Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

1987年の確信犯

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どの雑誌だったかもう忘れましたが、新型ジムニーがこんな形になるのか、エンジンに1500も加わるのか! と、当時の読者を注目させた記事をあらためて見るとですよ。1987年時点でここまで描画を正確に描けるだけの情報が伝わっているわけですから、量販試作も終わっており、乱暴な言い方をすればメーカーサイドと出版側とのやらせにも近いやり取りがあっての、「NEWジムニー」なる見出しだったんでしょうね。

もともと「次期ジムニー開発計画」に端を発した「新型小型四駆開発」へのスライドがエスクードのデビュー譚ですから、おおまけにまければ広ーい意味では間違いとも言い切れないのですが、読者側ではあの頃の誰もエスクードなんて知りもしない時期です。NEWジムニー? と言われたら「なんですとーっ」とリアクションするのは自然でした。やだなー確信犯って(笑)

 

「あの頃」じゃないので

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やれクラシックだの懐かしの名車だのと36年にもなってから褒められるくらいなら、なんで当時もっと高評価してくれなかったのよ?(悪評ということもなかったけどね)と感じるわけです昨今の初代エスクードリポート。でもってどちらの記事も「それで? それを今どう解体新書するの?」と最後まで読んでみて、「私は初代モデルについてこう考えるのだ」という論評が出てこないところにもどかしくなるのです。

こうも初代の出自素性に絞ってまとめているのを邪推・・・失礼、好意的に拡大解釈すると「お前ら、エスクードって言うとすぐグランツーリスモに出てくるモンスターマシンをイメージするだろうけどそうじゃない」というメッセージを無理やり想像するしかないなあと思っています。まあそりゃしょうがない話で、若い世代になればなるほど、クルマの記事書いてる人の中にだって、初代エスクードなんか実際に乗ったことない派が大勢を占めるんですから。

なればこそこの手の記事には正確さを期待する一方で、なぜエスクードを取り上げるのかについての論評も読みたいのが人情なのです。あとさ、あの頃は良かった風なこと読まされても何も感じないんだよ。X‐90と1600の貨物車と直4の2000を除けばだいたい乗ったし、まだ1600にも2500にも乗ってるから。

Team WESTWIN Warriors#195と2分の一

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195と2分の一なんて使い方はイレギュラーですがKyushudanji Team Japanの話題が主なので、WESTWINとは間接的なかかわりでしかないから番外編です。

アジアクロスカントリーラリー2024の総合順位は18位。30年前のランドクルーザー80ですから、マシン制作の趣味的な思い入れと技術力、ドラ・ナビの腕前など、森川さんたちの善戦ですね。

で、実にまぬけな話で、島さんが「エスクードも良い走りでしたよ」と言ってくれているのに、彼が送って来てくれた車両の写真を見て「80のゼッケンと違うじゃん」としか思わなかったという節穴な眼でした。

これこそが総合19位でゴールしたTeam BANDIT Thailandの二代目エスクードでした。島さんすみません、最近白内障が出てきて←いいわけにならん

Team WESTWIN Warriors#195

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島雄司監督から送られてきた、最新の川添機のモデファイ写真。

えっ? どこをどう・・・

・・・そこかい!

 

このようなボケと突っ込みをやり合っていたら、17日、タイで行われているアジアクロスカントリーラリーの現地写真も送られてきました。島さんは森川欣也さん率いる「チーム九州男児」にかかわっていて、同チームは齢30年というランドクルーザー80で出場しています(なぜか送られてきた写真は別のクルマ)。17日夕刻の時点では完走暫定28位のようです。

The beginning of autumn.

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蒸し暑くても焦げるほどの暑さでも、暦の上では夏にひと区切りがついて立秋なのです。

そんなわけねーだろうと昔の人に苦言を呈すれば「暑さ寒さも彼岸まで」と切り返されるのがオチです。要するに夏真っ盛りなんですが、風情を愉しむ心持ちも無くてはならないということなのでしょう。

もうちょっと頑張れば盆休み。熱中症にお気をつけてお過ごしください。

来た見た触った!けど走れなかった

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スズキフロンクスの先行展示会に出かけてきました。自販の開店時間前からお客さん大勢です。展示会なのでショールームのど真ん中に鎮座しており、乗れても走らせられません。置いてあったのはプロトタイプでFF版と思われますが聞いてみるとリッター19キロくらいだとか。主治医のところでナビについて吹聴していった営業マンは後で絞めることになり、「1グレードなので全車ナビ装備です」と確認できました。たぶんFFと四駆の価格差と勘違いしていたのではないかと考えます。

全長4m未満とは思えないほど大柄です。車幅の影響でしょう。背も低いので後席に乗ったら座高ン10cmの僕は頭が天井に触りそう。隣で熱心に各部の撮影をやっていた小柄なお嬢さんに聞いてみると「私でも低いと思います。乗り込むときドア枠に頭ぶつけました」とのこと。ただ、リアサスがリアシートよりも少しだけ後方に設置されているので、四代目エスクードよりは乗り心地の改善が期待できるかもしれません。

エンジンルームはクラッシャブルゾーンを兼ねているようで、すかすかです。1500ccの6速ATで四駆はトルク不足だと言われているようですが、タイヤの60扁平が良くないんじゃないかと感じます。これは二代目エスクードで標準だった65扁平を70にしただけでも改善できたことを思い出します。基本的には日本仕様だというし、スイフトのエンジンでもあるため、国産のバッテリーを積めるよね?と問い合わせましたがまだレクチャ不足で「すみません、わかりません」

