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  ~懲りない傾向~

Team WESTWIN Warriors#072

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OLYMPUS DIGITAL CAMERATeam WESTWIN W最大のピンチ・・・なストーブリーグ。2号車エスクードを根本から作り上げなければならないうえ、1号車エスクードの修理も終わらせなければならないというときに。突然入ってきた島雄司監督への緊急電話。

「監督! 誠司クンが事故に巻き込まれました!」

電話は後藤誠司選手の奥方。退勤途上の交差点で、乗車していたスクーターに右折の車がぶつかって来たそうで、車を回避していた後藤選手はスクーターを蹴りだしたものの間に合わずに転倒。ヘルメットも破損。現場からは救急搬送されました。

左肩脱臼ほか、靭帯の損傷、打撲、裂傷、脳震盪、脳の筋肉痛(おいおい)等々全治約4週間ないし数カ月という診断で、翌日から通常勤務に戻りました。

12月下旬のことです・・・って、えっ? 翌日から通常勤務だとぉ?

「暮れも押し迫っていて仕事に穴をあけられないとかで、入院はしなかったんだそうです。まったくタフなんだかバカなんだか」

さすがの島監督も言葉が出ない様子。とにかく怪我以外は別状なしのようなので一安心ですが、さてそんな腕でダートラを走れるのかどうか。

波乱の2014年の幕開けです。

 

人心はキャラクターには惑わされな…くもない

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ポーチ和邇お嬢妹さんからサバイバルキットが送られてきました。これで「おーいお茶」が2本もあれば72時間は確実に耐えられる(かもしれない)ですが、きっと、しょっぱいモノが欲しくなりそう。とりあえず中味のいくつかは本物のサバイバル用品に入れ替えて車に積んでおこう。

まあしかしこのポーチの柄に笑いを盗られまくりですよ。こここ、こんなものに惑わされるわけねーだろ・・・・と、きっぱりとは言えないおぢさんでした。

ぎゅーぎゅーっ

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なんでそんな狭いトコに

なんでそんな狭いトコに

わざわざ湯たんぽと座卓の脚の間に陣取らなくても・・・
ふぅが寝てた所にちぃが後から行ったんだけど。

なんだかんだ言っても仲良しな二匹です。

人心は言葉によって惑わされる

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クローズアップ現代火曜日の夜のクローズアップ現代(NHK)にて、日本語のポエム化を扱った番組が放送され、それを分析しつつ警鐘を鳴らすのか批判をするのかまでは良くわからない寸止めな議論が展開されていました。

地方自治体が創設した「いかにも抒情的で詩編のような条例文面」や、居酒屋で繰り広げられる社員啓発に用いられる「詩的な啓発コード」に「居酒屋甲子園とやらで叫ばれるやしさくも美しい言葉の情熱的なパフォーマンス」などなど。人々が心や意志を通わせる最も身近なツールである『言葉』が、美しさややさしさをオブラートにして、その現場で起きている事実を見えにくくしているのではないかという議論でした。

僕の地元でも地産の商品を買ってねという趣旨の条例が制定されたそうですが、これが例えばある自治体の条例文が示すように、商品を販売展開するバックボーンを築くために「膝を割って心を開いて酒を酌み交わす云々」とのたまわれると、馬鹿じゃないの?と思わされるわけですが、居酒屋さんや介護士さんといった職業の舞台で繰り広げられている「心の叫びを吐露する」ようなシーンは、ある種どこかの宗教団体のようでもあり、「店員の流出や売り上げ減に歯止めをかけつつ、職場における士気を高める」ツールとして使われているそれらの言葉は、やさしいようで重い鎖をからめているようにしか感じられませんでした。

議論に出ていた学者や解説者曰く、言葉や文章の基本構造である5W1Hという文法と伝達方法の学習が失われ、短絡的に感動や衝動を引き起こそうとする形で言葉が使われ出した。そこで起きている職場環境の劣悪さや不都合不具合を美しい言葉によって包み隠そうとする傾向がある。という分析です。ただこの手の番組は、売った喧嘩に対して「だからこうすべきだと我々はアナウンスする」というところまでは突っ込まないのがずるいと言えばずるい。

確かに番組内で切り取られ放送されていたシーンを観ていると、奇異奇怪にも受け取れるパフォーマンスのなかの、美しくやさしい言葉には辟易しますが、やっている方はきっと必至で本気なのではないかと思わされる。その本気でその気になってしまった世界に、何を告げても聞こえない(だからこそ危険で゜恐ろしい)ではないかと。そしてこのある意味ひとつの文化かもしれない言葉のやりとりが、永遠に続くとも思えない「流行り廃りの流れの中にあるかもしれない」、先々の社会というものも想像できる。そのとき、ここで飛び交っていた言葉には本当にやさしさや思いやりがあったのかどうかと、何年か先のクローズアップ現代が検証する日が来るんだろうなあと考えさせられました。

