというと当時、茶の間のテレビのチャンネル権は大人にあり、その中でも金曜日に放送されていた、しかも「仮面ライダー」放送開始の前日から始まった「帰ってきたウルトラマン」の権利を獲得できたため、土曜日の枠は得られなかったからでした。そんなわけで祖父母とともに、太平洋戦争を描いたアニメーションの「決断」を見せられたのです。「帰ってきた~」の前にあった権利は「謎の円盤UFО」でした。

しかし祖父母は様々な手段を駆使して、やれ風呂に入れとか布団を敷いてこいとか僕の背中をたたき、「8時だよ全員集合!」にチャンネルを変えるという暴挙に出るのですが、それに抗えない子供の悲哀。要するに翌年、「ウルトラマン見ていいんだから仮面何とかはだめ」と宣告されてしまったのでした。

偶然にも、その祖父母が旅行で不在の時、テレビを占有できて初めて見たらば、画面では一文字隼人が「お見せしよう、仮面ライダー!」などとしゃべっているではありませんか。ですから本郷猛を見たことのないまま、「仮面ライダー」と邂逅するというかなり間抜けな展開であるばかりか、それを補完するために読んでしまったのが漫画版の「13人の仮面ライダー」ですよ。本郷猛、ショッカーライダーに射殺されちゃってるじゃありませんか!

自分の中では大混乱です。見かねたお袋が自分の洋・和裁作業部屋にモノクロのテレビを設置してくれて、一文字編をなんとか見始めました。それはそれで、茶の間に孫がいないと不機嫌になる祖父母のプレッシャーも受けることとなるのですが。

ところがこの年の年末、祖父母はありがたくも温泉に出かけて年越し。つまり72年の元旦に放送された「死斗! 怪人スノーマン対二人のライダー」をカラーテレビで(笑)、リアルタイムで見ることができ、ここで初めてテレビシリーズの本郷猛と巡り合うのです。後に後楽園(まだドームじゃなかった)で、アトラクション会場に置いてあった本物のサイクロンを目にした時の感動ときたらもう、書き出したらパニックでしょう。そんな紆余曲折から、とうとう50年ですよ。

だからってこうくるとは!

仮面ライダーシン(真=真・仮面ライダー 序章)の立場がないじゃん。というより、もはや「シン・」ブランドは歯止めのかけようがないモンスター化の道を這い出しているような雰囲気です。「シン・」つけちゃえば埋もれた遺産をどんどん発掘できるかもしれない。って一瞬、「シン・さよならジュピター」って不謹慎にも思っちゃったよ。

と思っていればこんなことに!

なんだかこう、ここまで乱発が続くと原作者が怒って化けて出てくるんじゃないかって気がしなくもないです。「シン・」ブランドと同様、この路線が使えるのなら「人造人間キカイダー・02」「ロボット刑事・K」「雷神・イナズマン」「見参!変身忍者嵐」なんて論法も可能だよなあ。