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  ~懲りない傾向~

実寸の脅威

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おなじみ?の牛久阿弥陀如来大佛さんは、アングルと高さによっては「何処かへ向かって歩いている」ようにも見える・・・気がします。

近くに送電線と鉄塔もありますし、これがもうちょっと夕暮れ時だったら立派に怪獣絵巻(かなり罰当たりな発言)。どれくらい高いのかと言えば、像高100mですから、グロイザーロボ、バルディオス、ゴッドライディーン並みの大きさです。

しかし、こうして森の向こうに見えているお姿は、さらに高さ20mの台座に乗っているので、それを合わせるとUFO戦士ダイアポロン、無敵鋼人ダイターン3、合身戦隊メカンダーロボ、宇宙魔神ダイケンゴー、Gforce版メカゴジラと同じ巨大さとなります。

・・・いや、最近、それは逆だと思うようになりました。ダイアポロンからダイケンゴーあたりまではね、スーパーロボットヒーロー全盛時代の産物だから目をつむれるけど、平成におけるメカゴジラなどと言われたら、もうゴジラともどもあらたまってマッドサイエンスとしか受け止められないのだわ。

フレームとか関節とか駆動系っていったいどうなってんのよメカゴジラ?

少し違うかもなあ

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異なる世界、異なる時・・・を舞台にした、天と地と生命の終焉と再生譚。と簡単に書いちゃって、これで合っているかどうか甚だ怪しいので、冒険と幻想の物語(それも違うような気がする)と前置きして『ダーククリスタル』が、今になって再び制作されるのは嬉しい話なのです。

 

映画館で、当時は一度入館したら繰り返し上映を観られましたんで、これ一本のロードショーだったか何かと併映だったか忘れましたが、丸一日暗闇の中に居りましたよ。それが1983年のことですから、いつの間にか干支も三回巡っておりました。一昨年、制作が発表されたときにはリメイクかと思っていました。が、ふたを開けてみると「前日譚」が作られたようです。

予告編やストーリーボードを見てみると、前作の作風をきちんと生かしているけれど、なんかちょっと違うかなあという印象。ゲルフリンの顔立ちは、前作(左図)の方が「すっと入ってくる」感があります。人に見えてはならず、といって感情移入できないほど怪物であってもいけないという厳しいデザインワークスから生まれている(まあその割に、このキーラという少女は後にタレントの彼女がよく似ちゃってるんですが)キャラクターだけに、ちょっとアクが強くなってしまってます。

それでも8月末の公開は楽しみです。楽しみなんですが、なにこれネット配信かい。

そういうの不得手なんだよ劇場でやってよ。

潮風よ、縁があったらまた逢おう

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とか言われて(言われたのか?)いつしか40年。あの頃のビデオソフトはそこそこ高価で全巻を揃えることはあきらめ、このサブタイトルである25話と最終話の収録された最後の1巻だけを持っていました。ところが40年。先の彼岸の頃に、突如、ぴあが「全26話を3巻に分けて完全収録した『宝島 COMPLETE DVD BOOK』が創刊決定」などとリリースしてくれちゃって、それはもう「生きてりゃこそのお宝よ!」(21話)と小躍りして予約を入れておりました。

このテレビアニメーション、内容はいまさら説明する必要もないスティーブンソンの冒険小説が下地となっていますが、ひょっとすると、あまりの個性的すぎるキャラデザインや物語のゆっくりとした進行具合から、放送当時に途中で投げ出した人も多いのではないかという作風。僕自身はとにかく毎回、我慢に我慢を重ねて見続けたのですが、最終話まで見届けた人々は「名作」と評価してくれているものと信じております。しかし毎月配本、7月まで待ちくたびれさせられるわ・・・

 

三つ子の魂

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これはその絵本じゃないです朝ドラ「なつぞら」がいよいよアニメーション編に入って、前宣伝の頃から言われていたアニメーターへの成長譚に移っていきます。主人公・奥原なつのモデルに選ばれた昭和三十年代現役の女性原画家は奥山玲子さんで、動画会社の先輩原画家にもりやすじ(森康二)さんがいる時代。そういうデータが活字や絵によって僕の頭に入ってくるのは昭和五十年代になってからでしたが、この二人が原画を手掛けた「わんぱく王子の大蛇退治」は、総天然色絵本が物心ついた頃家にありました。

実際のアニメーションはずっとあとになって、上野かどこかの映画館で、祖父に連れられて見た記憶があるのですが、これがいつだったかはさすがに覚えていなくて、そのくせ内容は絵本で補完されるし何よりスサノオだのヤマタノオロチだのクシナダだのというキャラクターの動画がものすごくて、家で見ているテレビ漫画のそれとは段違いに動き、鮮烈に記憶に刻まれるのでした。

