Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

搾取されまくり

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トライチェイサーからライドストライカーまで。

これが四枚組CDのおまけなのか、ピンバッジセットのおまけにCDが四枚ついてくるのか、ようわかりません(企画的には前者だそうです)

先日、エンブレムシリーズで血迷ったばかりなのに・・・ こんなことだと「仮面ライダー生誕五十周年」が今から怖い。

しかしですね、この企画、ラジオ番組とのタイアップだか何だか知りませんが、声優二人が出てきていちいち番組紹介をしゃべくりやがる。一部の楽曲を除いて歌った人がどうでもいいコメントを語る。

そんなのライナーノーツに綴っとけば済むことで、これを買い求める人にわざわざ説明するという演出自体が無用の長物。しかもですよ、「仮面ライダー剣」の第二オープニング曲が無い。「仮面ライダー響鬼」の収録はなんとエンディング。これはそれぞれのファンは怒るだろうなあ。

と思ったら、四枚組版ならば四枚目に、全ライダー主題歌のノンストップミックスがあって(これだけ別売版もある)、そちらには「剣」の曲は入っていました。ところが「響鬼」は第二オープニング曲を拾っているだけで、ファンが期待していたであろうあの曲はやはりありません。

プロデューサーサイドはほんとに「響鬼」前半に思い入れが無いんですねえ。それなら「クウガ」も消しとけばいいのに←暴言

ついでながら、一枚のディスクにそんなに沢山収録するなら最初から一枚で済むじゃないかと再生したら、四枚目はテレビ放送スケールのメドレーで、ノンストップという割にはぷつぷつと途切れがちなドへたくそミキシングでもあります。となるとこっちで個人の趣味として編集していらねー声優談義や歌い手コメント削除してやろうとしたんですが、それぞれの楽曲トラック上にあるんで安物の車載オーディオでは歯が立ちません(泣)

連中だな、仕掛けたのは

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「まったく。ガンダムのこんな姿は見たくもない」

連休中、つくばーど基地に遊びに来たいわさきさんが渋谷で見つけて買ってきてくれたエメラルドマウンテンは、発売二十五周年を記念して放送四十周年となる機動戦士ガンダムとコラボレーション企画を立てたのだそうですが、世界に2台あるらしいこの自販機は、なんだか企画サイトを見る限りでは渋谷では5日までだったの?

「こいつ、動くぞ?」

などと言っていいのかどうかは今日以降も渋谷にあるのか何処かへ場所を変えるのかの確認ができないといけないんですが、これほど膨大な数のデザイン缶、連休期間くらいで買いきれないし・・・

というわけで、お土産にいただいたのはデニム曹長と量産型ザクでした。

 

ウルトラの父になる ←タロウが

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するとウルトラの父は爺に、ウルトラの母は・・・などと余計なことを考えてしまいました。セブンとゼロのときにも呆れたんですが、ついにウルトラマンタロウもとーちゃんになってしまう三匹目、いやベリアルとジードがあるから四匹目の鰌企画。と思ったらティガにもそういうのがあったような・・・

ウルトラマンタイガ

一目瞭然、中央がそのタイガなんですが、じゃあ両サイド誰よ? と、それはリンク参照。歴代のウルトラマンにもほぼ、他のウルトラマンが客演し群像化してはいましたが、令和のウルトラは平成で進化させた一人三体の在り方を変えるようです。タイプチェンジではなく、一人の地球人に三人ものウルトラマンが宿っている。なるほど全員出てくると主人公と合わせて麻雀ができる(違)

防衛組織とまでは行かないかもしれませんが、民間警察機構という組織所属の主人公はX以来の立ち位置。しかし本人も知らないウルトラの力とは、また迷惑な話です。最近の憑依型ウルトラマンはしょっちゅう主人公の意識に干渉しているし、三人一度にしゃべくられたらいやだなあ。

それにしても、またしても母親不明!?

 

孤高の敵役

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その人々によって「敵役」「好敵手」「悪役」の最高峰は異なると思われますが、うちでは(うちって、僕ら夫婦はともかく霰とか霙が共通見解というのが時空の謎)異口同音、ハカイダーを充ててきました。

あの顔、ニヒルでも二枚目でもない。むしろ阿保面。にもかかわらず問答無用のアクの強さ。しかも強い。我が家の女性陣としては、変身前のサブロー株の方が高いそうですが。

ハカイダーの初登場は34話が終了した後の35話の予告だとか、35話終盤のシルエットだとか言われていますが、本編に現れるのは37話から。これはあらためて驚く話で、人造人間キカイダー全43話のうち、本編はたった6話しか出ていないのです。もちろん後番組のキカイダー01にも出ては来るのですけど、4人衆という魅力を持ちながらも孤高のキャラではなくなり、さらにはやられ役に格下げされてしまったのでそちらは割愛。

