Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

街角のツタエビト

街角のツタエビト はコメントを受け付けていません

という表題は、昔ガロが歌っていた「吟遊詩人」の歌詞の一部で、阿久悠さんが紡いだ言葉です。

などと振っておきながら唐突に最近の話題にすっとばすのですが、偶然にも二人の知人から、コンクールに出すのだけれどとと、それぞれが執筆した小説を読ませていただくこととなりました。

70代の知人は戦後から東京オリンピック(最初の方)前後にかけての、静岡県の産業の一つであった「きりや」という仕事の記憶を綴った短編小説を、ソフトこそ使えど印刷した生原稿。40代の知人はインターネット上に連載を続けているヒロイックファンタジーの長編小説。

2人そろって(互いに彼ら同士の交流は無い)意外な才能を同時に見せてくれました。これをどうして「つくばーど®」のカテゴリで書いているかと言えば、今でこそスズキエスクードで遊ぶ行き当たりぱっりのつくばーど®なのですが、その前身はクロカン四駆で林道ツーリングする小グループで、さらに遡ると同人小説の集団だったからです。

そんなこと言っても、僕なんか最初から才能なかったし、根気も続かないので何も残していませんですよ。だから彼らの才能だとか情熱だとかには、頭が下がる思いです。何が違うかって、どちらも不特定多数の誰が読んでも物語として受け止めていける。僕の場合、エスクード誕生30周年のウェブ上に何篇かの物語仕立てを書き留めましたが、まず下手くそだし万人受けしませんから。

彼らがれぞれエントリーしようとしているコンクールの内容は聞いていませんが、もし入賞なんかしちゃったら、思いきり讃えたうえで奢らせてやろう。なんてろくなことを考えないくらい堕落してます。

ただし、それらが面白いとは一言も言ってません。