写真の撮影は昨年ですが、おそらくこのオートバイはまだ、福島第一原発にほど近い帰還困難区域の国道6号沿道に残されているでしょう。
一昨年あたり、沿道の草刈りのために、あの日以来ずっとガードレールにチェーンでつながれていたのが初めて鎖を切られ、どかされたものの、この個体自体が帰還不能のままそこにあります。これに乗っていた人がどんな思いで脱出したのか、その気持ちを推し量ることもできないのですが、無事でいてくれればと感じながら8年が過ぎていきます。