考えてみればあれほどあちこち故障を起こしてその都度「これはまだ直せる」と抗ってきたBLUEらすかるの各部品の中で、91万キロ無故障でいたこと自体が奇跡のような話です。
そのトルクコンバータがこの冬、寒冷状態で滑り始めました。はじめは「これだけ寒いとATFが劣化していて粘性を無くして逆に凍結に近いことが起きるのか?」などと的外れなことを考えていました。
何故なら数分間の暖気によってこの症状は無くなるからで、その後の日中の通常走行には支障が無かったのです。これについて和邇さんが彼自身の体験を教えてくれた話によると、しばらく前に退役に至ったサイドキック1号の最後のトラブルが同じもので、寒冷期には平坦地での前進発進時にも影響が出たとか。
予防整備の必要性を助言され、ATFの交換を行い、主治医のところで部品が出るかどうかを調べてもらったところ、案の定リビルド品も流通していないし、場所が場所だけに修理も難しいとの答え。つまりいつかは確実に壊れる。それは明日かもしれないし、1年後かもしれない。
88000キロを残してこの仕打ちはきつい・・・