Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

Alpha Aquilaeからの事始め

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わし座で最も明るい恒星で全天に21ある1等星のひとつ。七夕の季節には彦星、牽牛星とも呼ばれ、こと座のベガ、はくちょう座のデネブとともに、夏の大三角を形成している、α星。

この星は古来、アラビア語で「飛翔する鷲」の意味を与えられ「アルタイル」という名前もあるのですが、なにさ正月早々夏の星座を引っ張り出して。と思われそうな話ですので早めに展開します。

日本では、平安時代中期に作られた辞書「和名類聚抄」において、「比古保之(ひこぼし)」の記述がありますが、それ以外に「以奴加比保之(いぬかいぼし)」と呼ぶ名前が伝えられているのです。α星が、β星とγ星の間に入った配置を、古代の人々は犬を引き連れている姿に見立てたのだそうです。

というわけでアルタイルはわし座にありながら「犬飼星」とも呼ばれるのです。あー、これで干支の話と繋げられたよ。

しかし「わし座の星の配置」でそこまで想像力を働かせられるかというと、まあさっぱりわかりません。なぜ犬飼なのかは謎と言えば謎で、この犬飼という言葉を紐解いていかざるを得ないでしょう。それを始めると、もはやアルタイルなんてどうでもよくなってしまうので、ほどほどにしておきます。

岡山県吉備津に所在する備中一の宮・吉備津神社が、ひとつの鍵。神話によれば、吉備の国に住む温羅という鬼の頭目を退治し吉備国を平定した吉備津彦を祀った社で、この吉備津彦の家臣に「犬飼造」という人物がいたようです。

も少し広げると、吉備平定に臨んだ吉備津彦の家臣は犬飼健(いぬかいたける)、楽々森彦(ささもりひこ)、留玉臣(とめたまおみ)と呼ばれており、あの桃太郎伝承の原型とも言われています。

いやもうアルタイルもわし座もどこ行っちゃったのよ状態ですが、もともと出所が異なる神話同士なので無理くり繋げる方が悪いんです。じゃあどうせこじらせるんだったらともう一個。

わし座の見える東の空の、やや南寄りに、たて座があります。これまたどこをどう繋いだら楯になるのかわけがわかりませんが、ラテン語でScutumと呼ばれているたて座の楯とは、スペイン語に訳すと「エスクード」。多くの方々はスズキエスクードの名前の由来で「ポルトガル通貨単位」とか「金貨」とか「冒険のロマン」とか誘導された記憶をお持ちでしょう。その通貨単位のルーツが「楯」なのです。

もはや犬飼星すらどうでもいいじゃんという迷走ぶりで、2018年を走り出しております。

 

Ευτυχισμένο το Νέο Έτος

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宇宙船救助命令

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今回は軽傷かと思われたドック入りだったはずが未だに動けません。パワーステアリングの潤滑油不足を診断した主治医がステアリングギアボックス部分での油漏れを見出し、ギアボックスを交換したら今度は油圧が上がらずハンドル自体が回らない。さらに別のギアボックスと取り換えても油圧が上がらない。やむなく元に戻したら、なんと油圧が上がらない。このボックス交換作業中、循環系内に拡散していたスラッジがポンプかホースのどこかに凝集してしまったようです。

あらためてパワーステアリングの機能を思い知らされました。油圧が出ないと本当に回せない。これはもうパワステポンプと高圧ホースも交換するしかないのですが、年末が迫っているときに部品調達が間に合うのか?

リアサスのブッシュについては代替品が見当たらず、大元のランチョから適合品を取り寄せようとしたら、ブッシュだけの供給はしていないと言われたらしく、ショックも含めてセットで注文してくれというふざけた代理店回答だそうです。これは足元を見られているのか真実なのか不明。主治医といえども四駆ショップのような経験者ではないので、無理に押しきれない。今回の整備メニューからは一旦外すことにしました。

やれやれとここで終わらず、以前、先代主治医が修理してくれたフロントストラットアッパー側のボディーに、別個所の腐食とクラックが発見されました。これは板金レベルの手当てが必要とのことで運航自体にドクターストップ。

マジですか? 仕事納めまでに終わらないんじゃないのこれ・・・

多か少か、浅か深か

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積算走行距離67万キロを越えた車体のあちこちにガタが来るのは、もはや何が起きても想定内です。それらは車検に出しながら対症療法してきたわけですが、今回はどれほど手を入れなくてはならないかと、毎回の診断報告をどきどきしながら待ちます。

