東映まんが祭りのサービス復活よろしく、仮面ライダーWのお披露目も仮面ライダーディケイドの劇場映画によってでしたが、次に来る新しいライダーもまた、Wの映画の中で初登場するようです。
その名も「仮面ライダーOOO」・・・おい、伏せ字なのか今度のライダーは! と思わず言っちゃいましたよ。これで「オーズ」と読ませるらしいですが、いくらスポンサーが一緒だからって、何も最近のガンダムみたいなタイトルにしなくても良いじゃないか?とも
オーズ(OOO)の特徴は、この体に描かれている文様にあるらしく、ベルトのバックルにそれぞれの力を秘めたメダルを装填してコンボさせる。このオーズの場合、首から上(視力? 頭脳じゃないよね)が鷹、上半身(腕力?)が虎、下半身(脚力?)がバッタの能力で、「タトバ」(まんまじゃねーか。これはトライフォームとも言われているらしいですが)と呼ばれるそうです。
な・・・何もひねりがない。と一瞬思ったけれど、オーズの表記をOOOというアルファベットにして伏せ字のようにも見せるという発想は、なかなか幅が広い。動植物や昆虫、あるいは四大元素や陰陽五行と、組み合わせるキーワードの頭文字はほぼ無限と言っていいし、それで繰り出すコンボの数が次々と商品化されたらえらいことになります。
そしてこの伏せ字スロットは、3つの表音文字で読ませる名前を持った子供にとっては、自分の名前を当てはめることが出来るという、隠れた能力を有しています。たとえば「蟻の嗅覚」「ライオンの腕力(腕なのか?)」「レイヨウの脚力」でア・ラ・レコンボ。「木菟の聴覚」「ゾウの腕力(だから腕力なのか?)」「レオンベルガーの脚力」でミ・ゾ・レコンボなど。
しかしそれは罪だ。「シンゲツくん」や「ライゾウくん」のような3文字以外の名前や「レイ“ん”さん」のように“ん”が入っていたらアウト。指をくわえてみているしかありません。ここは少なくとも後半のパワーアップで、7文字や8文字まで対応したり、ん対策も施して欲しいところです。でもこのデザイン、Wの「半分こ怪人」に比べるとずいぶんオーソドックスにまとまりましたね。もっとも、Wはその顔立ちだけはまあまあ仮面ライダー然としていた。オーズも響鬼やディケイドに比べたらまだ仮面ライダーっぽいですが、企画力とデザイン力がこれだけ展開できるようになったのだから、ライダーからの決別をそろそろやらないと、いずれ東映はだめになっちゃうような気がします。