Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

10年ひと昔とふた昔

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2005年、43万キロを走った先代とるねーどらすかるのあとを継いで走り出したBLUEらすかるは、その後10年で52万キロ台までたどり着きました。東北勤務だった頃のことで、この走行距離で2015年に年越ししています。フレームに腐食が発見され溶接修理をしたのはこれよりずっと前ですが、車体のあちこちの錆が顕著になって頭を抱え始めたのが10年ほど前になります。ぱっと見にはそんなふうには感じられない姿ですが、見えないところはすごいのよ。

ちょうど2025年への年越しで95万キロを刻みました。差分で記すと、この10年において走った距離が43万キロ。奇しくもとるねーどらすかるが残した記録です。車体の錆や腐食は当然拡大しているし、オーバーホールをしたからこそエンジンは正常ですが補機類の老朽化が目立っています。それでも先代の記録を超え、尼崎に在った伝説のエスクードの最長不倒距離を上書きし、現役で走れています。今は昔というより、今しかない。そんな気分です。

「ほぼ」週刊エスクードを作る 05

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二次塗装を行った本体の乾燥は済みました。試しにマスキングを剥がしてみました。自動車用マスキングテープの糊の強さは半端なものではなく、やはりハイストーリーの元の薄い塗装に悪さをしていました。糊自体が固着してしまったり塗装を剥がしてしまったりで、ツートンカラーの腰下の金系は見られたものではありません。凸凹を削り取り磨き直して再塗装するための作業を、例によって雑に行っているところです。青系の塗装は何度か吹き直しをやりました。

ここから先の塗装は面積的に吹き付けが面倒。というよりマスキングが億劫。細かな部分の修正塗装や上塗りもあるため、こんなこともあろうかのガンダムマーカー採用です。なぜかというと、例えばフロントフェンダーのウインカーレンズなんてたったの二か所で2ミリ程度です。ミニボトルのクリアオレンジを通販で買おうとしたら、単価はまあまあだけれど注文は3個からとかぬかしやがるのです。たぶん1滴か2滴の必要量に、そんなもん買えるかと憤慨してのことです。

ガンダム系のプラモデルなんて、それこそ最後に作ったのはいつのことか覚えていないくらい過去の話。ガンダムマーカーの存在は知っていたし別の小物塗装に使ってもいましたが、それらはガンダム用とか量産型ザク用程度のいわゆるアニメ版オリジンカラーでしかありませんでした。最近のは銀系から黒鉄色までどころか、金系、オレンジ系などすべてメタリック塗装の出来るセットがあります。これでツートン部分もグリルも背中のスコップも、もちろんフェンダーマーカーも塗り分けられる。

しかしソリッドの赤や黒、白といったものはオリジンカラーを選ぶしかなく、手持ちのガンダムマーカーも中身が固着してきて塗りにくいので新調することにしました。残る問題は、ローガンズとなった自分の視力と、指先の震えです。この作業と同時に、タミヤのミリタリーSASジープからスコップとホルダーに使えそうな部品を切り取り、スペアタイヤへの接着を開始します。ルーフレールは華奢すぎるので最後の工程に回します。

「ほぼ」週刊エスクードを作る 04

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二次塗装の乾燥をやっている間に、いろいろ失敗の記録をあげてみます。まず実際のクルマ用のマスキングテープが失敗。粘着力が強すぎて剥がれません(どうすんだよこれ)。ひょっとするとこのテープの糊に悪さをされてツートンカラーの金の部分、ミニカー塗装のままの方が剥離してしまう懸念が出ました。次にタイヤとホイールを某トヨタの四駆から剥ぎ取ろうとしたのですが、サイズが大きく「これはいいぞ」と思ったのにエスクードのホイールハウスにおさまらない。

