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  ~懲りない傾向~

1984 鈴鹿四時間耐久

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唐突に鈴鹿の話を振ってしまうばかりか、8時間ではなく4時間耐久。しかも34年も前のことを書いてどうするんだ? と、自分でも思います。4時間耐久レースは8時間決勝の前日(本年は今日。台風12号の影響が心配)開催ですが、1984年はヤマハXJ400ZSが優勝した(と思う。忘れてる)歴史は置いといて、最多ラップをホンダVF400Fが刻んだ(はず。うろ覚え)もほっといて、スズキが優勝してしまう話を無理やり発掘します。それ前提でないと話が進まんのよ。

この年、前年にホンダがCBR400Fを登場させた話題に対抗し、スズキが繰り出してきたのがGSX‐R。400ccクラスの群雄割拠とレーサーレプリカ台頭の頃でした。当時の十代少年、一馬力一万円とか言いながら貯金していた時代、Rを59馬力から65馬力にチューンし、4名の高校生が2台を出走させ、そのうち1台が走路妨害を受け転倒しながらも、まあ逆転優勝しちゃうわけです。あ、4時間もあるのにかなり端折ってしまいましたが、とりあえずそういうストーリーなの!

この高校生ペアの1人は、後に全日本250、世界選手権500のライダーに成長しますが、84年の4時間耐久では、実はもう1台のGSX‐R(左図)が、なんと74馬力もの無謀チューンの末ドタバタ劇を展開し、なんだかんだで結局優勝してしまうというパラレルな話もあったのです。さあ大変だ、さすがバイクレースの甲子園。まるで77年F1のSV01改対トドロキスペシャルみたいなことが、4時間耐久でも起きていようとは。貴方はどっちの優勝を支持します?

4 Responses

8耐、懐かしいですね。85年に初めて観戦に行きましたが、暑いのと人が多いのと、コース全体が見えないのと、当時は場内放送くらいしかなかったので、レースの展開が見えなかったことが印象に残っていますね。(笑
無謀チューンの方、優勝したのは覚えているけど、どういう流れだったのか、さっぱり記憶に残っていません…。

  • いやこれは4耐・・・って、ちょっと待ってまって!
    ガードナーと徳野が優勝した85年、僕も鈴鹿にいましたよ。
    平のFZRが止まっちゃわなければ、って劇的な幕切れでしたが、何が起きていたかわからないのが現地でしたね。

  • 74馬力のほう。「ハナゾノヒロミ」なる者がチューンして実在の最強プライベーターを思わせるおっちゃんに「燃焼室の形状を間違えたんだろ」とか言われてその二人でレース中にスペックダウン作業をしてしまうとかいう話だったような・・・・
    そうそう雨も降ってましたなぁ!
    (実は全巻持っているという・・・(^_^;)
    65馬力のほう、転倒後コースのどこからかは忘れましたがマシンを押してピットに帰ってくるという話でしたなぁ・・・
    その後怒涛の追い上げしたという・・・
    (実は形態が違いますので全巻でなく全話揃ってます・・・(^_^;))
    無茶苦茶な展開ですが、どちらも目に涙したのを覚えておりまする(^_-)-☆

  • ここには取り上げなかったんですが、高千穂遥の「夏・風・ライダー」も四耐小説で、それが出版されたのが84年なんです。内容の詳細を失念したのですが、その耐久が何年だったのかというと、82年でした。もしも84年だったら世にも恐ろしいとんでもないレースウイークになるところでした。