先日フリードの点検に知り合いの整備会社に行くと、スズキの営業が数日間試乗にどうぞと置いていったというフロンクスがありまして、試乗してきました。
見た第一印象は「(全高が)低いっ」でした。
こりゃ車内も低いんだろうなと思いきや前席は四代目と同じ感覚で意外でしたが、後席はさすがに圧迫感がありました。ルームミラーから後ろの視界は四代目以上に狭く、そこはデザインを優先したという印象。
肝心の走りですが、試乗は二駆モデルでしたが、走り出しは重たく二駆では非力でした(あとでスペックを確認すると四駆のほうがさらにトルクが小さかったですが(汗))。バイパスで巡航速度からの加速もややもたつく感じです。マイルドハイブリッドとはいえ本当にアシストしているのか?!と思いました。知り合いの会社なので乗ろうと思えば高速道も走れましたが、その時は自分の都合で15分程度しか余裕がなく試すことができませんでした。
足回りは四代目の純正と比べても固い。自分がリフトアップで固いスプリングに交換していた時と同じくらいです。四代目の最終モデルと比べて、安全機能や値段だけを考えるとフロンクスでしょうが、自分なら四代目のハイブリッド選びます。むしろ初期モデルのYE21Sでもいいくらい。現在四代目を乗っていて特段乗り替えの必要がなければ、自分であればフロンクスは選ばないかなぁ。どちらかといえばeVITARAが気になりますが(笑)
巷で褒めちぎっているクルマリポーターとのイメージギャップが浮かんできますが、Cyber‐Kさんのこの試乗記には「つい先日まで四代目エスクードに乗っていた」というリアリティがあるわけです。やはりフロンクスはブランニューであるか、バレーノの系譜であって、競合他社を意識しなくてはならなかった欧州育ちのビターラとは異なるのです。
それにしても速いわこの試乗記!