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謎のシーラカンスの「日」

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1952年12月20日、アフリカ・コモロ諸島のアンジュアン島で、後に生きている化石と呼ばれるシーラカンスが捕獲され、学術調査が行われました。よってこの日が「シーラカンスの日」とされているのですが、シーラカンス自体が初めて捕獲されたのは1938年12月22日のことです。世界初の発見標本は腐敗の進行に妨げられ学術調査にならなかったことが、いわゆる記念日に該当しなかったらしいのですが、最初という事実は事実なんですよねえ。

シーラカンスに関する生態や特徴は書き出すのがめんどくさいので地層科学研究所掲載リポートのリンクでお茶を濁しますが、現生種が3億年近く絶滅していないのは、生息環境のこともあるけれど、一説には「獲って食ったけれどこれがもう小骨だらけだし味もまずいのなんの」というアフリカやインドネシアの漁師の証言よろしく、「乱獲されないこと」が功を奏しているとも言われています。しかし、日本の沼津にいる「シーラカンスもなか」はその限りではありません。

シーラカンスもなかは三枚におろすどころか、それに近い状態の皮に自ら餡子を詰めて食すという趣向。ワタが餡子ですからまあまずいことはない。これを出しているしーらかんすcafeでは、パンケーキも食うことができます。たい焼き機のような型で作るところが面白いのですが、当然、小骨などありません。と、どんどん表題から外れちゃいますが、本日は世界で2度目の発見ながらも「シーラカンスの日」なのであります。