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  ~懲りない傾向~

地図にない道

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晴天北上川に沿って遡っているとき、以前から、どうもここの山には稜線に上がれるルートがありそうなんだけれど。と思っていたのです。たまたま仙台に戻るまで2時間の余裕があったため山すそへ分け入りそれらしき路地を2か所間違え、3度目にぐいぐいと登り続けるつづら折れの道を発見。10分ほどで稜線に出られました。

国土地理院の白地図ならばそんなことはありませんが、ツーリングマップルでは追いきれないレベルの林道というのは、その縮尺上いくらでも存在します。これもそのひとつ。今なら自宅に居ながらでもグーグルアースで見つけ出せるのでしょうけど、そんなんじゃ面白くないのです。

稜線の道は、そのまま進むと行き止まりでしたが、途中に尾根の反対側へ下っていけそうな分岐を見つけていたので、そこまで引き返して分岐を下ってみると、途中から対向車との擦れ違いは不可能な幅員になったものの、麓まで横断でき、古びた鳥居をくぐって、自分内新ルートの開拓に成功しました。

廃道をがしがしとアタックする林道探検もあるけれど、その尾根を越えていけるかどうか、峠を見つけ出すのも楽しい。2000年以降、不法投棄対策で綱を張られてしまった道も多いですが、峠を越えてこられると、ここの道はそっとしておこうという独占欲に駆られるのです。

もちろん、地元の人はごく当たり前のように擦れ違って山へ分け入っておりますので、独占も何もあったもんじゃないですけど。