Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

そして時がすこやかに

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お台場のRX78‐2の展示が昨日で終了し、いよいよ撤去が始まるとか。一区切りついたなと思ったら、秋にはユニコーンガンダムがそびえるというのはいささかしらける展開です。

あの当時だって、潮風公園のヤードでやたらとでっかいパーツが徐々に組み立てられ、ガンダムのカタチが出来上がっていくプロセスの方が面白かった。いざそれがガンダムになった途端、自分の中ではやーめでたしめでたしで完結していました。

今となってはもう100分の1プラモデルのパーツ数を見ただけで放棄しちゃいますが、あれはやっぱり自分の手で組み上げていた方が楽しかったのかなあと感じます。

友人の計らいで12分の1のガンダムやザクを組む機会に恵まれていたのは、幸運だったですね。それこそ放棄じゃなくて蜂起状態でよってたかって「なんだこのでかさは」とか言いながら、いろいろやりたい放題やりまして。

しかしこの模型のオーナー様もすさまじい人で、このときすでに同スケールのシャア専用ザクと量産型ザクを組み終えているのですが、納品伝票を見たらガンダムも「2個」と記されていました。

それにしても、鯛焼きだの前掛けだのほんとにとんでもないことやってます。念のために断わっておきますが、10年前の娘らの仕業です。

この世に悪のある限り(以下略)

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予告編

「ふざけんなよおい長すぎるって!」

こういうノリは大好きです。だけどやっぱりこのスーツ、継ぎ目が多いことと背中のひらひらが無いのがさびしい。

格闘特撮に重きを置いた映画なので、このシステムがホークやグランパスへの転身もやってのけるのかどうかは・・・そこも期待してるんですが、まあとにかく能天気でハードボイルドな正義の味方を作り上げてほしいです。

裏返ったよA面B面(意味不明)

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「2202観た?」「愛の戦士たち行った?」「嚆矢篇いいよ!」というメールが波状攻撃のように着信してくるのですが、お願いですほっといてください、という人種もいるのであります。イスカンダルまで往って還ってきた話のリメイクだけでもうおなかいっぱいです。後に少年少女からの搾取のためには大人は簡単にうそをつくんだということを悟らされて、その引き金を引くにしてもこんな物語はないだろう!と袂を分かつことになった映画でした。

構成は変わるのでしょうけど、そのリメイクには触れたくないのです。「さらば~」の何か残しているかなと基地を発掘したらば、何も残っていませんでした。あー、頭にきて映画のパンフレットは映画館のごみ箱に捨ててきたし、先買いしたレコードはかち割ったんだっけねエと思い出しました。

そういえばこの楽曲をふんだんに使ったラジオドラマでクレジットに呼ばれなかったということで松本零士さんが癇癪を起し、スタジオに来ないかもというハプニングがあって、なんとかなだめられてやってきた松本さんが「ここには来たくなかった!」と吐露した生放送の顛末は、今思えば番組が取り扱う物語(イスカンダル編のことですが)のことを何一つ理解していなかったパーソナリティーや制作側のスタンスに腹を立てたんだなあと、今だとわかるような気がします。

そんなわけで、シン・ゴジラだって観なかったのですから、2202を観ないのは個人の好き勝手ですので、ご容赦ください。

オーパーツ

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ダガーに横笛の機能を持たせたのか、横笛をベースに刃を後付けしたのか、その設計思想は不明ですが、よくよく見ると木管楽器ではなく金管楽器のピストンバルブもついている。実に不思議な、しかしかなり琴線に触れる魅力的なデザイン。単純に「かっこいいじゃんっ」と、20数年前に上のやつを購入して、まだつくばーど基地に保管してありますが、これを鳴らすと笛じゃなくてほとんどトランペットな電子音旋律が流れるのがご愛敬です。

これはいい年こいた大人が手にしても、最も小柄な短剣というサイズで、当然対象年齢層の子供にとっては立派な成りきり玩具でした。スーパー戦隊シリーズの小道具がこんなに力を入れた造形をするのかと感心したものですが、ダガーとして見た場合でもルーツに遡れるのはたぶん新石器時代。この戦隊は一億七千万年前のジュラ紀の生物を守護獣とする部族の末裔らしいので、どこでどういうふうに楽器と剣を融合させたかはさっぱりわからない、オーパーツなのです。

それにしてもなんだって今頃になって、大人サイズ?な気合の入ったプロップを復活させちゃうのよ。ついうっかり予約しちゃったじゃないかよ。

突っ込んじゃ・・・だめ?

