3000本目の投稿になります。
例によってアニさまに「書いてね」と託されました(笑)
何を書こうか考えましたが、上手く纏まらないの。
一つ言えるのは、のまちゃんに乗ってなかったらアニさまとれいんサン以外の方々にはお会いしていなかったって事。そして、こんなブログも書いてなかったろうなーって事。これも〝縁〟なのねとつくづく思います。
さて。新車から一緒ののまちゃんも23歳間近だっ!
これからもよろしくお願いします。
先日の東北豪雨の成り行きを、ツーリング幹事のパジェケンさんは大分心配していましたが、春の高津森山は確かに雨降りでしたけど僕はどちらかと言えば晴れ男なのです。行けると踏んでの南蔵王、不忘山林道には、午後2時に分け入りました。
当然ですが、木漏れ日なんか射してくるいい天気です。不忘山林道は宮城と山形を結んで、高いところは標高800から1100mくらいまで駆け上がるダート。
下界の蒸し暑さなどどこへやらの気温と、早々と紅葉の始まった森を抜けていきますが、相変わらず宮城側のダートは荒れ気味というのが定番。山形側は林業が盛んなため、同じダートでも道が踏み固められています。とはいえ、2015年9月現在のルート状況は健全。林道走行速度を厳守していれば、快適なツーリングが可能です。
まあ・・・さらに台風が来ればどうなるかは保証の限りではありません。倒木や落石は各所に生じていましたし、山形側ではあと3回くらい豪雨を食らったら道路ごと持っていかれそうな路肩の亀裂も見られました。それより先に宮城側で土砂崩落が起きそうですが。実際、この路線は通行不能になることが多いので、今回はかなり良好なコンディションで走れたといえるでしょう。
パジェケンさんのTD54WもBLUEらすかるもこの秋に車検を控え、やれ足回りが限界だとかタイヤが坊主だとかドアの内側に錆穴がとかの、三代目エスクードもだんだんと満身創痍になってるなあという状態。うちの足回りもフロントは悲鳴を上げ出しているので、無理は禁物です。
不忘山は御前岳とも呼ばれていますが、古今和歌集に「みちのくのあぶくま川のあなたにぞ 人忘れずの山はさかしき」という蔵王連峰を指し示す歌があるので、こちらの方が著名な名前です。しかし御前岳の名の方がより古いとか。戦時中にB29が墜落し乗務員が全滅したという、話に聞いた程度の知識しかありませんが、よくよく考えると蔵王の中でも特に古い時代の火山の懐を走ってきたことになるのね。
何と言ってもありがたいのは、そのまま週末突入で連休だということで、帰路ものんびり移動できます。となると、20日の記事は午前零時にはアップロードできないと思いますのであしからず。
で、よほどの荒天どころか仙台辺りは28℃の好天。それは蔵王のふもとにあるジェー・エー・シーのリサイクルパークも同様。そうそう、フードコートがオープンしました。来月末にはレストランが立ち上がるそうですが、このフードコートでも何種類かのピザとポテトフライ、ジェラートが注文できます。それぞれのブースは津波に流され廃棄された貨物用コンテナです。一部を除き廃棄部材で建屋やテーブル、椅子を構成していたり、足元のインターロッキングが実は家庭から出たブラごみを再生したものだったりします。
ピザ2種類と粗切りのポテトフライ(ソースを5種類から選べる)、山葡萄のジュースで、おおむね3000円程度ですから、それほど高い値段設定ではないなと。ただ、地元の人々にはマクドナルドのポテトフライを引き合いに出されて割高感を指摘されるとか。いやいや、それならピザーラのピザは1枚いくらよ? と言ってあげたい。キノコトッピングのピザには、岩手県沿岸では高級食材で売り出しているアワビタケも使われています。
もともと廃棄物のリサイクルを省資源、省エネルギーの視点から広くアピールしたいと考えている同社の真野孝仁社長が、リサイクル工場の熱源を有効利用して温室栽培に取り組んだものがパークの姿で、フードコートと雑貨コーナーは第一弾。このあとのレストランに続き、チャペル(まさか挙式なんか受け付けるのか?)や宿泊施設にまで拡張する構想があります。工場の敷地内で源泉も掘っちゃってるから、いずれバイオマスボイラを熱源に加温すれば、温泉にも入れるようになります。
フードコートは11時から、テスト運営として18時頃まで開店。定休日は火曜日ですが、開業日と時間帯は今後変更されることもあります。東北道村田インターから蔵王方面に向かって5分もかからない好立地。インターを降りて左折し、次の交差点も左折で丘を登っていくと、パークと工場が現れます。
ただ、今のところまだ工事中のため、駐車場の入り口がわかりにくいのと、その駐車場で作業が行われていると入れない(これはあと数日で完了するので心配ないと思われます)こともあるので、事前に問い合わせておいた方がいいでしょう。