で、いま入庫中のBLUEらすかるは、またもや冬籠りしたがっているのか(なにしろ冬場の故障修理が多い)? そこがまた大いに気になるところです。

今回の診断によって、通常の車検整備以外に施すことになったのは以下の通り。

エンジン左バンクとクランクシールからの若干のオイルにじみ=液体パッキンで対処可能

リアサス(ランチョ)のブッシュつぶれ=交換

フロントハブベアリング破損=交換

ステアリングギアボックスの劣化によるがたつき=部品製造中止(うへー)

なんだかねー。前回の車検時に比べたら修理箇所数としては意外に少なかったのですが、これは軽傷なのか重症なのかよーわからんという印象です。

八面六臂

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猿ヶ島で取材を受け筑波山で林道を視察していたはずなぷらすBLUEですが、宮古にもいるのです。ここって2016年の元旦のブログで上げている写真の場所と同じです。まさしく「盛岡往復って言ってたのにジョーダンじゃねーぞこら」と、クルマが呻いているような気がしますけど、僕だってそうです。なんでこんなことになっているかと言えば、BLUEらすかるが車検中で代車出動中だからです。

夏場だったらねえ、それでも屋根なんかとっぱらっちっゃて遠出ものんびりやれるんですが、車検代走はこの時期と確定しているので、積雪にならないことを祈るばかりなのです。

なぜって、こいつに積雪したら幌骨がどこまで耐えられるか。いやさ幌自体がもつのか、考えただけで憂鬱になります。

でもってBLUEらすかるの診断結果がまた・・・

 

初冬の北稜線

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異様に冷え込む週末でした。冠雪こそしていなかったものの、筑波山から足尾山側の北稜線に踏み込んだら凍結路でした。

ちくしょー、うしろの2台は走りながら四駆に切り替えられたりそもそもフルタイム四駆だったり楽そうでいいなー。などと思いながら一旦停止して駆動切り替えの際に撮ってみましたが・・・凍ってる様子はわかんないなこれ。

うしろの2台は、SIDEKICKさんのTD62Wと、コムロさんのTDA4W。林道状況偵察に同行してくれました。3年ほど来ていなかったら筑波山界隈の林道はあちこち様変わりしており、一本目は工事のため通行止め。やむなくトラバースして二本目の舗装区間に入り三本目のダートに入ったとたん、鬱蒼とした森であったはずの区間がごっそりと伐採されていて、オーバーランしたら尾根下に落ちるわというワイルドな状態になっていました。あれほどの面積を根こそぎ切り倒すって、いったい何を始めたんだろう?

そういう景色に驚きながら、しかし前半最後の四本目は程よく荒れた路面も出ていて面白く下山。冒頭の凍結路は後半の一本目となる北稜線林道です。これを走り抜けて、稜線西側にはジムニーでも難儀する区間があるのでそっちは外して東側に二本目として県道(西側も県道)のダートを下りていくと、こちらは道普請が施されていて維持状態が良い。

 

印象として、忘年会当日には凍結区間は増えているでしょうけれど、まだ初心者を案内できるレベルに収まっています。

今だ旅立つときはONECE in MyLife!!

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と、ついうっかり「Xボンバー」を歌ってしまいましたが、X・・・BEEの間違いでした。

市販対象とは聞いていましたが、もう今月出てくるとは!

しかしこのリーフレットはお知らせバージョンなので、1リッターターボエンジンでマイルドハイブリッドの4WDと2WDで6速ATであることと、カラーバリエーションくらいしかわかりません。ティザーサイトとまあ一緒。

主治医は息子さんにエスクードを譲ってしまったので「これ買っちゃおうかなー」とか言っております。しかし価格帯がどんなものなんだか、営業マンはそれらの資料を持ってこなかったというトホホな状況。

「イグニスより高いということはないと思うんですが」

「ちょっと待ってよ、四駆で200万未満だったら、JStyleⅡの見積もり白紙にするしかないじゃんよ」 ←え゛?

