森の水たまりの低地。という意味の、アイヌの人々が紡いだ言葉。
羽州街道の六郷宿には、いくつもの湧水地があって、古い街並みのあちこちで滾々と泉があふれ、流れていきます。そのニタイコツが長い年月を経て「ニテコ」と変化したところが、六郷でも1、2を争う名水なのだとか。
梅雨時の空はあまり見上げることをしませんが、そういうときには足元の湧水に広がる雨粒の波紋を眺めるのも、ちょっといいかもしれません。