とタイトルしていながら一枚目がソメイヨシノの桜吹雪(を、毎年撮っては失敗していて今年も出来がよくありません)。三寒四温や適度な雨天気で、大島からソメイヨシノの期間が割と長く楽しめましたが、暖かくなってきたら桜前線も一気に腰を上げて北に行ってしまい、裏山もどんどん新緑に移り変わり始めています。すでに里は短めな梨の花の季節が、菜の花とともに彩を添えています。つくばーど基地は杏子が終わってカイドウが見納め。椿の最盛期となりました。
町へ降りると八重桜がピークです。関山だか普賢象だか樹種はわかりませんが、溌溂としたピンクの密集。ふと思ったのですが、市内でこれだけの八重桜並木は他にないんじゃないか? 役所も観光協会も、早くも桜まつりからつつじ祭りのPRにいそしんでますし、花より栗で売り出してるところだから、人知れぬ並木道のままの方がかえって良いのかもしれません。ところで、暦において20日は二十四節気・春の候最後の「穀雨」も訪れています。夏が近いというより、田植えの時期ですね。
気分の問題というか、八重桜もいいけれど今自分になると菜の花に目が移っています。これも晩春を示す季語で、4月初めのころの春雨前線で振る目は菜種梅雨とも呼ばれます。菜の花そのものは今ピークになっていますが、これを探すと今年は沿道で群生のように撮れるところがなかなかありませんでした。外房では時期を外してしまい、渡良瀬遊水地に行ってみれば堤防沿いは定番のように咲き乱れていますが、狙いたいアングルにはならないのです。
まーそんな風情の話なんか書いてますけど、世間の陽気は夏日というよりもうほとんど真夏日の体感温度ですよ。都内じゃ月曜日から「始めました」の看板見てましたが、「お昼ご飯どうしますー?」と雫さんに聞かれた瞬間、反射的に大盛で頼んじゃいましたよ。「ちょっとブログに載せるなら最初に言ってよ雑に盛り付けちゃったじゃない」だって。そうかよ二人っきりだと雑になるんかい。