同社のホームページはこちら
あっしまった。長くなっちゃったから林道の話はやっぱり明日の記事だな。
川と国道をまたいで、陸前高田市の被災地に対岸の山を切り崩して土砂を運んでいたベルトコンベアが、その運搬作業を完了させ、解体工事が始まりました。去年の3月末から行われてきた土砂の運搬は、総量で約500万トンにものぼったそうです。
・・・だめだ、ピンとこないわ。
ダンプカーでこれをやっていたら、8年はかかっただろうというから、とてつもない仕事であったことは確かです。コンベアの大半は年内には姿を消すそうで、陸前高田の風物も見納め。来年には嵩上げした中心地で大型商業施設の建設も始まるとか。
この工事もすごいのだけれど、現場を訪ねてみて気づくのは、運ばれ積み上げられた土砂で見えなくなっていた、湾の防波堤の巨大な構造体がどんどん出来上がっていたことです(嵩上げ事業とは別の復興工事)
「でもね、隣の土産物屋の話だと、ここを見に来る観光客が激減したって。去年は今年に比べたら5倍の売り上げだったというから」
とは、ベルトコンベアの下方に所在する休憩所兼物販飲食施設の出店者のつぶやき。復興が進むということは、外の人々の風化も進むということなのでしょう。
ゆうきまさみさんの漫画家生活は35年めになり、究極超人あ~るだと連載開始から30年めにあたりますから、ざっくり乱暴に言ったら40代以前までの人たちは、連載当時にはこれを読んだことが無いかもしれません。もっとも氏の代表作のひとつですし、漫画だけでなくドラマCDやOVAなどメディアミックス展開し多くの記録を残していますから、うちの娘らのように90年代半ばに生まれていても知っている若年層は多いと思われます。
なんでそれがスピリッツに掲載されるのだ?と思ったら、同誌も35周年だと。
ふーん、というわけでゆうきさんは当分、少年誌には描かないんだなあと時の流れを感じるのですが、前編が「週刊」で後篇を「月刊」に載せるという商魂は、作者側の良心として阻止していただきたかった感があります。
それはそれとして、まるで「美味しんぼ」の単行本表紙みたいな装丁の扉絵は、ある種パロディマンガ家の真骨頂か。とか言おうとしたら、前編はご飯の炊き方・・・いや炊いたご飯の「加工調理」の極め方で、遠大な究極の献立をやらかしているところからして、オリジナルでありながらパロっているのがわかります。
今回、どんな展開にするのか興味を引いていたらば、堂々と「最終話」のちょっとあとくらいで始めちゃうのが「マンガって羨ましいなあ」と時空の自由度を痛感させられる設定。こっちは30年齢くっちゃってますから。
しかし恐ろしい伏線もはらんでいるような気がしてなりません。まあ「あ~るだから」で済ませられる笑かしですけど、30年前の連載の終幕は、一時的にR田中一郎が行方不明になっていまして、今回初めて、彼が何処をさまよっていたのかが明らかにされました。
そこから察するに、行方不明になる際の、成原大要塞崩壊時に、時空を転移してしまう『ピンホール振動』が発生していた節があり、そんなものが成原成行博士のマッドサイエンステクノロジーに掌握されているとしたら、成原家か、そこに嫁いできたキヨエさんの血筋には、外宇宙文明であるアルタ人の、1000年前の地球漂着が関わっているかもしれない。
現に、R田中一郎のモデルとなった成原あきら君に酷似したアルタ文明の帝国近衛師団員ダール氏という存在もありますし、彼らには『人形』というアンドロイド技術が確立されていました。成原博士の「本人でも理論を説明できない」超破天荒な発明も、アルタ文明のテクノロジーを好き勝手にいじった結果とすれば、「おぉ」と膝を打てるような気がします。
何が恐ろしいかって、アルタ文明だとか連邦だとか帝国だとかの「鉄腕バーディー」の世界は、その超空間転移やそれを引き起こすための膨大なエネルギー転換をもたらすピンホールエンジンの実証実験が『人類の手で行われて失敗し、時空の歪みと並行宇宙の出現』によって成立するものらしいからです(バーディーちゃんと読み返さないと説明しにくい)
その実験が行われるのは、人類時間で言うところの2040年。多説ある中で、その際「我々の住む世界は地球ごと消滅している」ということで、ひょっとしたらピンホール技術を確立してしまったのが成原博士で、これがいち練馬の個人研究所から国家レベルの事業に取り上げられてしまう歴史が、これからの四半世紀に起こってしまうと、世の中えらいことになってしまうのです。
いやもう「馬子ゆるキャラ」なんて言ってる場合じゃないよ。てか、今回それがR田中一郎の大技だったんですが、それに言及できずに長文化しちゃったのでぶん投げることとします。