出てくるなりガンガンとジロー/キカイダーを追い詰めながらも道半ばで「キカイダーを破壊せよ」という目的を失いかけ、あと一歩まで迫りながらよりによって白骨ムササビなんて言うしょーもないロボットに瞬殺され、最終回にはいないという孤高にして悲劇の敵役。そこにハカイダー最大の魅力があるうえ、後に続く悪役が出てこようとも色あせないのでしょう。

そんなハカイダーの、今日は命日。合掌。

平成合体技術

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平成で最初の変形や合体を果たしたロボは何だったか調べてみると、1989年の高速戦隊ターボレンジャーに登場したターボロボが平成最初の合体もので、変形に絞ると同年のガンヘッドがそれにあたりました。

ターボロボってGTカーやジープ(と呼ばれているけど要するに2BOXタイプのRV)、トラック、ワゴン(1BOXミニバン)、バギーの合体ながら、各車の大きさがもうめちゃくちゃ(笑)

しかし当時、この5台のうちに「これなんとなくパジェロだよなー?」と思わせるターボジープが構成されていたことから、四駆雑誌が取り上げたという(版元関係からそういうコーナーを実現できる背景があった)意外な紹介歴を持っています。だけどよくよく見直すとですね、どう考えてもターボGT(中央)よりターボジープ(左端)の方が小さい。そもそもGTがでかすぎなんですが、まあ堅いことを言うなと。

マシン合体ロボはスーパー戦隊の昭和期からあるわけですが、平成においてはその合体台数が増加するケースも多く、手足を入れ替えてバージョンを変えるパターンが目立って行きます。その中で、轟轟戦隊ボウケンジャーに登場したダイボウケンは、5台合体に始まりサポートメカが増えるごとにスーパーダイボウケン、アルティメットダイボウケンへと強化されていき、10台合体で「余り物を出さない」優れものでした。

一方、ガンヘッドはタンク形態からスタンディングモードへ立ち上がり変形するだけの地味な巨大ロボですが(昭和において既に大鉄人17があるし)、無理やり人型にしないデザインを貫き、興行成績よりもこの手の特撮映画を実現させたことに功績があります。対戦相手との格闘はなにやってんだかよくわからないグダグダですけど、ガンヘッドとパイロットとの掛け合いは面白かった。これに続くのがメカキングギドラやメカゴジラで、つるんとしたメカゴジラにはちょっとがっかり。

ガンヘッドのあえて不細工なリアル趣向は、意外なところで回収されており、トミカヒーローレスキューフォースで活躍するビークルタイプのレスキューマシンが、中盤予定されていたかの如く(予定されていたんだよ)人型合体してレスキューマックスになってしまいます。これが「重機を合体させてスマートなわけないだろう」と言わんばかりのずんぐりながら、ガンヘッドの流れを汲みつつより人型に近づいているのです。ここまでの進化に、ガンヘッドから19年が流れています。

もうひとつ、レスキューフォースの放送された2008年には、一連の巨大マシンとは真逆の変形と合体を試みており、手のひらサイズの携帯電話に手が生え足が伸び、AIによって自律行動するフォンブレイバーが登場しました。ただしアニメーションのゴールドライタンという先駆者(昭和)もあります。それを承知の上で言えば、ケータイ捜査官7のフォンブレイバーは、実際にソフトバンクの同型端末にオプションで手足をつけられたというありそうで無かったギミックが秀逸です。

ところが現実の世の中の進化も早い。フォンブレイバーはブーストフォンを増加着身させ機能展開するマイクロロボでしたが、折り畳み式携帯端末は板切れ1枚(おいおい)のスマートフォンやiPhoneに移行しその多機能ぶりは歩くケータイの「歩く必然性」を払しょくします。当時の画期性は目を見張ったのです。でも、10年経たずに過去のものになってしまいました。それでもメカもののブレイクスルーは楽しい。令和時代にどんな新機軸が誕生するか、興味は尽きません。

昭和可変技術

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53年前の4月23日、本邦初の可変戦闘機(ロケット)が登場し、録画という術を持たなかった少年は、今で言えば「ぶさかっこいい」宇宙ロケット戦闘機がロボット形態に移行するプロセスを目に焼き付け、ノートに写し取っていました。

ペガサスという神話の「天を駆ける翼を持つ馬」を知るのも、この宇宙ロケット可変戦闘機ロボがきっかけでした。

しかしペガサスの待機モードは人型とは異なり、ついでにユーモラスの方が勝っていました。画期的なギミックと言えば、戦闘機状態でも両腕をせり出し相対速度を合わせてモノを掴む。飛行機に腕が生えるというシーンは、ペガサスが単なる宇宙ロケット可変戦闘機ではないことを雄弁に物語っていました。これが特撮のマグマ大使よりわずかに早く、変形するメカニックとして、それこそ少年の心をわし掴みにしたのです。

河森正治さんなども、おそらくその一人だったのではないでしょうか。ペガサスから16年後、戦闘機に手足を生やした中間形態も含めた2足歩行ロボットへの可変ギミックが、動画の上で実現します。

