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  ~懲りない傾向~

ヴィトラの続報

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OLYMPUS DIGITAL CAMERAかわねこさんが調べてくれていた、遠軽町の木のおもちゃの館に展示されているヴィトラの続報が届いています。どうやらやっぱりビターラの読み間違いという線に落ち着いてきたのですが、おもちゃの館のスタッフさんは、開館以前の展示品収集の時代にまでさかのぼって記録を引き出してくださったとのこと。頭の下がる思いです。

商品名は「Suzuki-VITARA  Spezlal1994」のようです。
当時の金額で約7万円でした。

というのが、かわねこさんの問合せに対する、スタッフさんからの連絡だそうです。

購入は1997年の6月発注で、11月に品物が届いたとの記録。その年2月にドイツで開催されているおもちゃの見本市での視察時に、この商品を発掘しているようです。
2月の見本市というと、これのことにも縁のある展示会のことでしょう。

さて、いろんなことが分かっていくのと同時に、どんどん謎も追加されます。このビターラを作った「ザイファート社」が現在もあるのかどうかがまだ不明ながら、ヴィトラとビターラの表記のように、ザイファートとは別の読み方がありそうで、記録の中に出てくるそれらしき個人名を、ハルトムート・ザイフェルト氏としてデータの海から見出すことになるのです。

この人物は、データによれば政治経済学博士。数年前には日本にも研究員として短期滞在していたようですが、ウッドクラフトのメーカーと果たしてつながっていくのかは、まったくわかりません。が、ザイファート社の連絡先である南ドイツ地方の街を探してみると、ニックという木製玩具メーカーが所在していることがわかりました。

今はまだまったくばらけたピース。ここから先は、ドイツに出かける機会のあるエスクードユーザーさんに委ねるしかなさそうです。

え? 自分で行って来い?

そりゃあ行けるモノなら行って来たいですが、1週間も休んだら、僕は路頭に迷うこと必至なのです。

 

4 Responses

こんにちは。

前回のトピックで、オーバーフェンダーとグリルガードの件がありましたが、家にあるドイツ仕様ののメーカーカタログに、全く同じ仕様のものが存在します。
つまりデフォでこの形の実車が存在したことになります。

機会があったらカタログお見せします。

  • なるほどその線があったか。
    それがメーカーカタログ、というところが、日本じゃできない仕様ですねえ。

  • 続報アップありがとうございます。

    あのグリルガードとオーバーフェンダーが、メーカー仕様だったとは…。
    奥が深いです。

  • ガードについては、海外の方がバリエーションが豊富でした。
    国内のアフターマーケットでは、結局車体デザインにマッチさせるような発想が無かったので、汎用品のパイプもので寸法合わせというのばかりでしたね。