台風一過の朝が来たとたんに太平洋高気圧が勢いを増してチベット高気圧と接触を図りやがって、もう徹夜明けの仕事机など眺めるのもいやになりました。はい、17日まで世間様並みかそれより少しはましな夏季休業でした。もちろん僕自身は仕事を持ち帰り帰省で毎日毎夜ねじり鉢巻きでしたが、盂蘭盆の最中は涼しかったのが不幸中の幸いでもあったのです。先週末からずっと、つくばーど基地はエアコン不要のリゾート陽気で、なんでこんなときに自宅仕事? いやいやこの機に仕事、という日々だったのです。
それでもうやってらんねー、と、集中講義に出かける霙を駅までではなく大学まで送り届け、そのまま物資の調達にひたちなか市のホームセンターまで走って、
「調達より先に一息いれるっ」
とばかりに開店準備の終わったばかりのカフェに飛び込んで「あ゛~」。すぐ近くに海水浴場はありますが既得権を振りかざすおっさんらに上から目線で駐車料金がどうだこうだと言われるのがばからしいので、絶対に海岸線には行きません。すぐ近くに「シン・ゴジラ」をかけているシネコンもありますが、観ないと言った手前、某和邇さんが友人の騙し討ちに遭って「観せられてしまいました」というメールを受け取っていようとも、断じて小屋には向かいません。
しかしカフェにも次第にお客がやってきてがやがやと賑やかになっていくので、ある程度の時間で退散し、物資調達の買い物をだらだらと行い、昼飯には少し早いけど11時過ぎには到着する計算で、隣町の行きつけの蕎麦屋に行ったら「都合によりしばらく休業」の張り紙。うへー・・・と、別の店の暖簾をくぐるのはこの店の主人に悪いなあと、今まで入ったことのない近場の蕎麦屋に行ったら「17、18日臨時休業」・・・ 止むを得ん、蕎麦はあきらめて町内のハンバーグ屋にと戻ってみれば「定休日」ってなんですかみんなーっ!
と失意のうちに帰宅したら、午前中いっぱい寝こけていた霰が「おひるごはん食べに行こうよ」というので事情を話すと隣の市のショッピングモールでおひつご飯がいいよ(つまり水戸へ戻れというのか)とリクエストされ走らせましたよもう一回。盂蘭盆も明けたというのに怒涛の満車ですよ。結局炎天下の屋外駐車場の一角が空くまで待たされ店内に入ってみれば、飲食店のどれもこれも満席ですよ。
「やー、これはすっかりランチ難民」
「のんきなこと言ってんじゃねーよ」
で、しばし並んで早いはずだったのにかなり遅い昼飯の末、霰の買い物に付き合っていたらいつの間にか霙の授業が終わるころではありませんか。
またまた大学まで霙を回収に向かい、ピックアップしたら「昼にはお弁当食べたけど、さすがにおなかすいたー」と言うので、車で乗り付けられて分煙席があって軽食も豊富なカフェまでさらに移動しましたよ。なんかもうこの数日で一番走った。
それでもって、これより仙台に向けて出かけますよ。