やれやれ、齢がわかるよ。

もりさんや奥山さんの時代というのは、大塚康夫さんあたりが若手のアニメーター。この映画ではスサノオが駆るアメノハヤコマとオロチ、スサノオの戦いが大塚さんたちの仕事ですが、それ以外にも波の情景、炎や氷の描写と、手描きアニメーションの技術には目を見張るものがあります。

こういうのを二つか三つの子供に見せちゃだめだよ(笑 いいのかそんなこと書いて)。一発でノックアウトされますよ。これだから僕の人生、作り手にこそならなかったけれどアニメーションと特撮の泥沼にはまっていくのは、間違いなく絵本を買ってきたはずの親父のせいです。

ただ、アニメの世界以上にのめり込んだのは、この映画が描いた日本神話の部分で、高校までは物書きの師匠の偏った講義、大学では単位の足しに民俗学を履修するに至って、今なお抜け出せていません。親父の狙いはむしろこっちにあったのではないかと思われますが、結局「学者じゃ食っていけんぞ」とか言いやがったのも親父です。

僕らの世代は少なからず、もりさんや奥山さんの描いたキャラクターでモノクロテレビアニメを見て育っているのですが、その時代を朝ドラがどこまでやってくれるのか興味津々で、そういうことを考えていて、つまり俺って遂に朝ドラ視聴者世代に突入したのかと自覚させられるのでした。

それはそれで癪に障るので、「なつぞら」は帰宅後に録画で、霰や霙も巻き添えにして観ているのです。

ガンダムの性能を当てにしすぎる

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でもやっちゃう

人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、独立戦争が起こって、スペースコロニーを地球に落として総人口の半数を死滅させた背景を持つアニメーションドラマ設定が、モビルスーツの世界です。それをまたオリンピック、パラリンピックの応援企画に持ち上げるなんて詭弁だわ。

昨日のテレビニュースを見ていたら「(オリンピックは)戦争を中断させてまで開催した云々」という発言がありましたが、戦争で中止を余儀なくされた歴史もある。配信では「宇宙にファンタジーを追い求めて開発を続けている大人をばかにしてはいけない」といったコメントも聞かれました。しかしながら、その試みとオリ・パラ応援がコラボレーションされる企画自体が「考えろ」と言われても双方のネームバリューをあてにしているに過ぎないとしか、思われないのではないか。

冒険や挑戦に臨むのであれば、それこそガンダムなんぞに頼らず「そのために、まあまた巨大ロボットだけどさ、モビルスーツなんかじゃないまったく新たな金型起こすのよ」の勢いで、脱ガンダムな新しいキャラクターを生み出すべき(その割に僕もGメカを挿絵に使ってますが)。しかも具体的なプランがほとんどこれからって、だったら別のところでやってる「設定寸ガンダムを動かす企画」どうにかしなさいよと言いたい。声優にあほなセリフを言わせてる場合じゃないです。

 

衰退の一コマ

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特別考えも無しにトイザらスに出かけて驚いたのは、プラモデルのコーナーはあるけれど八割以上はガンダム関係。そこに用は無いのだけれど、コーナー端っこにあったはずの塗料やら薄め液やらトップコート類がまったく無くなっていました。接着剤すら買えません。

「ええ、今のガンプラはスナップフィット組み立てで接着剤は不要ですし、ランナーも色分けされているのでそのまま完成させられます」

そんなこた知ってるけど、そういうことじゃないのよ・・・ と思えど、近場の模型店はみな閉業しちゃったし、個人の玩具屋自体、トイザらスの進出で何十年も前につぶされて久しい。そのトイザらスが他の量販店や通販に押されて品ぞろえの整理をした影響を、こんなところで味わうとは。ホームセンターにも寄ってみたけど、マスキングテープなんか売ってませんわ。あり合わせと在庫で作業に臨むのですが、手持ちのスプレー缶が完成まで空にならないことを祈るばかりです。

というわけで、まあいつものろくでもない遊びなのですが、新・仮面ライダーSPIRITSの解説では、バダンが開発した特殊戦闘バイクとしか記載されていなかったので、著者の村枝賢一さんには無断で勝手に「デスハウンド」と命名しました。後に仮面ライダーゼクロスが名付ける「ヘルダイバー」という名前と対称化するなら「アークエンジェル」とでもしたかったけれど、それはあちこちで使われていたのでやめときます。

 

搾取されまくり

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トライチェイサーからライドストライカーまで。

これが四枚組CDのおまけなのか、ピンバッジセットのおまけにCDが四枚ついてくるのか、ようわかりません(企画的には前者だそうです)

先日、エンブレムシリーズで血迷ったばかりなのに・・・ こんなことだと「仮面ライダー生誕五十周年」が今から怖い。

しかしですね、この企画、ラジオ番組とのタイアップだか何だか知りませんが、声優二人が出てきていちいち番組紹介をしゃべくりやがる。一部の楽曲を除いて歌った人がどうでもいいコメントを語る。