ホイールのスポーク形状を変えようと製品のスリットにパテ埋めを始めていましたが断念。この作業でエスクードも車体をバラしましたがなんと、ガソリンタンクが成型されていない! てことで作ろうと考えていたタンクガードもやる気が失せております。ハイストーリーのミニカーは決して台座から外して下部を見てはなりません。ついでに言うと前後のサスペンションも作られていません。隙間が無くて新造も困難です。前回、塗装のクオリティを褒めたのに―。

某トヨタ車から剥ぎ取れ流用可能なのはルーフレールのみ。この二本でパーツ代換算8900円という贅沢品です。が、この細さ。上に載せる予定だったルーフラックもレールの強度を考えたらまず無理。これで某タミヤの1/35ミリタリー車はほぼ使い道が無くなりました。まあいいや、適度な大きさの「剣先スコップ」がパーツとして取り出せるから。

というわけで「ほぼ」週刊なので今回は1日前倒しました。明日は節分です。ことしは節分も前倒しな暦なのです。暦の運行も案外「ほぼ」なんですよ。あっ、今回と次回は、ほぼ中身のない記事が続きます。いーんです、購読料は発生しないんですから(なんかあの手の商品に喧嘩売っているなあ)

 

遊牧民の値段

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話がジムニーですからまあ無責任にもほどがあるようなことしか書きませんが、ジムニーノマドとやらは「シエラ比60万円プラスらしいです」と、Cyber‐Kさんが教えてくれました。これは本体価格のことでしょうから、登録など諸経費を加えた、4ATの乗り出し価格は値引きを0と考えた場合、300万円をちょっと出るくらいでしょうか。勘違いしてはならないこととして、ジムニーと言えども車格は1500ccの小型車だということで、当節そんな価格帯なのねと思わされます。

36年前に1600ショートの限定車を買ったとき、エスクード・ヘリーハンセンリミテッド(5MT)の乗り出し価格が265万円でした。その後93年にGリミテッドノマド(4AT)を買い足したら243万円、さらにヘリーハンセンを下取りにして手に入れたカタログモデルのV6ハードトップ(オプションてんこ盛り4AT)の乗り出しが250万円。そうかそのあたりが利益回収できる範疇かと勘繰ったものです。

ジムニーノマドとやらの割高感は否めませんが、89年から95年にかけての経済情勢や物価変動を比較して考えると、今では小型車版ジムニーも300万の壁を背負うんですね。それだけ立派になったんだと思えば文句の言いようもないでしょう。エスクードのノマドだって、出てきたときには内装がチープだの質感が安っぽいだのと散々な言われ方をしてましたから。

ノマドはノマドの再来となりえるのか。エスクードの方は前世紀に無くなっちゃいましたから、ここを比べても意味がありません。そうだと思える人にのみ遊牧民は戻ってくるものとイメージしています。

どうせうちのエスクードは「5ドア」で「ノマド」のサブネーム剥奪されてるもん(笑)

「ほぼ」週刊エスクードを作る 03

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結局、こんなものかなーと思わせる近似色は、メルセデスの特注色にあったライトブルーのメタリックでした。これを見つけるために塗料の通販サイトでカラー名を調べ、その名称とコードで画像検索し、80色ほどを比較しました。あくまでも近似色です。脳内補正かけまくりで無理やり納得するという、俺も年とったなあの心境です。吹き付けた瞬間は銀色が強くでて自分の方が蒼ざめましたが、乾燥させるうちに青味が浮き出てきました。しかし粒子が粗くざらつきます。あとで磨こう。

前回の記事でお気づきの方は、ごまかしの利かない良い目をお持ちです。前回の時点でなにげにルーフエンドスポイラーがついております。このパーツは、同スケールで某ポルシェの型式を覚えられなかったオープンカーから剥ぎ取りました。パーツ代として換算すると3500円です。1/43というスケールでの流用はなかなかコスト高になります。このあとTD11Wには付いていないルーフレールも調達しなくてはなりませんし、うちのTD61Wに付いているフロントガードやらスペアタイヤのスコップやら、最大難度と思っているエアロバグガードとこのスケールでのラジエターグリルもどうにかしなくてはいけないのです。タイヤとホイールの問題もあります。