やーそれにしても、Xボンバーの映像を探しに行って「ブライアン・メイ」のビデオクリップを拾えるとは思わなかった。どチープなんですけど、母艦(Xボンバー)から離艦して合体するビッグダイエックスのシークエンスなんか、当時はよく作ったなーと感心したものです。特撮で人形劇で合体ロボですから。後年、これをCGに起こした人もいるのはうれしい話です。同番組のCGクリップにはデザインの異なるビッグダイエックスが出てくるものもありますが、こっちの方がよく再現されている。

あっ、XBEEの話じゃなくなっちゃったよ。

誰が呼ぶのか知らないけれど

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これはMC後のカタログ

人はどうしてこうも格付けやら分類化をしたがるのかわかりませんが、自分にもその傾向が無いわけではない(最長不倒距離とか)ので文句を言える立場ではありません。が、ネオ・クラシックカーって陳腐な言葉だよなあとは思います。

clicccarサイトによるコラム

悪いことを書かれていませんからむしろ感謝しなくちゃいけない。しかし隔絶の世を感じます。いや昭和63年当時の僕にセンスが無かったのだとも言える。あの頃ディーラーで見た実車がまさにこのダークブルーのハードトップ。とにかく色と言い地味さと言い「なんだこれかっこ悪い」と、その無表情さに閉口したのですから。

30年近く年月が経てば、軟派な四駆も立派なSUVとして語られるのは、それほどに車のカタチも用途も拡散しきったからなのかもしれません。それでも、このコラムは「スポーティなバケットシート」のことを除けば(テンロクショートのシートなんてインチキもいいところの見せかけだけだから)的確に論じてくれています。

先日、二階堂裕さんと雑談していて、

「それまでとこの後と、スズキ自身がまったく継承しなかったデザイン」

「だからこそ片岡(祐司)さんの傑作となった」

「でももったいないよね。なぜこのデザインを捨ててしまったのか」

などという話になりました。時々、エスクードのデザインワークスをジウジアローと勘違いする人がいますが、エスクードのエクステリアは、現名古屋芸術大学の片岡祐司教授によるもの。当時は30代後半くらいの社内デザイナーでした。

で、今になってこういった評価をしてもらえるようになった初代のポジションも、いよいよネオクラシックというカテゴリーに入ってきたらしいですが、常々大きなお世話です。図鑑や博物館で眺めてるわけじゃない。古くなったことを否定はしないけど、少なくともうちのクルマはいま、現役よ。

足元に注意

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ESCLEVのカテゴリーでわざわざ「ウルトラマンサーガ」を扱うのだから相応のオチがあるわけですが、まずその前にこれがどんな話かというと、ウルトラマンゼロとウルトラマンダイナとウルトラマンコスモスが共演して、ある次元の地球を危機から救うにあたり、最後の切り札として三位一体に融合してウルトラマンサーガが誕生するという、新世代ウルトラをやりながら、ちゃっかり三人の戦士が変身後さらに合体するという設定で「トリプルファイター」のオマージュもやっていたという映画でした。

映画の冒頭、ある次元の地球はバット星人(かなり使い古し)の侵略を受けており数人の女性たちだけが抵抗しているのですが、この子らが買い出しの最中にアーストロン(やはり使い古し)の急襲を受けるところからドカドカと話が始まっていきます。こいつは直後に登場するウルトラマンダイナによって粉砕されちゃうけどそれはほっとくとして、仲間を助けるためリーダーの娘が小型半人型変形兵器で囮になって逃げまわるシーンがあり、せっかく出てきたアーストロンもアーストロンなんだかゴジラなんだかわからないアングルになります。

って・・・あれれっ? かろうじてアーストロンが吐き出す熱線の爆発からは逃れていますが、路上駐車されているのはTA01Wのエスクードではありませんか!

アーストロンの着ぐるみから比較して、これはおそらくフジミの二十四分の1キットでしょう。詳細は識別できませんが、スペアタイヤはキットのタイヤカバーではなく別のそれらしいサイズを取り付けているようです。映っているのはせいぜい2~3秒なんですけど、ていねいに作り込まれています。たいしたもんだわ円谷プロ。

 

で、このあと乍で観るつもりだったのに、まだ何か出てこないかと足元アングルばかり気になってしまい、本編をまともに観ずに終わっちまいましたよ。

本当の最長不倒距離

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670000-587000=83000

この解が、BLUEらすかるを手に入れたとき既に刻まれていた積算走行距離でした(88000の間違いでした)。だから僕が587000キロを走らせるには、その差分を埋めなくてはならなかった。

ようやく、それを達成できました。

587000キロという、僕が知りうる限りのスズキエスクードが持っている最長不倒距離を、自分自身で走りきるのに12年と2カ月かかりました。もちろん世界中を探せば、今のBLUEらすかるが刻んでいる670000キロを越えた個体がいるかもしれません。

それはそれで、僕にとっても嬉しい。

だけど、よその誰かの記録よりも、絶対に今は僕自身が嬉しいのです。

 

それにしても、やっぱりこの数字は半端だよな。あと30000くらいは足せるんじゃないかな・・・