Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

実は運転者の方が速い?

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意外に伝わっていない児童誌掲載の設定ですが、「ジョーカー」には70年代既に衝突回避性能が備わっていて、車体側からレーダー波を照射し周囲の車両との安全距離を維持できるのです。それ以上に空飛んじゃうパトカーなので、当時は衝突しない車という部分は地味だったのかもしれません。でも21世紀の自動車には各メーカー鎬を削る安全性能の最先端に置かれていますから、「ジョーカー」の設定が原作者にせよ東映にせよ先見の明があったのです。

ただ・・・このパトカー、最高速度が時速500キロ。いやいや充分凄いんだけど、「ロボット刑事」のエンディング曲によれば♪アップだスピードマッハ1という歌詞があり、これは前後のフレーズを含めて歌ってみると、なんとなく「ジョーカー」ではなく「K」自身のことを言っている(走れ、走れK、Kという歌詞からしてクルマについての言及じゃない)。「K」自身の性能がとんでもないわけですが、彼の内臓捜査機器以上のツールや救助装備を抱えて走る非現実性から、「ジョーカー」にはちゃんとした存在意義や必要性があるんだなあと考えます。