辛抱たまらん陽気だったので、頭の上だけ開けましたよ。東京へ戻る湾岸線の気持ち良いこと。
調布基地を追い越し♪
黄昏どころか夜明け前なので景色など見えません。しかも3月の満月を4月に使おうという雑な扱いであるばりか、4月の満月は6日です。いやその、明日の記事には別のことを取り上げたいので、月齢14越えてりゃもういいじゃんという全く説得力のない話。歌だって「14番目の月」に収録されてるし。
この道がまるで滑走路に見えるというのは、車高の低いスポーツカーならではの描写と感じましたよ。
それでも競馬場を通過してビール工場というほんのわずかな時間差が、中央フリーウェイの歌詞の絶妙さです。東京競馬場の差し渡しは意外に長く、なかなかサントリーの武蔵野工場が現れないのです。というより、この曲が作られた当時だと、米軍調布基地は返還終了していたことや、中央道そのものが都心につながっていなくて、まさに調布インターあたりから乗り込んでいた頃じゃなかったか? などと逡巡しながら、それこそいつできていたんだと知らなかった府地中スマートインターで降りたのでした。
ふりかえってこの歌詞を読むと、黄昏時に調布から八王子方面へ走るという構図は、まだ独身だった荒井由実さんのデート帰りだとイメージできて、八王子ったら実家へ送ってもらうコースだから、寄り道でもしなければなかなかにかわいらしい二人だけの時間帯だなあと思うわけです。
14番目の月はユーミン独身最後のアルバムで、その制作から松任谷正孝氏が関わっているというのも、ちょっとた縁でしょうか。
修善寺寒桜? 大島桜かもしれませんが。所要のあと板橋区内の路地裏で迷子になったところで、ナビの再設定中という風景。なんでヤマタノオジロなのかって、運転しているのが所要の主の霰だからです。ふと見れば横にある建物の角に珈琲館があったので、立体駐車場に移動させてコーヒー飲んで脱出ルートを検索しておりました。首都高には楽に戻れましたが、美女木に向かうつもりが池袋方面に走り出してしまったというオチも付きます。
ひょっとすると大島でもなく単に寒緋桜という線かも? というほど、眺めているときにはそこまで考えていませんでした。修善寺寒桜だったとすると、両者の掛け合わせ雑種になるわけですから、そこまで凝った品種を街路樹に使わないかもしれないとか、霰と対話しながら出てきた結論は、迷子は迷子で楽しいよねという極めて呑気な話です。外郭環状道路が全線渋滞とかで、C2方面に走っていたのも不幸中の幸い。
しかし5号線だってC2合流まで渋滞気味で、荒川沿いに走り出したあたりで「うわー、燃料警告灯出たーっ」←なんで前日に給油しとかないんだ!
このとき三郷トンネルでも事故混雑で流れが悪く、。ひやひやもので守谷SAに辿り着いた時点で、残燃料たぶん3リットルあったかどうかです。ビビっている割には度胸のある霰はSAのスタンドには入らず高速を降りて給油。25リットル入りました(やっぱり残2リットルだったよ)
これは考えていなかった
野にはみどりをうつす水
水郷筑波国定公園の指定域まで手を拡げたらもっとすさまじいのですが、ここに見えている風景が全部茨城県石岡市だというだけでもすごいと、最近になって気が付きました。旧八郷町との平成合併によってそれが実現しており、霞ケ浦の高浜入りから筑波三山の稜線までが石岡市。河川改修や干拓が行われた霞ケ浦河畔の形状を除けば、常陸府中などと呼ばれていた時代から、ほぼこの景色はそのままと言っていいでしょう。
今の時期、石岡市内を流れる恋瀬川の栗田橋あたりからだと、月は筑波山の稜線に沈んでいきます。乱暴なことを言えば、その風景を切り取った「見かけの石岡」は38万キロ彼方まで石岡、と吹いちゃってもいいかもしれません。とりあえず本日は満月。21時42分あたりに満月となり、明日の朝6時頃に稜線に消えていきます。
復帰するのかプレミアムな金曜日
つちのしょううるおいおこる
BМWi8の後ろに偶然並んだらば、思いきりの良すぎるリアフェンダーの切り欠きに驚かされました。
34年、よその車を持ったことないから、車体のデザインだとかフェンダーの変遷なんか浦島太郎状態でした。しかしエンブレムを見なかったらドイツのクルマだとは思わないなあ。
そのあと見かけた1/2tトラックだか73式だかの陸自の四駆は、今でもきっと、これぞ四輪駆動車、という意匠でしょう。
法規上タイヤを覆うためにフェンダーを纏っているけれど、他者への跳ね上げ防止はさておき、防弾能力はあまり考えていないんだなあと、そんなんでも機能美と云われるところを不思議に感じるわけです。
その四駆にブリスターフェンダーを持ち込んだのは、たぶんテラノの方が速かったんじゃないかなと思うのですが、エスクードのデザインの特徴として広く認知されています。
やれナローが良いとかオーバーフェンダー不細工とか言われもしましたが、これ付いていても車体は五ナンバーサイズという妙があります。まあうちのは排気量で小型車補枠越えてますけど。