Team WESTWINの9月は忍耐のときであったようです。13日の大牟田におけるXCダートレースでは、パジェロミニのヘッドガスケットが破損し水の浸入でエンジンブロー。エスクードは競技日以前のドライバーの怪我やマシン整備の都合で、結果的には参戦不可能だったそうです。そのフラストレーションを払拭してくれるのは、WESTWINのライバルであるHANGAR所属のTA01R。さらに今回は、九州勢としてTA11Wが参戦しており、テンロクvsブイロクの対決が・・・
「うちやHANGARのエスクは4AT、てんろく・おーとま同盟なんだけれど、このV6は5MTなんですよ。タイムだとうちのパジェロミニと比べても1秒以上速い」
監督は7月の練習走行会のときに、そんなことを言っていました。しかし残念にも初参戦の11Wはオーバーヒートでリタイア・・・あれ? 監督、もうちょっと何かエピソードを話して下さいよー。
「競技の方は、かなりおもしろかったです。
白いTA01Wが岐阜から参戦されたのですが、これが上手い!
この白いエスクードは90分耐久の残り20分までトップを死守・・・あわやパジェロ3.0?を抑えて優勝か?とまでなりまして、結果は準優勝を遂げました。
もう1台のパジェロ3.0、それもPクラス(改造車)、そして多数の改造ジムニーをを抑えての準優勝。何よりたった2人での岐阜からの参加は、九州に来るまで大変だったろうに、それを感じさせないクレバーな戦略が見事でした」
パワーだけでは勝てない。まして熱い走りだけでは・・・
と、教えられた。また1から出直しと、監督は語ります。
「う~ん・・・あの走り。闘ってみたい! ワクワク身体がする。こりゃ火が着いたかな??」
不発に終わったWESTWINのTA31Wについて、耐久仕様への改修プランを練りながら、監督は7月に予定されていながら順延となっているJXCD第二戦に向け、20日の広島へと向かうのでした。そしてJXCD第二戦にて、あのチーム・ポーターレーシングの磯田さんが操るTA01RとWESTWINパジェロ・エボリューションの対決が繰り広げられるのですが、その件については#004にて。