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  ~懲りない傾向~

二割増しの享受とリスク

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雪道常磐道浪江以北の開通によって、常磐道と国道6号の通行車両は2割増しとなっているそうです。震災以前も常磐富岡から山元までの未開通区間が70キロくらいあったのですから、そりゃもう便利なはずです。

が、先週末の南岸低気圧北上に伴う「太平洋側、雪だよ」という予報やニュースにもかかわらず、金曜日の夕方ちょっと前から土曜日の朝まで、常磐道北側のあちこちと6号では事故とその処理、除雪に基づきずーっと通行止めとなりました。6号線に関しては、災害対策基本法に基づく路線指定も発令しての除雪通行止めが金曜夕方から夜にかけて行われました(解除の際の報

常磐道に関しては、

磐道:09時30分現在 ■通行止:下り@新地IC→亘理IC(雪) ■通行止:上り@亘理IC→新地IC(雪) ■通行止:下り@浪江IC→南相馬IC(雪) ■通行止:上り@南相馬IC→浪江IC(雪)

通行止解除【1月31日09:30現在】 常磐道 広野IC〜常磐富岡IC(下り仙台方面) の通行止めは、解除されました。
通行止解除【1月31日09:30現在】 常磐道 常磐富岡IC〜広野IC(上り東京方面) の通行止めは、解除されました。

という報がなされていましたが、このあと下り線では2時間もしないうちにいわき中央IC〜いわき四倉ICで事故通行止め。

浜通りにはあまり雪は降らない。という迷信は、迷信ですな。東北勤務になってから何度か、浜通りの車はスタッドレス履かないなどという冗談を聞いたことがありますが、ありゃ絶対うそだと思っているのですが、それにしても積雪凍結強風と、普通ではない気象と道路状況が実際に起こっているわけで、前走車の速度が落ちるのは当たり前のことなのです。

にもかかわらず、車間距離とらない人が多いよ。

インターネットを流してみると、このときに通行止めを体験した人のツイートで、南相馬から東京まで7時間を要したとか。6号線上の福島第一原子力発電所付近で3時間動けなかったとも。災害対策基本法に基づく路線指定というのは、第一に緊急車両の通行を促すためのもので、放置車両や立ち往生車両の移動作業、集中除雪を実施する目的で通行止めも行われます。

6号国道は避難道路としての再開通ではなかったのか。これはその通りなのだけれど、それを維持確保する上での優先順位は緊急車両なので、間接的に雪隠詰めにされてしまう人が出ることも避けられない。

だからなんだけれど、危ないときはゆっくり行かないと・・・