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ジラースの絵がなかったのよ

このところ世界情勢から取り残されてばかりで、しかも取り残されていてもまったく国際的に何一つ影響がないという情なーい日々ですから、ブルーリボン賞に初めて「人間ではない受賞者」が登壇したということも知らなかった。そのニュース自体はあとで見聞きして「へー」という感想を抱いたわけですが、この登壇に対して誰か一人くらいは突っ込みを入れたのかどうかが気になっても確かめようもありません。いやほら、ファンの方々は「キンゴジ」「モスゴジ」とか極めて高度な識別眼を持ってるじゃないですか。こういうめでたい席ですから、ゴジラならどれを見繕ってもいいのかなあと感じながら、僕はこの登壇者がどのゴジラかわかんないんで大きなことは言えないんですけどね。

受賞した映画のゴジラぐるみを、さすがにこの場のためだけに作るわけにはいかなかったんでしょうね。

謎の地球防衛軍 後編

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前編、中編と「ウルトラセブン」における劇中設定の謎を取り上げましたが、半世紀にわたるもやもやは他にあります。地球防衛軍の極東基地が静岡県にあるというのは、「生活用水から原子炉冷却に至るまで、豊富な水源を必要とする」基地の性格上、年間約24億トンとも言われる富士山降雪水量を湛える麓の地下水源を利用するのが最も合理的な理屈なのです。それでも再び、やっぱり神奈川県じゃないのか?と思わされている二子山サイロのことなのです。

二子山サイロはウルトラホーク1、2号の発射拠点で、山体下部にカタパルトやそこに至る格納庫からのエレベータが設置されています。ホーク発進時、この山体はカムフラージュを解き、山体が「見た目真後ろにスライド」するのです。・・・ちょっと待て。スライドした方の山体はいったいどこに移動しているのよ? このメカニズムに対する疑問が半世紀ずっと、自分の中で解き明かされずにくすぶり続けているのです。だって、一部分とはいえ山そのものが動いちゃうんですよ?

ウルトラホーク1号は全長42メートル、翼端までの全幅が20メートルです。少なくともカタパルトのエレベータはこれよりも大きい。二子山カタパルトはその面積分をスライドするのです。動く方が鉄骨フレームに植林した偽装ドームだとしても、とてつもない規模じゃないですか。動かす側の受け皿になるスペースだって必要なのです。見た感じ、そのような平坦地はない。しかし二子山の後方にたぶんその平坦地は「あり」、そこに丸々動かされている構造としか考えられません。

スライド側の山体断面は法面擁壁の上層に樹林を植栽していますが、擁壁の内側がどうなっているか不明です。この質量を動かすのだから内側は空爆に耐える構造を取りながらも、軽量化された空洞と考えられます。偽装樹林も枯れたり折れたりしない人工樹木でしょう。蛇足ですが2号発射サイロは1号カタパルト部の前面に配置されているそうです。2号は全高64メートルですから、極東基地は地下数十メートルどころか100メートル超の大深度まで活用されているようです。

何が知りたかったかって、劇中の発射シークエンスよりも、その撮影セットをどう動かしていたのかのギミックなんです。何年か前に「ウルトラマンアート」なる展示会で、二子山模型が展示されたのですが、それはホーク発射段階の開口部に過ぎず、山のスライドは再現されていませんでしたし、カタパルトの解釈も「その場設定」でした。唯一、24話のみ急上昇する1号を上からとらえていますが、二子山はロケット雲に隠れて見えません。謎は墓場まで持って行けということですね。

ところで二子山サイロは、開口すると内部が無防備に露見するという極東基地の弱点でもあります。その際致命傷になるのは、おそらく2号用サイロが地下深くシャフト状に潜っている構造で、ここを爆撃された際のダメージは計り知れません。ところが、史上最大の侵略において敵対したゴース星人の武器は地中弾道弾でした。ゴース星人、なんで極東基地を地底から直接攻撃しなかったのかも謎です。片っ端から富士箱根伊豆方面に打ち込んでいけば、いくつかは命中したことでしょうに。

たぶん永遠の十代

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実は1967年生まれらしいという結論は既にあるという前提ですが、さほど長身でもないのに恐るべき等身とプロポーションの、どこで仙台弁みたいな語尾でしゃべるのを覚えたか不明のこの鬼娘は、第三作目の映画で1967年(ただし地球の西暦)に生まれたとされています。

あ、そうなの! この子、ことし五十路なんだ・・・ と、そんなこと言おうものならファンに何を言われるかわかんないですが。

おそらく、第三作目を制作する際、それが1985年の公開ですから、そこに合わせて彼女の年齢を設定したのだと思われます。だからルール的には「第3作目のみの生年設定」という解釈をするのが妥当なのでしょう。別解釈だと「1978年に連載開始されているから、いま55歳」とする人もいらっしゃいます。

いやまあしかし、この先リバイバルがあっても高校生と虎縞ビキニの姿のままで、何度でも登場することでしょうから、電撃食らう前に歳の話はやめといたほうがいいってことで。

あっ、うちでは「等身大フィギュア」(昨年、単価百万円で限定発売された)なんて購入しませんでしたからね。

レイダーズ~失われちゃったギルス~

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仮面ライダーアマゾンズに登場していた「ジャングレイダー」と呼ばれるオートバイは、かつての「ジャングラー」を今風にアレンジしているだけの存在と思い込んでいました。が、よくよく見たらこれって「ギルスレイダーからの再改造」だったそうで、展示会などで出展された実車を見た人はすぐそれに気が付き、出自も公にされているのだとか。曰く「仮面ライダーギルスのアクトスーツが腐食し廃棄されてしまったので、ギルスレイダーも二度と使われることが無いから云々」・・・