このとき僕は事務所で、自分で書き終えた原稿の校正をやっていたのですが、いやもうバリバリの5W1Hですんで、無味乾燥以外の何物でもありませんです。ただひとつ、どこの居酒屋さんか知りませんが店長さんに言いたい。毎月の給料袋の裏面に自筆でしたためる評価と励ましのメッセージは、部下と言えども相手に対して無礼であります。便箋の一冊や二冊、自腹で買い求めてそこに書いてあげるべきだね。やさしさや思いやりと、コスト縮減を同列にするものじゃないと言いたい。

 

 

今年最初の

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まーんまる○

まーんまる○

そして最小の満月。

雲が無かったので綺麗に撮れたー♪

福袋の中身

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カタログ古いエスクード仲間のおしゃとさんから、

「いつ届くかもわからない福袋を送りました」

というコメントが入ってから数日後(現時点では数日前)、事務所に封書が届きました。勤め先の封筒であるため、事務の女の子は何一つ疑問を持たずに

「何かの機会でPRしてほしいパンフレットでも入っているみたいです。ずっしり重い」

と郵便受けからこれを回収してきました。

実はこれこそが福袋で、封筒の大きさや厚みや重さからピンとくるものがあり、その場では開封せずに作戦室に持ち帰って開けてみたところ・・・

欧米のスズキが作っていたSIDEKICKやVITARAなどのカタログが出てきました。僕はエスクードのカタログについては国内ものしか収集しなかったので、つくばーどのイベントなどの際に仲間たちが持ってきたコレクションを見せてもらう程度でしたから、中身については熟知していません(英文が読めないからだろう? ということは決してないぞ)

そのため、あらためて海外版カタログを眺めていくと、今頃になって気がつく初代モデルのラインナップやら特徴やらが読み取れて面白い。90年代半ばのアメリカで、最も沢山用意されていたSIDEKICKは4車種にも上るコンバーチブルであったとか、国内でノマドと呼ばれていたロングモデルは既に5door、ハードトップ(3door)がエステートとされていたとか、意外と不勉強でした。海外版も怪しげなCG合成スチルがちらほら散見されますが、装丁は今のスズキのカタログからは想像もつかないであろう豪華さで、これ何の冊子? と思わせるような仕様もあります。

おしゃとさんにこの場をお借りして御礼させていただきながら、しみじみと読み返しております。いくつか記録紹介してもいいねという内容があるので、それはまたそのうちに。

ん、咲いた。

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おぉ、一応バラだねぇ。

おぉ、一応バラだねぇ。

咲くかなぁ、と心配したバラ。
健気に咲きました♥

じゃあ剪定するか(←おに・・・)

あらたな隙間

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ハスラークロスオーバーと言ってしまえば何だって新ジャンルのように見えますが、ハスラー自体が新ジャンルかどうかは別問題です。かつてホンダが、日産フェアレディZへのオマージュの如くZ360を繰り出したように、ハスラーのポップなカラーリングはFJクルーザーをからかったとも思える。そのファニーな「衣」の下に隠れた遊べる、道具感といったイメージコンセプトは、ダイハツネイキッドが先鞭をつけたとも言えるでしょう。ワゴンRだってもともとは・・・ と、悪口をぶちかましても仕方がないので、こういった部分はすべてスズキというメーカーが得意とするニッチの商品づくりがツボにはまったこととして括ってしまいます。

いずれにしても、アルトをプラットホームとして、やろうと思えばここまでやれる。そういう中味をたっぷりと詰め込んだクロスオーバーということでしょう。一つ付け加えるなら、ハスラーの顔立ちは実際には「真似された」とユーザーが怒っているFJクルーザーではなく、往年のフロンテクーペから持ってきているのではないかと、参考出品であったハスラークーペを見ると感じます。

最低地上高で18cm(メディアは大仰に180!mmと書きますが)を生み出す車体と15インチホイールに165‐60/15のタイヤ。しかし四駆は5mm、クリアランスが下がります。アプローチアングル28°とデパーチャーアングル46°を、スーパースージー編集人の二階堂裕さんは非常に高く評価します(今号のスーパースージー誌上にて。これをエスクードの数値と比較しているのが意地悪)。いやしかし、このタイヤサイズとクリアランスでそれを語るのはちょっと危険な気もします。

