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  ~懲りない傾向~

立春大吉

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暦の上で季節を四等分する夏至、冬至、春分、秋分を「四至(しし)」と呼び、それらの中間点が「四立(しりゅう)」とされています。冬至と春分の間に来るのが立春。古来ここから一年が始まるとされていて、一年の運気を方向づける重要な日だとも云われているのですが、案外、前日の「節分」にたいていの風物を持って行かれて知らないことが多いような気がします。元日もそうなんですけど、運を流さないよう風呂入っちゃいけないとか。

縁起物の食材もあるようで、豆腐を食うなら醤油などかけずに白いまま塩をかける。邪気を払うならその力を持つ小豆を使った大福。立春の朝に作られた生菓子と、正月7日目の七草粥や節分の福豆に連なって「長寿と繁栄を」(そりゃバルカン人の言葉だ)祈念する風習があるようです。

てことは、春めいた旬の食材ならそれもいいじゃん。と、寒ブリを食いたくなるこのアバウトな考え。寒ブリ漁のピークは立春の頃まででちょうど旬ですもん。煮魚は好まないので刺身か塩焼きが僕の好物です。ただ、漢字で記す鰤というのは師走によく獲れるので魚に師なんだそうです。暮れのうちに食っていてもよかったのかー。

しかし呑気なことも言っていられなくて、ブリに関して漁獲量の枠が定められ4月から実施されることで、獲りすぎが戒められると。海洋環境が変化しているってことなんでしょう。クロマグロもそうやって水産資源として管理されてきたから、当面は影響軽微なブリも長期的には漁獲高の維持が課題になるのは避けられないようです。水産庁によると今後は鰆も検討対象になるとか。

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