お使い先の駐車場にて。
・・・万両だと思うんだけど、なんでここ?
アスファルト舗装の割れ目に生えてますが、このままにしておいてくれるんだろうか???
もうちょっと離れりゃ土のところがあっただろうに・・・
お土産だということで、しかしこれはカラバオ共和国の紋章とはちょっと違うような・・・
で、リンガナエだとかカラバオだとかヌバトワだとかがなんのことかさっぱりわからないという方々には全然面白くない展開でした。これらはゆうきまさみさんの「パンゲアの娘 KUNIE」から引用しております。コミックスは全五巻あるんですが、連載が打ち切られた形で未消化に終わってしまっていて、実に残念な作品であります。
いま連載されている女子高校生の漫画家の話なんかより、絶対にこっちの方が面白いと思うんだけど・・・
それはさておき、南の島漂流してきた霙は、自分用にはこんなものを買い求めてきました。
国連防災世界会議の合間を縫って、防災産業展示会というのを覗いてきました。やっぱり出てたなあというのが、愛知県のポラリス社が出展していたORVシリーズ。陸自の若い人たちも興味津々で展示車を見学しておりました。
エスクードみたいな軟派なクロカン四駆に乗っていると、もうこんなのに走られたら太刀打ちどころか指を咥えて見ているだけという極地走破性の高さ。
ハニカム構造の撃たれてもパンクしないというタイヤには唸らされます。新型SUVのミッションにCVTが搭載されるとぶーぶー文句を言うMT派の人々も、こいつのCVTと四輪デフロックなら溜飲を下げるでしょうか。
ただ、小型さを売りにするというのは、極地に運転手ともう一人くらいを送り込むことができても、そこから何人の被災者を救助してこられるかというジレンマを抱え込むのです。3機種のうちレンジャータイプは、オプションによる車体の組み替えで最大6人を乗せることができ、これを荷台に架装すればそこそこの物資を輸送できるところが魅力だけれど、輸送能力としてはミニマムであることを理解した上で運用しなくてはならないでしょう。
四年前の国道が使えない時期、南三陸町へ山越えルートで入ったとき、エスクードのサイズでも既に「対向車には来てほしくないなあ」という林道のコーナーというコーナーの樹林がへし折られていて、地元で聞いたら自衛隊が入ってきたときの車両のつけた痕だろうと。彼らの装備するAFVやトラックの寸法を思い浮かべたら、よくぞあんなところを通ってきたなと驚くような狭隘路だったわけで、そういう場合でもこれらのORVは斥候として活躍できそうです。物資輸送や人員救助に関しては、装備を分けて考える必要があることと、このいかにもという獰猛な外観をどうにかすれば、引き合いがあるかもしれません。
昨年のこと、島監督から電話があり、市場に出ているあるTA01Rを買い付けるかどうか検討していて、との相談を受けました。その時点では僕がそのエスクードをPC上で確認することなどできないのですが、特徴を聞いて、なんとなく知っているエスクードであるという確信がありました。市場に出る前のユーザーさんとは面識はないものの、昔所属していたエスクードのオーナーズクラブに登録しているユーザーさんであることが、クラブの台帳によって確認できました。
まあクラブ自体を潰したのは僕なので、一時期400人もの登録があったユーザーさんたちを離散させた張本人としては、車体の方についてもどうこう言える立場ではないのですが、あの当時のユーザーさんだったら、荒っぽい乗り方をしていてもメンテナンスなどは怠らない、矛盾しているようでも大事に乗っていたはずという二つめの確信もありました。
しかし90年代の終わりから2000年代初頭までのクラブ存命中、一度も会ったことのないユーザーさんのエスクードとなると、実はその個体に遭遇していたことすらわかっていなかったという体たらくな事実。上の写真は転勤前の2010年2月、福島空港で見かけた「独特の雰囲気を持つ01R」ですが、これに気がついたのは島監督からの電話のずーっとあとのことでした。やれやれ、先方には迷惑だったかもしれないけど、千載一遇の機会を逃していました。
この01Rは結果的にはウエストウインの手元には渡りませんでしたが、今号のスーパースージーを見たら、意外なところで復活するようです。
なるほどでっかいトカゲが出た痕らしく、えぐられた草原にはGを示す看板も立っているとか。
だがな娘よ、それはリンガナエじゃないし前にも言ったけど、日本の学者は、ここから出たやつを同類とは認めていないんだってば。