車名にレイダーを残し、車体も一部そのままの意匠で再塗装した演出に膝を打ちかけ、なんかそれはそれで仮面ライダーギルスが哀れかもなあと感じました。アマゾンズで語られるアマゾン細胞の謎などを軸に、両車の繋がりに番組上での新設定を設けても良かったんじゃないかと。ただ、ギルスこと葦原涼という青年は、仮面ライダーアギトの終幕では自らの運命を受け入れ、ギルスとして生きていく決意のもとに旅に出ていますから、その後の彼には不幸を背負わせたくもないのですが。

そういう記号はしかし、アマゾンズの中に埋め込まれていたようで、最初の実験体に続きヒトにアマゾン細胞を移植した第二のアマゾンが「α」で、アマゾン細胞にヒトの遺伝子を加えて培養した第三のアマゾンが「Ω」。まああとから出てくる「Σ」はほっとくとして、「αとΩ」というのは「アギト」の記号でもありました。こういう小技は面白いんだけれど今更の発見(気づくの遅いよ俺)。それくらいアマゾンズには魅力を感じなかったということなんですけど・・・

謎の地球防衛軍 中編

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情報操作という視点での地球防衛軍の有名な逸話には、ウルトラホーク3号が偵察攻撃支援用のA型と、マグマライザー等資機材空輸用の大型輸送C型の2種類が存在するという後付け設定によるエピソードがあります。通常、ホーク3号は40メートル級の1号の約半分程度のA型が運用されていますが、ごく稀に、シルエットだけならほとんど同一の機体が、胴体内から極めてコンパクトなコンテナを吊り下ろし、その中から「全長24メートルのマグマライザー」が運び出されます。

これはマグマライザーの動輪と現用戦車などのそれを比較しサイズを割り出したことから、3号との寸法の矛盾が生じてしまったという第一の後付け設定によるものでした。しかしそれこそが情報操作の失敗(笑)で、C型の存在が露呈する瞬間だったのかもしれません。マグマライザー初出動の際、現場に出ているキリヤマ隊長は「出動要請」とは言っていますが、ホーク3号とは一言も言及していないので、飛来した機体が3号A型であるとは断言できないのです。

ただし、機体にマーキングされているコードはウルトラホークのようですから、3号でないとも言いきれません。そのため輸送機3号C型説が浮上したのです。このアイデアは地球防衛軍の装備を幅広く解釈でき、本来なら脚本の時点でそこまで気付いていれば良かったのです。現実には、やっちまったものはしょうがないで、C型説を唱えて防衛軍が秘匿していた情報が明るみに出たとするしかない(現場で神奈川県警と居合わせてしまったのと似たようなもの)はずだったのですが。

ウルトラホーク3号は偽装された人工滝の内側にあるカタパルトから、滝を突き破って出撃するのが有名です。しかし仮にA型とC型があるとして、19.5メートルクラスのA型ならばカタパルト射出推力でどうにかなるとして、推定80メートルと言われるC型で、この発進はかなり危険です。にもかかわらず、次にマグマライザーを空輸する地震源X事件の際、マグマライザーコンテナを搭載した機体はこの滝の裏側からいとも簡単に、いつもの様に飛び立ってしまいました。

呆気にとられていたら、現場に待機しているホーク1号の左翼側に着陸する機体は、なんと1号より小柄のあの機体ではありませんか! ななな、なんてことだっ! C型説崩壊の瞬間が2度目のマグマライザー出動時に既に起きていたとは・・・ もう「超小型マグマライザーも存在する」という新しい情報操作をするしかありませんよ。だけどその場合、今度はマグマライザーの寸法が6メートル弱のポインターよりちょっと大きいくらい、と納得してもらうしかないのですが。

課長じゃないのか!?

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これだけで終わってほしくない

3月26日(日)11:35~12:15 AnimeJapan2017 BLUEステージにて「劇場版マジンガーZ」(仮称)開催決定!!

ということですが、ちょっとだけ要望したいのは、ここんとこロボットの域を逸脱しすぎているマジンガーZのサーガを断ち切り、スタンダードな巨大ロボットに戻してほしいです。

が、しかしですよ!

 

制作が東映アニメーションだそうですから、アニメなんですよねこれ? せいぜい効果にCG、頑張ってフルCGという路線もあるんでしょうけれど、常々言ってきましたが

「なんで特撮で作らないんだ!?」

よそ(外国)に持って行かれる前に東映が自らやらねばならないコンテンツだと思うのです。もちろんそれがマジンガーの本流ではないともわかっていますが、やっておくという価値はあるはずです。「課長」のCMで、これはもしやと思っているんですけどねえ。

そんな折、三池崇史さんなんか、女の子向け特撮ヒロインの監督と総監督をやるという。ジャンルは一緒にできませんが、なにしろ特撮だもん。