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  ~懲りない傾向~

Team WESTWIN Warriors#064

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t-ww今月末、スピドパーク恋の浦と名称を改めたコースで、TDA第2戦が開催されますが、その前に後藤誠司選手は広島県に遠征し、今週末のJXCDに参戦します。

「九州最速。だけど全国区ではない」

などと雑誌の方で煽ってしまったから、西日本への遠征を決意した・・・わけではなく、これはもともと予定されていた修練の一環。そもそも九州ではスーパースージーの店頭発売は少し遅れますから、WESTWINの島監督のもとに送られている見本誌でも見ない限り、彼らのことが書かれているとは知る由もないはずです。

TDAは、小排気量やディーゼル主体のリミテッドクラスに対してエントラントが増えてきており、その知名度が少しずつ上がっています。本州側から見ると、恋の浦は今までのおおむたよりも、若干出かけていきやすい位置関係のようです。そのことも手伝ってはいますが、TDAの運営側や選手会、競技にかかわっている人々の熱心な取り組みや、バトルスタイルであっても真摯なレギュレーションといったケアが評価されているのだと思われます。

後藤選手、川添哲郎選手を九州最速のエスクードとドライバーとして紹介はしましたが、彼らの戦うアンリミテッドクラスでも、打倒WESTWINの戦略が、ライバルチームで準備されているとか。横浜タイヤが新たにリリースするマッドテレーンタイヤが相当進化しているらしく、従前のものより軽量化が図られたようです。ライバルチームはこれを武器に挑んでくる模様。

「恋の浦の路面は、コースの起伏に負けず劣らずドライとウエットで大きく変化するんです。ドライの場合は定期的に散水車を稼働させないとあっという間に乾燥しきるというのに、雨が続いたらとんでもなくドロドロ。タイヤは大きな要素をはらんでいます」

という島監督の談。まだ従来品の重めなタイヤを使いきっていない後藤選手にとっては、コンディションの変化が勝負の読みにかかわってくるかもしれません。

が、後藤選手は春先の練習走行会でクロカン四駆以外のスポーツ四駆と互角以上の走りをやってのけてから、

「スリックタイヤなんかどうですかねー」

と、とんでもない大歩危をかましております(いや半分冗談・・・って、半分は本気か)

一方、川添選手はエスクードのボディワークに専念しており、前後バンパーの切り詰めに余念がありません。んー・・・それは空力の話なのか、まさかの軽量化なのかと聞いてみれば、

「自分の理想はテンロクエスクードのフロント周りなんです。いっそのことパネル全部テンロクにしたいんだけど、それだとエンジンが邪魔してボンネットが閉まらないっていうから」

そ、そういう理由だったのか!

月末、2台のエスクードがどんな仕上がりになっているのか、やや不安・・・