装備品やカラーバリエーションについては、正規版ではないカタログ(のようなもの)と、広報用チラシに割と細かく書いてあります。市販仕様の車重がどう変わるかもまだ教えてもらえません。でも「これいくらするんだ?」が最大の関心事ですよ。ということでこの車体色の四駆でドライブレコーダー、ETC2.0、ドアバイザー、フロアマットをつけての乗り出し見積もり(茨城県価格)が・・・だいたい渋沢さん326人でした。FFなら300人を割るのかも。納車までは約三か月だそうです。

ただ、上記装備品が要るか要らないかの判断もできますから、一切要らないよとなれば191180円を削れますし、よくよく見ていくとJAF加入代とかも組まれている。これは僕の場合はすでに会員なので5500円削れます。希望ナンバーも6270円入ってる。よくわからんのが「お申込金含む」(額不明)とか、「道路サービス関連費用」(5500円)とか、「保証がのびたS」(10500円)など。さらに下取り車の有無、FFでいいし選ぶ車体色は単色にするとなればまだ見積もりは変わります。

妙に褒められてるなあ

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「プロトタイプ」と但し書きのついた日本国内への輸入仕様が公開され(こっちの地元じゃ明日、関係者向け講習会があるそうな←僕は関係ありません)、メーカーサイトでもインプレッションが載りました。ちぎるほどでないにしろ褒められています。ここで「バレーノと同じプラットホーム」というコメントに「えっそうなの?」、「デストロイドファランクス」というダジャレに「何十年ぶりだぞそんな名前聞くの」などと反応してます。

日本仕様のフロンクスにはFFだけでなく実用的な四駆も用意されることとなり、妙に高そうな質感から道具感は薄れましたがクロスオーバーSUVとしての面目は立つようです。エスクードをカタログ落ちさせてのこれですが、短絡的に後継モデルと決めつけるのは早計な気がしました。スズキはこういうものも作るんだという新機軸として見なくちゃだめなんでしょうね。ただこの高級っぽい感が、インドで作るから人件費などコストを抑えられるって裏話には不快感があります。

で・・・他所でも評価されているフロンクスのリポートに対して、事実は事実なのですがエスクード、引導渡されてしまいましたよ。

これは要確認ですが、ナビゲーションシステムが標準装備ということらしいけれど、うちの主治医によるとナビなしで280万円くらい、装備で300万円くらいと自販から説明されたという話です。

あちこちで見る好評な前情報も珍しい気がしています。けれどもよくよく考えてみると、フロンクスにはトヨタ版のОEМが控えている? とすれば、いきなりやれここがダメだのアレがチープだのと書き立てられねーよなあって、メディアの忖度がにじみ出ているようにも感じるのですが。

譲れなかった思い

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何で今どき「魔法騎士レイアース」のリメイクなんだろうと考えると、例の「呪い」よろしく当時登場していたいろいろな固有名詞の元になっていた車たちがほぼカタログ落ちしたからだな・・・とひんしゅくを買いそうな考えに及んだわけです。あれらの名前を使うにあたって商標の取り扱いがあったとすれば、商標自体は更新されていれば今なお残っているでしょうから、「レイアースの呪い」は無関係なのですが。←いや関係ないってば

あれほど沢山の有名なクルマたちの名前が扱われていた中で、やはりあれです。「伝説の鉱物」。群雄割拠ともいえる人気車種を押しのけ、物語のキーアイテムとなる重要なところに「エスクード」を持ってきた。CLAMPすごいなと、最初は思ったんですよ。異世界を護るために召喚された魔法騎士を成長させ、極みにおいては魔神をも創生する力を持った結晶体です。ご存じのように「エスクード」とは「楯」のことであり、そりゃあアイテムとして申し分ないネーミングだわと。

ところがですよ。せっかくTA/D11乃至31系の車体色三種にも似たこの鉱物から生成されたものが「剣」だったところで、早くもレイアースを放棄したのは僕です。まあわかりやすく戦うアイテムと考えたらそうなるんでしょうけど、それだったら「エスクード(楯)が変化し、エスパーダ(剣)となった」って、なんで当時の原作陣もアニメ制作者も気付かなかったんだろうと、そこが譲れなかったのです。エスパーダってクルマも過去に存在したのですから。

Do you have any holidays in July?

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七夕が過ぎて夏の扉は全開放です。今週末に海の日の重なる連休が巡ってくるのはありがたいことですが、「何それどこの国の話?」というご多忙の方もいらっしゃることと思われます。お察しいたします。

お休みのあるなしに関わらず暑さは右肩上がりの時期です。夏の日差しは嬉しいものですが油断もならないリスクと背中合わせ。夏バテ要因の蓄積もこれからです。元気よく夏を乗り切れますようご祈念いたします。

 

跡継ぎ問題

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何やらスズキがわざとらしくティザーサイトのフライング公開までやったらしい「フロンクス」が、近日(秋?)出るぞの報。ビターラはビターラで海外販売が続くわけですが、国内ではブランドとしてのブランニュー乍ら、早くも「エスクードの後継」と囁かれているのがなんともはやむにゃむにゃなげほげほです。ОEМの売れ行きに押されちゃうんじゃないかと不安材料しかないんですけど、作ってるのがスズキだから損にはならないのか?

それよりも、自動車デザインの流れがまだこの手のクロスオーバーであることの方が、憂いは大きいです。ほんとにこのところのスズキは小型車セダンをやらないなあ。

それとどうでもいい話ですがこのテールランプ。なんだか仮面ライダーガッチャードっぽくて(笑)。もうあの番組も終盤で9月には新しいの出てきますが。