ESPが搭載されていることについては、エスクードのメカニズムが他のSUVよりも高度なセッティングだという前提で論評されていますが、いやいやハスラーの重量は下手をするとエスクードの2分の1ちょっとであって、同じような設定とは思えない。ましてやスズキの車両ではまだ普及率の高くないESP。エスクードのようなマニアックな車種だから「その気になって」挙動の出方に備えられますが、それは万人向けの話ではないのです。傾斜地におけるヒルディセント、ヒルホールドコントロールの性能において、このメカニズムが評価される。そういう車種でしょう。

二階堂さんの「ジムニーロード」欄は、そういうところに突っ込みを入れているわけではありません。ハスラーの四駆に対して、こんなことができるなら面白いよねという夢を語っています。そこが大事なところで、車を買ったら何処へ行こうか、どう扱おうかというイメージが描かれ、そこにハスラーの持っている様々な性能を当てはめていくかどうかで、売れ行きに大きくかかわると思われます。幸いにも・・・いや全然幸いじゃないんだけれど、生産ラインが動き出したばかりのこの車、おおむね2か月待ちとのことで、市場の興味をうまく引きつけたようです。

昔、国民車計画というのがあって、一般市場の所得に自動車を降ろして行こうとする政策がありましたが、価格の面ではうまくは行かなかった。これを埋めたのが軽自動車(と言ってもいいのかな)。もちろんクーペやワークス、マルチルーフトップのFRなど、軽自動車にもホットモデルを求めてきたスズキですが、スズキに限らず軽自動車の全般的な市場は生活必需品としての道具感に固まってきました。ハスラーの背負う道具感は、ここに再び、大人の愉快を取り戻そうとする試み。新しい隙間を生み出すのかもしれません。

衝撃の・・・

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紛れもなくカレー臭・・・

紛れもなくカレー臭・・・

いや、いっそ笑撃・・・

口いっぱいに広がるカレー味。鼻から抜けるカレーフレーバー。もぐもぐして飲み込む頃に「遅れてすんませ~ん」って感じでチョコの甘みがやってきました。

豚丼クッキーもこんな衝撃だったんでしょうか・・・

果たして「やり手」か「ペテン師」か

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hustler結論を言ってしまうと、けっこう「やり手」だと思うし、下手をするとこの1台の登場はiV‐4なんかを待たずとも、エスクードの(使い道においての)息の根を止められたのではないかとさえ感じます。

3代目からエスクードに乗り始めた、エスクードという名前を知った人々にとってはあれでも狭いとかいろいろ言われるでしょうけれど、エスクードの進化に期待する一つの声は原点回帰でした。質感だの高級感だのどうでもいい、むしろ道具どうぐしていた方がなじみやすいというユーザーが、まあマイノリティとはいえ存在するのです。

よもやここまで回帰するとは思いもよらないことでした。ワゴンRにしてもスティングレーにしても、もう一声欲しかった小道具要素を、どうだこのやろーとばかりに盛り込んできました。

これをソリオクラスでやられたら、もうSUVとしてのエスクードの出る幕はありません。もちろん絶対的なオフロード性能を比べたらお話になりませんが、大衆がそれを求めていないのだから、そういう客層にならこれでいいじゃん。と思います。ブレーキアシストというメカニズムにはまだ信頼を寄せたくありませんが、ESPなんか付けちゃうのか。ということは自動的にヒルディセント、ヒルホールド機能もついてくるし、なんやらグリップモードなる制御までやってのける。これでエネチャージを発揮して四駆でもそれなりの燃費を出すのですから、回帰しすぎの小ささは素直に受け入れたら良いのです。言っちゃあなんですが、ハスラーは軽自動車です。そこを呑み込まなくては、この車のの面白さは手に入れられないでしょう。

褒めるのはここまで。繰り返し言いますが、エスクードには2代目までのクロスカントリーという素地があります。車格も異なる。そこに目を向けなくなったのは時流の方で、エスクード自体には衰えはないのです(ああうまく言えない)。しかしハスラーからは、かつてエスクードが持っていた愉快さが漂ってきます。邪推ですが、ダイハツがネイキッドを出したときに地団駄を踏んだであろうスズキの面目は取り返せたと思います。少なくともハスラーはその名の如く「やり手」であろうし、スラングとして用いられる「ペテン師」ではないだろうと評価しましょう。

いやもちろん、乗ったら乗ったでそうもいかないんですけど。

ともかくこれでエスクードに代わる(笑)万人向けSUVは実現しました、と皮肉も言っておくとして、次は堂々と本格オフローダーという看板をジムニーに掲げるお膳立てができたと言えます。あと3年もすれば、スズキがホープスターON4WDの製造権を買い取ってからちょうど半世紀となります。ジムニーのフルモデルチェンジで何をどう新しくしようが、「ジムニーから卒業したジムニー」という脱皮も逃げもできる年回りです。そのとき、その答えが出るのではないでしょうか。