2009年9月30日
JXCD第二戦は当初、7月にモビリティおおむたで開催される予定でしたが、悪天候により9月の第三戦開催時期に順延され、20日に第二戦、21日に第三戦という形式で、広島県のグリーンパーク弘楽園にステージが移されました。
WESTWINからは、20日の第二戦のみ、パジェロ・エボリューションの後藤選手がN2クラスにエントリー。このクラスにはエスクードの参戦もあり、今回はTA01WとTA01Rの姿があったそうですが、この01Rは、ポーターレーシングチームの磯田さん。Nクラス枠ですが6点式以上のロールケージ組み込みなどを行っていることから、改造車枠のP1クラスにも参戦するダートランナーです。13日のXCダートレースで、他チームのエスクードと戦った川添選手(パジェロミニ)は、今回はスケジュールの都合でエントリーできなかったのですが、WESTWIN一同、エスクードの戦闘力には注目時期の、磯田さんとの戦い。
島監督も意識せずにはいられません(背中を押し続けてきた効果がだんだん出てきました)
「頑固一徹の川添君に対して、後藤君は走りを色々と変えてきました。彼がN1でジムニーに乗っていたら、全国的に名を馳せることができたと思います。が、扱いが難しいと言われるパジェロEVOと、しっかり向き合った結果が開花し始めた感じです」
そんな後藤選手が、来シーズンに向け、一つの決意をすることになるとは、監督自身も思いも寄らぬ展開だったようです。
第二戦の結果は、N2クラスで磯田さんが第2位(0’51.16)、後藤選手は第3位(0’51.28)を獲得しています。第1位のパジェロ(0’51.13)は、2位とは極めて僅差。磯田さんがすごいということと、エスクードのダートランもまた素晴らしい。
「後藤君は今回、磯田さんと戦いパジェロEVOの能力を感じとったのですが、見た目非力な車で闘うエスクードに刺激されています。何より、フカフカな砂地では280p/s以上を持ってしても、勝てないこの競技のおもしろさを見つけたようです」
P1クラスでは、磯田さんが1位。後藤選手はクラスとしてはP2に値しますが、ロールケージを組んでいないため出場していません。
「九州以外の土地で、コマのように動くエスクードを目の当たりにして、操ってみたい気持ちから、競技用(Pクラス車)はエスクードで! もちろんEVO使いも捨てがたく、彼は二足のワラジにする事を決心したようです。来シーズンのために、E376から数えて第4のエスクードを調達することになります」
そ、それは驚き! つまり、後藤選手は、かつて島監督がTA01Rを手に入れて戦おうとしたときの決意と同じ心境に至ったと。これは監督、師匠としては嬉しい話じゃありませんか。
「どうです? ESCLEVとしてはこれほど痛快な展開は無いんじゃないですか?」
それはもちろん! しかし第4のエスクードということは、現在保有のTA31Wをどうするつもりなのか。さらに後藤選手はどのエスクードで戦う考えなのか。そのお話は#005にて。 Read the rest of this entry »