そんなのライナーノーツに綴っとけば済むことで、これを買い求める人にわざわざ説明するという演出自体が無用の長物。しかもですよ、「仮面ライダー剣」の第二オープニング曲が無い。「仮面ライダー響鬼」の収録はなんとエンディング。これはそれぞれのファンは怒るだろうなあ。

と思ったら、四枚組版ならば四枚目に、全ライダー主題歌のノンストップミックスがあって(これだけ別売版もある)、そちらには「剣」の曲は入っていました。ところが「響鬼」は第二オープニング曲を拾っているだけで、ファンが期待していたであろうあの曲はやはりありません。

プロデューサーサイドはほんとに「響鬼」前半に思い入れが無いんですねえ。それなら「クウガ」も消しとけばいいのに←暴言

ついでながら、一枚のディスクにそんなに沢山収録するなら最初から一枚で済むじゃないかと再生したら、四枚目はテレビ放送スケールのメドレーで、ノンストップという割にはぷつぷつと途切れがちなドへたくそミキシングでもあります。となるとこっちで個人の趣味として編集していらねー声優談義や歌い手コメント削除してやろうとしたんですが、それぞれの楽曲トラック上にあるんで安物の車載オーディオでは歯が立ちません(泣)

連中だな、仕掛けたのは

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「まったく。ガンダムのこんな姿は見たくもない」

連休中、つくばーど基地に遊びに来たいわさきさんが渋谷で見つけて買ってきてくれたエメラルドマウンテンは、発売二十五周年を記念して放送四十周年となる機動戦士ガンダムとコラボレーション企画を立てたのだそうですが、世界に2台あるらしいこの自販機は、なんだか企画サイトを見る限りでは渋谷では5日までだったの?

「こいつ、動くぞ?」

などと言っていいのかどうかは今日以降も渋谷にあるのか何処かへ場所を変えるのかの確認ができないといけないんですが、これほど膨大な数のデザイン缶、連休期間くらいで買いきれないし・・・

というわけで、お土産にいただいたのはデニム曹長と量産型ザクでした。

 

ウルトラの父になる ←タロウが

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するとウルトラの父は爺に、ウルトラの母は・・・などと余計なことを考えてしまいました。セブンとゼロのときにも呆れたんですが、ついにウルトラマンタロウもとーちゃんになってしまう三匹目、いやベリアルとジードがあるから四匹目の鰌企画。と思ったらティガにもそういうのがあったような・・・

ウルトラマンタイガ

一目瞭然、中央がそのタイガなんですが、じゃあ両サイド誰よ? と、それはリンク参照。歴代のウルトラマンにもほぼ、他のウルトラマンが客演し群像化してはいましたが、令和のウルトラは平成で進化させた一人三体の在り方を変えるようです。タイプチェンジではなく、一人の地球人に三人ものウルトラマンが宿っている。なるほど全員出てくると主人公と合わせて麻雀ができる(違)

防衛組織とまでは行かないかもしれませんが、民間警察機構という組織所属の主人公はX以来の立ち位置。しかし本人も知らないウルトラの力とは、また迷惑な話です。最近の憑依型ウルトラマンはしょっちゅう主人公の意識に干渉しているし、三人一度にしゃべくられたらいやだなあ。

それにしても、またしても母親不明!?

 

孤高の敵役

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その人々によって「敵役」「好敵手」「悪役」の最高峰は異なると思われますが、うちでは(うちって、僕ら夫婦はともかく霰とか霙が共通見解というのが時空の謎)異口同音、ハカイダーを充ててきました。

あの顔、ニヒルでも二枚目でもない。むしろ阿保面。にもかかわらず問答無用のアクの強さ。しかも強い。我が家の女性陣としては、変身前のサブロー株の方が高いそうですが。

ハカイダーの初登場は34話が終了した後の35話の予告だとか、35話終盤のシルエットだとか言われていますが、本編に現れるのは37話から。これはあらためて驚く話で、人造人間キカイダー全43話のうち、本編はたった6話しか出ていないのです。もちろん後番組のキカイダー01にも出ては来るのですけど、4人衆という魅力を持ちながらも孤高のキャラではなくなり、さらにはやられ役に格下げされてしまったのでそちらは割愛。

出てくるなりガンガンとジロー/キカイダーを追い詰めながらも道半ばで「キカイダーを破壊せよ」という目的を失いかけ、あと一歩まで迫りながらよりによって白骨ムササビなんて言うしょーもないロボットに瞬殺され、最終回にはいないという孤高にして悲劇の敵役。そこにハカイダー最大の魅力があるうえ、後に続く悪役が出てこようとも色あせないのでしょう。

そんなハカイダーの、今日は命日。合掌。