だからこその雑でいい加減な逃げ道を置いておかなくてはやってられません。それはさておき、最初のサーフェイサーを吹くとき、元の塗装を剥がさないという手抜きもやってます。が、ちょっとだけ削ってみたら、お見事という薄い塗膜で仕上げられており、ハイストーリーのミニカーのクオリティを一部垣間見るのでした。この作例なんか二次塗装で肥大化の恐れもあるんですが、今のところそれほど目立っていないと思います。

さて「ほぼ」週刊ですので、次回は2月2日のローテーションなのですが、この日は節分行事だとかつくばーど®in天狗の森04だとかの記事が優先されますので、前後にずれます。

それを書かずにいられないのか

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欧州にあってはビターラの販売は続いており、2025年モデルの試乗リポートなんてものが忘れた頃に出てきます。一応褒めてくれていますがプラットホームを考えれば既に10年以上前のクルマにアップデートを重ねている車種。そこを旧時代感は拭えないと書かれても、そんなの当たり前じゃんとしか思えないし、安っぽい内装って「またそれかよ」の評は、ライターのアタマも前時代思考だと言いたい。それらは日本円換算で500万円を超えるという点に向けての声でしょうか。

試乗はイギリスで行われているそうで、価格帯はともかくイギリス人ってそういうところに神経質になるかなあと感じます。室内サイズの小ささについては苦言くらいは出るかもしれないけれど、この手のリポートには、かの国の人々がビターラというブランドに何を思いどうとらえているかを書いてほしい。性能に関するライターの主観なんて、主観であるがゆえにどうでもいい話で、ユーザーの声からこそその資質や性能が見えてくるものではないかと思うのです。

「ほぼ」週刊エスクードを作る 02

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初代エスクードの最終型あたりで採用されたマイアミブルーメタリックⅡという車体色は、当時のスズキでエスクード以外に使われていたかどうか既に覚えていません。水色のようで水色でなく、スカイブルーというのもちょっと違う。とはいえマイアミなんかに行ったことが無いので現物を眺めて色のイメージを考えるしかありません。いやほら、カラーコードを使ってそのものの塗料を調合してもらえばいい話ですが、めんどくさいので今回はやりません(いいのかそれで!)

しかし昨今、模型店が激減して、あった見つけたと飛び込んでも長い年月置きっぱなしだったボトル入り塗料の保存状態が悪く、買い物にならない。田舎にあるカー用品店などさらに過酷で、人気色の塗料しか扱っていない。昨今、このような彩度明度の青はどこのメーカーのクルマも使っていません。この手の材料を近場で得られるのは画材屋が開く模型コーナーだけでした。悪魔の誘惑ですよ、画材屋にはアクリル塗料が豊富にそろい、エアブラシも売られている。自分で調合できるのです。が、塗装後に取り付けるパーツの調達が予算的に優先度を上げており、これもやらないのです。

模型塗料のスカイブルーを一時塗装してみました。こんなものだよねーとちょっと言えない青です。これは理由が分かっています。赤成分が足りないからです。フジミ模型のエスクードをインビエルノブルーメタリックに塗装した時、青と銀と白を調合してもその色にならず、試行錯誤で赤がほんの少し必要という答えを導き出しました。今回も同じです。だけど雑でいい加減な仕事を貫きます(全く自慢にもなりゃしない)

さてこれは後継車になるのか

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スズキが本格的に「e VITARA」の世界戦略を表明しました。新型車のアピールだけでなく、BEVを世の中で走らせるための充電施設といったインフラ整備にも及び、インドにおいてはその市場環境を多角的に整えていこうとする考えのようです。同社はおそらく、小型車の生産拠点を海外に設け、本国さえもそれを仕入れて販売するシフトへとかじ取りするのかもしれません。国内での軽自動車トップクラスメーカーという看板との両立でしょう。

