おいおいおい・・・というTDA第2戦(28日)のアンフィニティクラス勝者は、パジェロJトップの廣瀬選手。がっちりと雪辱されてしまいました。恋の浦のコース設計にストレートを長く加えた今回のステージに、福岡でも連日の豪雨でコースがマッディ。それでも開催日には雨が上がって散水車の登場となったのですが、この状態での登り区間にトルクを奪われ、ハイパワー車有利の展開となりました。
まあそういうこともあるよね。
「後藤、川添両名とも、ちょっと乗れていないというか、なんだか変なドライビングでした。後藤くんのところは親類縁者の応援団総出で駆けつけていたのに、それがかえって緊張感をあおったのかも。まあしかし土曜日に最終調整と言ってワックスがけしに来るというあほぶりだったんですが。川添くんも、タイムアタックの作戦を立てていたのにタイヤをピード落ちさせる、らしくない顛末でした」
島監督は憂鬱を抱え込んでの撤収。大排気量、車高の高いサスペンション、大径タイヤと、対エスクードというよりも恋の浦の攻略に対して、廣瀬選手のアドバンテージが高かったということでしょう。Team WESTWIN Wのエスクードは、モビリティおおむたでセッティングをこなしてきたマシンですし、その味付けがドライバーたちの技量を存分に引き出してきたとも言えます。
「勢力図が固定されてしまってはイベントとして面白くないという見方もあります。うちが負けるのは悔しいとしても、勝ちに行こうと頑張るチームが出てきてくれることはうれしい。これを糧にチーム内でも勢いを取り戻していきますよ」
第3戦は11月。もつれ込むこと必至の最終戦までに、エスクードをどう仕上げていくか、島監督はすでにプランイメージを描いているそうですが、それはまた別の機会に。