Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

今回は違うよな

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先週末の時点で、千葉県内の停電見復旧率の高さに慄然としましたが、復旧見込みの甘さを指摘し東京電力の会見にてヒステリックに詰問するメディアの声を聞き、唖然としました。

なにそれまだ福島第一原子力発電所事故の延長上の視点で攻め立てているの? 確かに実践経験不足で復旧の見込み違いをこれまた馬鹿正直に・・・いや実直に繰り返し修正し続ける電力会社の容量は悪いのですが。いまスケープゴートを立てたところで被災地にドラスティックな変化など起きないでしょうに。

マスメディアはこんな時に「何を伝えれば復旧が促されるのか」を率先して考えるべきではないのか。なぜって、「十月までに東日本大震災並みの災害でも起きなければ増税は停めない」旨の発言をしていた総理大臣が、今回の台風災害を「その域」とは認めておらず、内閣改造なんかやっちゃってるのです。でもいま、民意は、被災地をどうしてやればいいのかという関心事が勝っている。ならば報道とやらの正義とやらは、二手三手先の発想で動かなければならないのではないのか。

記者が、カメラマンが、機材をぶん投げて物資を運ぶなりマンパワーを投入するなりしてごらんなさいよ。大丈夫よ、それをどこかしらが報道してくれちゃうから。そのとき職務を放り出したあなたたちを、誰がゴミというものか。大手がその機動力で電波や活字を振るっていた東北の災害では、小資本の地場の記者たちが、仕事のできない状況下でそれをやるしかなくて、だけど彼らの誰一人そのことを恥も悔いもしなかったよ。

まあこんなこと書いてると「だったらお前が行きやがれ」と言われるのも必定なんで、それ言われるのとは関係なく行ってくるんですが、特にリポートはしません。