Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

どうだっていいんだけどさ

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何を今さら「軽規格じゃないよ」などと言い出すのかよくわかりませんが、いいかどうかを決めるのは雑誌の記事ではないし、書き手の主観でもない。欲しがられている事実は事実なのですから。ホイルベースが伸びてクロカン性能が落ちる。それのどこが今の市場のニーズをスポイルするのかを考えると、このモデルでぶっこわれるまでクロカンをやろうってユーザーはそれこそ少数派でしょう。ほぼ大方のニーズはこんな感じの四駆っぽいのに乗りたい。それだけです。

軽規格ではない排気量にもかかわらず、室内寸法は軽規格の延長というハンデを背負うジムニー5ドアには、エスクードノマドの再来にはなりえないという宿縁も押し付けられるのです。ノマドが広かったかというと、室内幅に関してはまあまあ程度でしたから、それよりも数値が小さかったら窮屈さを楽しむしかないでしょう。わかりきったことをわざわざ取り立ててもニーズの高騰には水もさせません。それよりジムニー5ドアって1500ccですが、そこまで言っておきながら「普通車」って書いちゃうの?

浜松の会社には、既に何台かの5ドアが納品されているとかいないとか。メーカーだって国内投入の場合何がハンデになるのかの検証はするはずです。ただそこは安全基準や環境基準に重きを置くのだと思われます。いま感じることは、80年代半ばに次期ジムニーという企画が立ち上げられ、ジムニーの次に乗りたくなる車が模索され、当時のジムニーは現状維持されてエスクードが誕生した。そこから35年して繰り出される5ドアは、ある意味ジムニーの次に乗りたくなる次期モデルに、ようやくたどり着いたのかもしれません。

だからなんてすけど、誰が描いてもこうなっちゃう新型ジムニーのいで立ちこそが、逆に哀しいんじゃないか・・・