Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

その日の東松島

その日の東松島 はコメントを受け付けていません

東松島土曜日の仕事が東松島市の野蒜というところで、この地も多くの人々が津波被害に遭ったところでした。この2月に始まった堤防のかさ上げによる地方道の復旧は、聞くところによると早い部分は来月中に元通りになるとか。野蒜の奥地では高台移転の工事も始まっていて、日に日に山が削られて地形を変えています。界隈の街並みは2年前のままですが、復興のフェイズは確実に前進しています。

その話はさておき、野蒜から東松島市の中心地に向かって国道45号線を走ると、青く塗られたT‐2練習機の128号機が沿道に展示されています。

正確にはJR仙石線の鹿妻駅駐車スペースで、合併前の矢本町時代に空自から提供された、町おこしのモニュメントです。練習機が何故モニュメントになるのかと言えば、この機体がブルーインパルスで使用されていたものであり、現在の東松島に所在する松島基地がブルーインパルスのベースとなっているからです。第11飛行隊についてはかき出すときりがないのでリンクで割愛。

b-i現役のブルーインパルスは、90年代にT‐4練習機へとスイッチしており、実際に訓練や展示飛行で見ることができるのもT‐4のみです。松島基地は震災の折、津波による大打撃を受けましたが、ブルーインパルスは九州新幹線開業の祝賀飛行というミッションのために東松島を不在にしていたことが、不幸中の幸いでした。

この偶然と、ことし3月末の帰還は、作家の有川浩さんも素材に取り上げており、ドラマにもなりまして、「空飛ぶ広報室」という題名は、航空自衛隊の広報サイトも拝借しているようです。

普段はあまりテレビドラマを見ていない理由として、仕事の軸線と恋愛の軸遷とを同列に配置してしまう傾向が強い番組づくりがあります。まーなんというか、仕事中は仕事に集中しろよと・・・仕事中に遊んでいるとしかみなされない僕が言っても説得力はなさそうだけど、そのあたりの展開が鼻につくから、見ない傾向なのです。

もっともそれを言い出したらドラマにならないので、文句を言う筋合いでもないです。が、空井二尉の「2秒ください!」のキスシーンには、やっぱり「やれやれ」と思っちゃったのです。

それでも、つくばーど基地へ帰るとしっかり録画して保存しているものだから、ちゃっかり見ているわけですが、本日がいよいよ最終回。前回、2年前の3月11日で幕切れしたとたんの、本年3月が舞台だそうで、その1週間のインターバルにはもっともっと沢山のエピソードがあったんだろうなあと、2年とちょっとを振り返ってしまいます。

今週は帰省していないため、「あの日の松島」により近いところで過ごしているため、21時になったらリアルタイムで観てみますかね。