レオナルド・メディチ・ブンドルなんてもうわかる人いないでしょうけど、「潔く~」の表題は彼の名言から持って来ました。とは言っても2005年時点で2500のエスクードの乗り出し価格は55万円。いやまじめな話、このときは「潔く」の覚悟で即金払いしております。BLUEらすかるΩは2024年の買い付け時には本体価格で30万円ほど高くなっていました。まあこれもその他もろもろのことをやって「ばかだそれは」と言われそうな支払いを、手付金と、残額を一括払いしましたが。
ともかくも、名実ともに・・・ああ、登録まだだから「実」の部分は9月になりますが、BLUEらすかるの誕生となります。全くの偶然なのかはたまた呼ばれていたのか、この買い付けの折、ロングボディのV6を探していて、3台しか出てこなくて、うち2台は2000cc。しかも近畿や山陰で簡単には出かけられない。唯一残ったこの個体だけが東京だったのです。2005年8月27日、大勢の友人たちが、見届けに来てくれました。こうして長い道のりが始まりました。
そして20年。昨日、積算走行距離は980000kmを越えました。地球の上を走り続けたとして24周半になります。残念ながら、金星、火星という隣の惑星へは届きようもないのが太陽系スケール。1台のクルマには月往復が精いっぱいであることを痛感します。そして年々暑さが尋常でなくなるなか、よく頑張って走ってくれています。ずっと、終わらない夏という表現を使ってきましたが、これが最後の夏であるという実感も初めて伴ってきました。