と言ったら「桜餅のスイーツ買ってきた」という気の利いたリアクションで、春の彼岸は平穏に過ぎていきます。桜葉こそ付いていませんが、一応は道明寺です・・・
んー・・・これほんとに道明寺粉で作ったものだろうか? パッケージにはもち米としか記載されていないぞ。
道明寺粉もまた「もち米を蒸して干した道明寺糒を砕いたもの」なので、広義には間違っていないんだろうと思いますが、細かいことを指摘しようものならば「いやなら牡丹餅でも食べてなさい」とかド突かれそうなのでやめときました。
「こういうメーカーは夏になったら『夜船』なんてのも売り出すのかねえ」
「夏は『水無月』でしょー・・・あぁ、あれって6月限定だっけ」
水無月に使われる「ういろう」も、もち米(だけじゃないですが)が材料の一つですが、そこまで行くと「牡丹餅」「夜船」「御萩」「北窓」と季節ごとに変化する菓子とはちょっと外れるかなあ。そう言えば道明寺の発祥は藤井寺の真言宗のお寺ですが、実はひたちなかにも時宗の道明寺が所在します。かけ離れているのか幾ばくかの縁があるのかは存じません。