その流れは今後を注目するとして「e VITARA」。バッテリー型電気自動車という冠をつけた「ビターラ」。なぜわざわざビターラを呼称するのかと言えば、世界的に知名度を持つ商品であるからですが、ハンガリーのビターラとの区別もなされる。一度はハンガリー版を四代目エスクードとして国内投入した経緯があるとはいえ、この発動機の区別が、果たして新しい世代のエスクードとしてどちらに転ずるのか興味が尽きません。

バブル経済末期に、四輪駆動車のニッチな市場を切り拓いた初代エスクードの時代から、ヨーロッパではビターラのネーミングを使用してきたけれど、ニッチな領域から昨今のSUV市場を出現させたことで、エスクードの役目は果たされたのかもしれません。僕は初代エスクードの二年目から「ウルトラスーパーな」エスクード馬鹿になっていますが、その馬鹿さ加減が感じることは、「e VITARA」はその名をもって世界戦略に臨むのだろうと。新しい株が生まれ育って行くのではないかと思っています。

僕ならそうする。

型式の歪曲は看過できぬ

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モーターファン定番の「~のすべて」がスズキフロンクスを取り上げました。まだ記事はほとんど読んでいません。ですがスズキの今で言うSUVを概略だけ紹介するページが随分と割かれていて、といっても大半はジムニー、エスクード、グランドエスクード等などですけど、エスクードの型式表示が雑。初代から三代目までを「T0〇」として一絡げにしてしまうのは無茶もいいところです。初代だけでも01は1600のことで11、31、51、61(海外には21もあった)の区分けがあります。

二代目も同様で、02だけでなく52も62もある。「0」では片付けようかないうえ、三代目に至っては「0」系は存在しないわけです。車雑誌が、スズキの車種に絞って作っているムック本でこのような煩雑な書き方をするのは看過できません。この誤解を招く型式表記が独り歩きしないと誰が言えるでしょう。特に三代目のユーザーさんは怒るべきです。そこに目が行ってしまって、フロンクスの記事なんか読んでいる場合じゃないのよ腹立たしいのよ。

「ほぼ」週刊エスクードを作る 01

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年末年始の騒ぎで着手の遅れた下手の横付きを始めました。「作る」などと生意気なことを書いていますが手先は元来不器用ですし眼もついて行かなくなっているので、まともなものは完成しないと思います。そのうえラジアントレッドマイカの車体色をマイアミブルーメタリックⅡ「に、できるだけ近い色で塗り替える」程度のことを「作る」なんて言っちゃっていいのか、な話でもあります。でも素体はTD11W、ここも可能な限りTD61Wに仕上げるのは不器用には辛い作業です。

早速サーフェイサーを吹いたのですが、まずこのマスキングの雑なこと。ヘッドライトやテールランプ部分はもう指先が動かせず霙がやってくれました。そこだけは完璧な防護になっていますが、あとの自分でやった部分はなんだこれな体たらく仕上がりです。

しかもですよ、僕はこの石膏っぽい状態が結構好きで、早くも「これでいいじゃん」な気分。ずーっと昔、「DX‐Xボンバー」を購入したらば赤だったんですよ。赤いのは母艦に搭載されている合体ロボ・ビッグダイエックスの方で、母艦であるXボンバーはつや消しの白なのです。そこで白基調のサーフェイサーを吹いたらなかなか良い仕上がりになってしまって・・・という過去がありました。蛇足的に言うと「レンズマンの宇宙船ブリタニア」には、グレー系のサフを使ったらこれまたうまくプラスチック感が消えて、塗装に至らない経験を多く過ごしています。

まあ、この記事が「ほぼ」週刊ですから、第二回目以降があるかどうかわかりません。それくらい雑でいい加減な作業をしているということをご了承ください。