これはあらためて驚いたのですが、レインボー戦隊ロビンがかなり昔のアニメーションと思っていたのに、超時空要塞マクロスまでわずか16年だったのです。

この間、ロボットアニメは合体や変形の試みを幾度も続けてきました。マジンガーZもパイルダーが合体し、ジェットスクランダーが後付けされる。ゲッターロボや鋼鉄ジーグのような、いちいち説明を求めるなという事例もありますが、機動戦士ガンダムのV作戦でさえ、可変戦闘機を核に形態の異なるロボ(モビルスーツ)を生み出すフォーマットを基礎としています。合体においては2機以上35体(わかる人にはわかる)までいろいろあります。とりあえずここでは変形に絞りますが。

バルキリーが誕生するや否や、他所ではレギオス・トレッドといった、方式の異なる3段可変戦闘機ロボが現れ、モビルスーツにすらZガンダムを産み落とす道筋をつけ、オートバイでもAFVでもタンクでもヘリコプターでも電車でもロボになってしまう(クルマやオートバイの変形はバルキリーよりも古いですが)。昭和に開花し平成でデジタル、CG技術も取り込まれ、よりリアルな映像に昇華したこれらが、令和の時代ではどう変化するのか、だんだん目が追いつかなくなりそう・・・

血迷ったのよ

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ウルトラの防衛組織シリーズより高かったのに、

あちらほどにはインパクトが無かった・・・

 

紙一重の異界

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昨今、どこぞの電器メーカーの課長だった人まで騎士団長に転生しちゃうほどの異世界ブームですが、そう言えば大分昔にも「剣と魔法とお姫様さえ出せばどうにかなると思ってるだろ」などと、同人の物書きたちがSFのSに安直さを物言いして論争していたことがあります。それ書き始めると夜道が怖いので書きませんが、異世界と転生ものは素材として飽和状態ではないか? そのうち本当に向こうの世界から攻めて来るんじゃないかと恐ろしくなります。

その話ではなくて、昨年夏に購入していながらそのうち読もうとしてそのまま放置してしまった漫画「となりの妖怪さん」が今になって転がり出てきました。異世界というよりも、我々の世界の一部か大部分かは、太古より異界と一緒に過ごしているという考え方の作風で、このジャンルもまた沢山あることはあるのだけれど、この漫画は骨が太そうで面白いです。

ずいぶん長くほっといたから、もう続巻が出ちゃってる? と思ったらまだのよう。オンラインで先を読めるらしいですが、こういう漫画は紙で読むべきだなと勝手に決め込んで、二巻目の出版を待つことにします。

14年越しの完結

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先週、今週と「仮面ライダージオウ」が、ちょっとすごい展開を見せていまして、客演に登場したのが「仮面ライダー剣」において宿命を背負ったブレイド・剣崎とカリス・相川の再会。彼等は出会ってしまったら殺しあわねばならない。それを克服しようと自らカリスと同じアンデッドになってまで歯止めをかけ、さらに相川と絶縁して身を隠したのが剣崎でした。その結末は、さながら「泣いた赤鬼」のようだったのが、14年前(放送開始は15年前)

今回、ジオウにおいては、彼等の封印を破壊して戦わせ、世界の滅亡を呼び込もうとするタイムジャッカーの陰謀に巻き込まれながら、結果としてジオウのパワーアップやブレイド、カリスのジョーカーという負の力をジオウ側で封じ、剣崎も相川も人間に戻ることができた。

「剣」の結末を知る視聴者にとっては、以前とは異なる意味で泣かせるエピソードとなりました。思わず剣崎が居候していた白井農場に出かけたくなったのですが、もうこの事務所は無いんだよなあ。

今度久しぶりに相川の居た「ハカランダ」に出かけてみることにします。

 

初めて擁護するけど

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家人がそろってテレビ放送の「2202(録画)」を見やがるものだから、半強制的に見せられちゃってたわけですが、あーそう、そういう畳み方したのという印象だけしか残りませんでした。ただ、ずーっと「さらば」で嫌いになった立場を貫いてきながらも、今回初めて、「ヤマトを高次元に跳躍させる役目を、なぜアンドロメダにさせなかったのか」というところで、擁護の気持ちも出ました。

その理屈は、それができる能力を持っていたのが、アンドロメダではなく銀河とやらの方だったからだけど、銀河自体が(僕の中では)要らない存在であり、アンドロメダにこそ花道を作ってやるべきだと思うのです。

今さら言いますと、「さらば」で登場した第二次地球防衛艦隊のさまざまな艦艇は、嫉妬したくなるほど新しくてかっこよいと思っています。ことアンドロメダは、艦尾は面白くないけど艦首側斜め前アングルの美しさが際立っていました。

神話におけるアンドロメダは、ケフェウスとカシオペアの間に生まれた、エチオピアの王女ですよ。森雪やらテレサやらと並んで、女性名を与えられた新造戦艦には、もっと重大な存在価値があったんじゃないか。それが4隻も5隻も出てきて(艦名はそれぞれ異なるものの)、昔よりは活躍したようだけれどキワモノで終わった気がします。